韓国にある3つの年齢の数え方
不思議な韓国の年齢文化についてご紹介します！
こんにちは
韓国人が毎日お伝えする
最新韓国旅行情報Creatripです！
韓国には日本とは異なり様々な歳の数え方があります。
きっと韓国の歳は聞いたことある方もいると思いますが、もう一つは何か知っていますか
韓国人も悩む歳の数え方についてご紹介します。
2023年6月28日に韓国でも満年齢に統一されました！詳しくは
満年齢
日本と同じで、生まれたら0歳、誕生日が過ぎたら1歳年を取る数え方です。
韓国では一般的に「法律関係」で使用されています。
また韓国では満年齢を使う際には絶対に「満」という言葉をつけて年齢を伝えます。
そうでないと1歳ほどサバを読んでしまうことになるんです
この謎は次の項目でご説明します
数え年
生まれたら1歳、新年を迎えたら1歳年を取る数え方です。
日本では数え年と呼ばれ、明治初期以前に広く使われていました。
現在は厄年の年齢の数え方などでしか残っていません。
韓国では一般的に使用されており、別名「韓国年」とも言われています。
慣習的に使われており、韓国で「何歳？」と聞かれたら必ず数え年で答えます
この数え年は生まれたら1歳なので、満年齢より年を早く取ることとなります。
数え年の算出方法は、「現在の年度－出生年度＋1」です。
数え年では、12月31日生まれの人は、生まれて1歳、その次の日お正月なので2歳となり、生後2日で2歳になってしまうという現象も現れます
しかし2023年6月28日に韓国で数え年が廃止され、満年齢に統一されました。
これから年齢を話すときに満年齢を話すようになるのか、気になりますね！
年度年齢
もう一つあまり知られていない年度年齢というものがあります。
これは生まれたら0歳、1月1日に1歳年を取る数え方です。
韓国では現在青少年保護法や民間防衛、兵役法、そしてニュースなどの公式な場面で使用されています。
現在の年度から生まれた年度を引くと算出できます。
この年度年齢は、公式的には満年齢を使わなければならないが、いちいち誕生日が過ぎたか確認するのが面倒だということでできた数え方だそうです。
満年齢を基準として数え年は2歳の差が生まれることがありますが、年度年齢は最大1歳の差なので、効率の良い数え方だと評価されています
2023年6月28日に年齢の数え方が満年齢に統一されましたが、元々年度年齢を使用している法律に関しては継続されます。
青少年保護法に適用されているため、酒類やタバコの購入にも影響を与えます。
韓国では現在19歳以上が成人なので、お酒やタバコは19歳になる年の1月1日から購入することができます つまり満18歳でも購入が可能という訳です。
早生まれ
日本にもある早生まれですが、韓国は少し異なります。
韓国は新学期が3月なので1月、2月生まれはその前年生まれの子達と同じ学年で入学できていました。
そのため1月、2月生まれの子達は韓国年では年齢は1つ下ですが、同学年の友達となり早生まれという言葉が生まれました
早生まれの人は同学年の人とも友達だし、同じ年に生まれた1つ下の学年の人とも年が同じということになります。
韓国では日本よりも年齢の上下関係が厳しいため、早生まれの人は周囲の人たちとの関係をどうしたらいいのか悩む人もいるようです。
ただ現在は1月、2月生まれもその年に生まれた子達と一緒に入学することになったので、それ以降は早生まれという言葉は使われなくなりました。
韓国人の年齢への悩み
上記のように年齢の数え方が3つもあり、早生まれまで存在する韓国では年齢への混乱が生まれることが多々あります。
そのため韓国でも年齢の数え方を統一しようという考えが強くなりました。
SBSニュースオープンサーベイ世論調査によると、92.4％が統一した方がいいと考えている結果となりました。
またどの数え方に統一するかについては満年齢が61.8％、数え年が38.2％となりました。
2023年6月28日に満年齢に統一されましたが、慣習的には完全に数え年を使用しているため、統一するにはかなりの努力が必要だと思います。
いかがでしたか？
韓国の不思議な年齢文化を知っていると韓国人との関係がうまく築けるので、ぜひ覚えておいてください
それにしても日本も数え年（韓国年）を使っていたなんて、初めて知りました
やはりアジアは似ている文化が多いですね
ここまで、韓国にある3つの年齢の数え方についての記事でした。お問い合わせ事項がある場合、本ブログ記事のコメント欄にご記入いただくか、help@creatrip.com までメールもしくは、公式ライン@creatripまでメッセージを送ってください。
