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韓国の高校文化

知らなかった韓国の高校文化!韓国の高校の種類は?女子は学校にメイクしていっても良いの⁈

정영여영이
4 years ago
韓国の高校文化-thumbnail
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こんにちは

韓国人が毎日お伝えする
最新韓国旅行情報Creatripです!


前回、韓国の大学文化をご紹介していきましたが、今回は大学生よりも若い「韓国の高校の文化」をご紹介していこうと思います

韓国の高校生にとって思春期のトキメキ 以外に、最も重要なのは大学修学能力試験、略して「수능(修能:スヌン)」!

日本の高校生とは少し違う韓国の高校を知ってみましょう!

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韓国の高校文化

韓国のクラス分けは男女別クラス?

韓国も日本の高校と同じように、男女共学校があり女子高、男子校もあります。

これは、高校がテーマになっている韓国ドラマなどでも見たことがあるのではないでしょうか?

しかし、共学の同じ学校の中で男子クラス女子クラスに分かれている学校が韓国にはたくさんあります。

日本ではそんなにないのではないでしょうか?

男女別クラスや高校は、学生たちを熱心に勉強させるため恋愛から遠ざけたり、学校側の運営伝統を受け継がせるという目的があります。

しかし実際は大人が考えるよりも子供たちは成長しているので、クラスや学校の垣根を越える高校生にとっては、男女別にする意味が薄れているのかもしれません。




韓国は高校の種類がたくさんある?

日本でも進学高校に加えて、商業高校、工業高校など、より専門的な学習ができる高校がありますよね

韓国にも様々な特色を持った高校があるんです。

普通高校(일반고등학교)に加えて、自律型高等学校(자율형고등학교)、特殊目的高等学校(특수목적고등학교)などがあり、環境や教育方針にも非常に大きな違いがあります

日本と大きく違うところは、韓国には高校入試が無いということ

1970年代に実施された「高校平準化政策」により、内申点と適正試験の成績を基準にして各高校に振り分けられます。

なので、行きたい特定の高校や、特別な専門高校を希望する場合のみ、高校ごとの入学試験を受ける必要があります。

専門高校に進学した場合は、一つの科目を専門として学び、自分の才能を育て、卒業後は就職する人がほとんど

しかし、専門高校は教育熱が高い韓国人にとって、学生の学力の面では一般的にあまり良くないという印象があります


政府は高校の平準化を実施していますが、すべての高校に同じ基準を持たせることは、実際には不可能です。

教育熱がより高い家庭の場合は、一般高校(公立高校)ではなく、自律型高等学校(貴族学校とも呼ばれています)のような学費の高い高校に通わせます。

そして一般的に、江南区や松坡区など人気のある地域の高校は、韓国上位圏の一般高校に挙げられています。

自律型高等学校は私立と公立があり、学校が独自の学習カリキュラムを実施していることが特徴

授業料は高いけど大学進学率も高い私立高校を選択することも家庭も多く、公立は一般高校のように授業料が安く入学基準も高くありません。


特殊目的高等学校は科学、外国語、国際、芸術、体育高等学校などに別れていて、スポーツや芸術的才能の育成に重点を置いています。

こちらも公立と私立がありますが、入学試験があります

多くの芸能人や練習生がこのような高校に通っていることが多く、修了すると高校卒業資格がもらえます。

また、科学高校や外国語高校は、入学基準がかなり高いのですが、ここに入学することが出来れば、多くの学生や保護者が望む、一流大学への入学券を持っていることに相当します




進学圧力の下にある韓国の高校生...

韓国ドラマ「SKYキャッスル」をご覧になった方は、皆さんドラマに描かれていた大学入学という高圧力に驚いたのではないでしょうか?

ストーリーは誇張されていますが、その世界背景は実際に存在しています。


韓国の高校は一般的に夕方から自習時間があり、毎年11月に実施される、日本で言うセンター試験である「수능(スヌン)」の準備をしている高校3年生は一日のほとんどの時間を勉強に費やします。

そして試験準備中は、わかめスープを食べない(わかめが入試に滑ることを連想させるため)など、多くのタブーがあったり、家族は勉強に支障が出ないように、受験生の扱いに慎重になります

しかしそのような高圧力の下で大きなストレスを抱える高校生は、対人関係や思春期のトラブルを含め、韓国では10代青年の一番多い死因が自殺であり、22.1%にも上ります。

高校の補修クラスが多い江南地区では、夕方9時以降にたくさんの親が子ども迎えに行くことから、つけられた総称は「江南の母」

高校生は帰宅後も、夢の名門校の狭き門に入り込むため、真夜中まで勉強を続けます。

SKYキャッスルから紐解く韓国の親の子供に望む将来はコチラ


スヌン当日は試験に影響が出ないよう、企業は社員の出社時間を遅らせたり、株式市場も延期。

英語のリスニングテスト中は飛行機の離着陸が停止され、遅刻しそうになったり、試験会場を間違えた受験生を助けるためにパトカーが出動します

いかにスヌンが重要であるかが伺えます。


そして試験終了後、あとは結果を待つだけではありません!

「人生で最も重要な試験を終えておめでとう」という意味を込めて遊園地、飲食店、さらに整形外科まで受験票を持っている受験生に割引を提供しています




高校生の校内文化

韓国の高校生活は社会に出る前の準備段階といっても過言ではありません。


校内で知らない人を見かけた時、同級生であればタメ口で話しますが、先輩に対しては無条件に挨拶をし、敬語を使わなければいけません。

日本でも先輩に対しては敬語を使いますが、韓国は日本よりも年上を敬う文化が強いです。

韓国の冬は寒いので「패딩(ペディン)」というロングダウンジャケットやカラフルなコートを制服の上に着る学生がたくさんいます。

これも日本と似ているのですが、下は制服のスカートのみなので、上は温かく下は寒そうな格好をしている学生が多いです


韓国の高校にも校則がありますが、日本よりは厳しくありません。

基本的に学生が髪を染めたり化粧をすることを禁止していますが、一部では認めてはいないけど目をつぶるという学校もあります

なので、町を歩いていると髪を染めている学生を頻繁に見かけます。

Youtubeチャンネルを開いて化粧のやり方を教えている高校生YouTuberも最近は多いです


しかし高校生にとっては、周りとの見た目の違いがいじめのターゲットになったりもするので、美容に興味がある子でも、髪の毛は染めずに、薄めの化粧をする高校生もたくさんいます。

韓国の高校ではクラスリーダーとして「반장(パンジャン:班長)」がいます。

ちょっと前までは韓国の高校で班長をする時は、クラス全員にハンバーガーを買って食べさせるという暗黙のルールがある所もありました。(強制ではもちろんありません)

なので、内申にプラスになることであっても面倒なことを避けるために、自ら班長に志願することも少なくなってきています。

そして、授業の始まりと終わりの号令は、日本では号令に従って全員が立ち上がり、挨拶をしますが、韓国では班長一人が立ち上がり、他の生徒は座ったまま挨拶をします。

これは日本と違う点ですね

そして、学校で長い時間を過ごす韓国の高校生にとってブランケットとクッションは必須

冬にはブランケットとクッションで快適に効果的に読書が出来ます




高校生のお小遣い

韓国の高校生は、通勤、昼食、そして時々自習で夜遅くまで学校にいる時の夕食代以外は、基本的にお金は使いません。

家族からもらう高校生のお小遣いは、1日約1万ウォンから3万ウォンだそうです

そして、受験を控えていない高校生は授業が終わったあと、女の子は「인생네컷(インセンネカッ)」などの韓国版プリクラや、「코인 노래방(コインノレバン)」というコインカラオケに行くのが人気で、男の子はほとんどが「PC방(PCバン)」に行って、そこで軽食を食べたりもします。

韓国人に大人気のPCバンのブログはコチラ

おしゃべりを楽しめるカフェにも行きますが、ドリンクを注文すると一日のお小遣いの半分以上を使ってしまうこともあるので 比較的安いチェーン店のカフェによく行きます




青春、進学、教育制度など、世界各国のどの高校生たちを見ても似ているところがありますが、韓国では教育熱が高いということが一番の特徴なのではないでしょうか?

子供たちが適切に発達するためには、点数で全てのことを測ってはならないという意見がますます多くなってきていますが、韓国は学歴社会であり、生徒たちは将来の為、必死に勉強をせざるを得ません。



この韓国の高校文化いかがでしたでしょうか?

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