韓国の改名文化
韓国人の名前が変わるのはよくあること?改名理由は運勢を変えるため?
こんにちは
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韓国人が名前を変えるのは普通なの?と皆さんも一度は疑問に思ったことがあるのではないでしょうか?
韓国では平均50人に1人が改名していると言われている現代。
中には2度改名している人もいるほど
なぜ韓国では自分の名前を変える人が多いのか、名前を変える理由はなんなのかなど、ご紹介していきます!
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昔は改名できなかった?
実は2005年以前、韓国人が改名することは困難だったので、改名する人は誰もいませんでした。
つまり、両親がつけた名前で一生を過ごすということです
しかし2005年、韓国の裁判所が改名を可能にすることを発表し、「犯罪の意図がない場合、合法的に名前を変更することができる」として、関連法を改正しました
なぜ韓国人は名前を変えるの?
韓国人が名前を変える理由はなんでしょう?
自分の名前が気に入らない、深刻な事件で告発された人と同じ名前、発音がしにくい、同じ名前の人がたくさんいる、発音が良くないなどの理由で改名を申請する人がいます。
中でもほ多くの韓国人が改名を選択する理由は、自身の運勢を変えるためです
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韓国人は自分の名前が気に入らなければ、自身の望む名前に改名することができますが、ほとんどの人は占い師に相談に行きます
そこでいくつか名前の候補を挙げて学業運、仕事運、財運など、どれが成功できるかを教えてくれます。
名前が幸運をもたらすかどうかは、名前、年齢、生年月日に基づいて判断され、未来の運命を分析します
そして占うときは、どんな漢字を使うのかも大事なポイント!
韓国人の大多数は名前を「ハングル」と「漢字」の2つ表記でき、その両方が住民登録証(日本でいうマイナンバーカード)に登録されます
名前に漢字がない韓国人はそこまで多くはなく、ほとんどの人がハングルと対応する漢字の名前があります。
裁判所のデータによると、改名した韓国人の43%は20代の若者でした。
成人した後、新たなスタートと幸運を手に入れるために、改名している人が多いことが分かりますね
どうやって名前を変えるの?
名前の変更は簡単ではありません。
韓国人は日常生活で漢字表記の名前を使うことはめったにないので、基本的にはハングル表記を使って生活しています。
しかし、ハングルは文字の数が比較的少なく、同姓同名の人も珍しくないため、改名申請ではトラブルを避ける目的で慎重な手続きを踏んでいます。
基本的に、韓国人が名前を変更したい場合は、まず改名申請書と改名理由を裁判所に提出すると同時に、今までの名前で前科がないことを示す関連の証明書を提出する必要があります
一部の地方裁判所では「改名」に犯罪の意図がないことを保証するために、保証人やその他の証明書を提供を要求するところもあります。
この審査期間は基本的に2ヶ月ほど
裁判所が前科があるかどうかの調査と、検察に調査を要請して改名理由と事実を確認することが最も重要視されています。
ですが改名は合法的な権利なので、申請をした90%以上の人が承認を受けています
効率的な改名のために…
韓国人はハングルの名前よりも、ハングルに対応する漢字の意味を重要視するので、漢字のみを変更する場合もあります
例えばハングルで「광수(グァンス)」だったら、対応する漢字は「廣秀、光洙、光水、匡壽」など。
元々の名前の漢字の意味が良くなかったり、自分の運勢に悪影響をもたらすと判断された場合など、読み方は一緒で漢字だけ異なる名前を占い師にお願いするのです。
漢字を変更するだけならハングル読みが変わらない場合も多いので、周りに説明するなど面倒なこともありません
しかし改名をすると銀行、携帯電話、身分証明などは再申請・発行しなければならず、時間を無駄にしたくないという人もいます
なので書類上は改名をせずに、自己紹介をする場では自分の望む名前を伝える人も多いです。
科学技術を発展させてきた韓国ですが、それでも占いや運勢などは人の心を動かすものがあるようですね
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もし、改名をした経験がある方は、改名理由などコメントで教えてください
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