韓国の映画文化
韓国人にとって映画とは??韓国で歴代人気の映画やコロナで流行したものとは...?
韓国人が毎日お伝えする
最新韓国旅行情報Creatripです!
韓国に旅行でたくさいらっしゃったことがある皆さんでも、韓国の映画館で 映画を見たことがある方は多くはないのではないでしょうか?
韓国の映画文化と日本の映画文化、一体どんな違いがあるのでしょう?
韓国の映画館についてや歴代の興行収入ランキングを元に韓国の映画文化について紐解いて行きます
韓国の映画館
韓国では映画館での観覧料金が日本に比べてリーズナブルです。
こちらは 一部の例で会社や地域によっても価格は変わってきますが、成人大人料金の週末昼間の一番値段の高い時間帯でも11000ウォンとそこまで高くありません
映画の上映を朝早くから夜遅い時間帯までしてくれる映画館が多いので、早朝割引や深夜割引などを利用するともっとおトク
さらにスマホの通信会社の割引やメンバーシップによっても、毎月ポイントでかなり割引になることも多く映画料金の負担というものがあまりありません。
韓国人は映画を好きな人が多く、新しいものが出るたびに見に行くと言う人も多いです (若い人はあまり一人では行かないイメージㅎㅎㅎ)
スパイダーマンやアイアンマンなどのマーベル映画のようなヒーロー戦隊ものは日本だったら特に男性に人気だと思いますが、韓国では女性にもとても人気で公開を楽しみにしている人が本当に多いです。(実際、 下で紹介する歴代観客動員数ランキングにも27位中3つもランクインしています )
そんなマーベル作品はアジアで最も韓国で熱が高いため、映画関係者の間では韓国での先行公開は絶対だと言われているそうです
邦画の中で日本よりも韓国での公開が早いものがある理由のもう1つに、韓国では声優をほとんど使わないと言うのも挙げられるかもしれません。
韓国では、アニメ大国の日本のようにプロの上質な声優がそんなにいないという事や、本来の声や雰囲気を楽しみたいという願望が多い事から字幕版だけを作成する場合も多いです。
もちろん子供向けのもの(アニメーションだったりディズニーの実写映画だったり)や吹き替えの需要が高そうなものは吹き替え版が作られてから字幕版と一緒に公開されるものもあります
それでも、テレビなどで映画を流していても吹き替え版はほぼ見たことがないので、外国語そのままに韓国語の字幕で映画を楽しみたいという人が多いかもしれません。
韓国の映画文化
韓国人は『パッリッパリ!』何でも早く早くな性質を持っていることはもう皆さん、ご存じだと思いますㅋㅋㅋ
映画を見る時も韓国人は「早く!早く!」 映画の内容が終わったら帰ります!
エンディングの歌が流れたり、制作者の名前がずらーっと流れていく映像を最後まで見る人はほとんど0に近いです!
日本で映画を見た時に感じたのは、そのエンディングの映像さえも映画の一部と考えているんだな...と言う事。
韓国人はそんな風に思いません
終わった!帰ろう!
最近はエンディングが全て終わった後に、おまけの映像が流れることが増えましたよね!
そのおまけ映像を韓国語で『쿠키영상(クッキー映像)』と言うのですが、韓国人は映画を見る直前にその映画にクッキー映像があるかどうか調べます
検索すればすぐ見た人のレビューなどで分かるので、調べてなかったら内容が終わったらすぐ帰る 、あったら一緒に来た人と話して待ったり、スマホをいじりながら待ったりします。
大人しく待ってはいません
こちらは、韓国NAVERの質問サイト(日本のYahoo!知恵袋の様なもの)に投稿されていた質問なのですが、「クッキー映像があるとは知らず帰ってしまったのだがどうしても見たいので、どこかで見れる方法があったら教えてほしい」と言うものです。
それくらい、韓国人はあのエンディング映像を見ずに帰る人が多いのです。
映画館の清掃員の方が最後明るくなるまで待ってくれない場合もしばしば (もちろん、見る人もごく僅かいます!)
変わった映画館
さらに、今回は珍しい変わった映画館を発見したのでご紹介します。
ワンシンリ駅の駅ビル内CGV映画館には、まるで家のリビングのようにくつろげる映画館が
『CINE&LIVING ROOM』
2人1組から予約可能で
価格は1人22500ウォン~
アックジョン駅徒歩5分の大通りに面していない方のCGV映画館・龍山iパークモール内・釜山センタムシティ内には、金曜日に行ったら絶対寝落ちしちゃう映画館が
『TEMPUR CINEMA』
2人1組で予約が可能で
価格は1人45000ウォン~(ドリンク付)
次々と全国に増えているまるで森の中のような劇場
『CINE&FORET』
ソウル江辺・京義富川・一山・東水原・天安・光州錦南路・大邱ハニル
価格は1人12000ウォン~
この他にもプライベート空間が思い切り楽しめる劇場や期間限定で設置されていた海がすぐ横にある劇場などユーモア溢れる劇場がたくさんあり、特別感を好む韓国人たちにとても人気がありました
以前からありましたが、コロナ19の流行で人気に火をつけた劇場もあります!
それは、自動車劇場です
大きな駐車施設にスクリーンがあり、料金を払って駐車、教えられた周波数にラジオを合わせると自分だけの空間で誰にも会わず誰にも邪魔されず映画を楽しめるというものです。
それからコロナ19の流行によって、人々が密室である映画館を訪れなくなったことから、リーズナブルな価格で劇場を1組に貸切するイベントも行っていました
歴代韓国映画
ランキング
そんな映画好きの韓国人の間で一番人気だった映画は何でしょう?
韓国では人気の映画は1000万人を超える人が見に行くと言われています。
韓国の人口が約5200万人なので観客1000万超え映画となると約5.2人に1人が見に行った映画となります
幼い子や、老人など映画館に行かない世代のことも考えるときっともっと多い割合で映画館に行き、見たと言うことになります!
ネイバーのムービーランキングを元に観客1000万超えの映画順位をご紹介します
1000万超えは全部で27映画
27位 アナと雪の女王
韓国題『冬の王国』
26位 インターステラー
25位 パラサイト 半地下の家族
韓国題『寄生虫』
24位 アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン
23位 王の男
22位 グエムル-漢江の怪物-
韓国題『怪物』
21位 シルミド
20位 アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー
19位 TSUNAMI
韓国題『ヘウンデ』
18位 弁護人
17位 新感染
韓国題『釜山行き』
16位 太極旗を翻して
15位 タクシー運転手 約束は海を越えて
韓国題『タクシー運転手』
14位 神と共に 第二章:因と縁
13位 王になった男
韓国題『光海 王になった男』
12位 暗殺
11位 アラジン
10位 7番房の奇跡
9位 10人の泥棒たち
韓国題『泥棒たち』
8位 ベテラン
7位 アバター
6位 アナと雪の女王2
韓国題『冬の王国2』
5位 アベンジャーズ/エンドゲーム
4位 国際市場で逢いましょう
韓国題『国際市場』
3位 神と共に 第一章:罪と罰
2位 エクストリーム・ジョブ
韓国題『極限職業』
1位 鳴梁(ミョンリャン)
韓国で一番人気のある歴史人物、李舜臣(イ・スンシン)将軍の海戦を描いたアクション劇
「鳴梁(ミョンリャン)」とは、イ・スンシンが日本水軍と戦った1597年の「鳴梁海戦」から取った言葉です。
27位のアナと雪の女王が1030万人を、1位のミョンリャンが1761万人を動員しました
ちなみに日本の人口は韓国の2倍以上の1億2000万人越え、歴代観客数が1位の映画は『千と千尋の髪隠し』の2352万人です
なのでどれだけの人気か少しお分かりいただけたでしょうか?
映画出演の常連俳優
韓国映画を見ていると、先ほどご紹介した歴代観客数ランキングに入っている映画だけを見ても、本当にこの人よく出るな...!!という俳優さんたちがいます (特に男性俳優が多いイメージ!)
それでも、毎回本当に実際するかのようにその主人公になっているのでいつも驚かされます!!
そんな韓国映画常連の俳優さんをご紹介します
ファン・ジョンミン | ソン・ガンホ |
ユ・ヘジン | リュ・スンリョン |
イ・ビョンホン | オ・ダルス |
チョン・ジニョン | チョ・ジヌン |
韓国映画ファンの方ならきっと見たことある顔ぶれだと思います
韓国映画の進化に第一線に携わってきた方たちと言っても過言ではないと思います!
その他韓国映画俳優ブランド評判は
コチラ
ここまで、韓国の映画文化について少し触れてみました!
いかがでしたでしょうか?
先ほどのランキングに入っている映画は面白い物ばかりなのでぜひ、見てみて下さい
ここまで、韓国の映画文化についての記事でした。お問い合わせ事項がある場合、本ブログ記事のコメント欄にご記入いただくか、help@creatrip.com までメールもしくは、公式ライン @creatripまでメッセージを送ってください。