韓国の自殺率
なぜ韓国の自殺率はこんなにも高いのか？韓国の若者の最も多い死因は自殺です。
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一番最近の韓国芸能界のニュースだと、ドラマ《ハイバイ、ママ!》等で人気だった女優のキム・ミスさんが亡くなりました。
詳しい死亡理由は伝えられていませんが、持病などなかったことから自殺と推定されています。
ここ数年間だけ見ても韓国芸能人の自殺事件が絶えません。
自殺率が世界的に見ても高い韓国は、特に芸能人や若者の自殺が多いのはなぜなのか、今回はその理由についてご紹介していこうと思います。
芸能界の自殺ニュース...
パク・ジソン
2021年、韓国の有名コメディアン、パク・ジソンとその母親が自宅で遺体で発見されました。
警察の調査によると、現場には外部から侵入した痕跡はなく、パク・ジソンの母親に関する手紙を発見し、自殺で捜査すると言います。
パク・ジソンは生前、皮膚疾患に深く悩まされていましたが、つい最近までテレビの画面上では楽観的な姿を見せていました。
お笑いタレントだけでなく、ラジオDJやイベントMCとしても活躍しており、芸能界での友人も多く、韓国中で衝撃と大きな悲しみが広がっています。
ク・ハラ
ク・ハラは人気のガールグループKARAの元メンバーであり、グループが解散した後も歌手や女優として活躍していました。
2019年、彼女が元交際相手に暴行、脅迫を受けた事件がニュースに流れ自殺を試みますが、幸運にも救助され、多くの人々が彼女の心身状態をとても心配していました。
親友のソルリが亡くなった後、彼女は海外での仕事にため葬式に出席できず、とても心を痛めていました。
そして帰国後まもなく自殺のニュースが報道されました。
ソルリ
f(x)を脱退した後、悪質な書き込みに酷く悩まされていたソルリは、突然の自殺によりファンと韓国国民に深い悲しみを残しました。
誹謗中傷が人を死に追いやるということを皆に気づかせた事件でしたが、それでも悪質な書き込みによる被害を止めることはできませんでした。
チョン・ミソン
韓国のベテラン女優チョン・ミソンがホテルで自殺した当時は、映画「わが国の語音」のプロモーション期間中だったため、韓国全土に衝撃を与えました。
家族の1人が亡くなり、母親まで病床にあり、疲れ果てたチョン・ミソンは死の道を選んだと推定されています。
ジョンヒョン
SHINeeのメンバーであるジョンヒョンは2017年の終わりに練炭自殺し、ファンと彼の家族にとてつもない痛みを残しました。
彼は生前うつ病に悩まされており、音楽を使って傷を癒し、助けを求めるメッセージを伝え続けていましたが、それでも彼の自殺を止めることはできませんでした。
韓国の高い自殺率
韓国は自殺率が世界で最も高い国。
これは社会的、経済的圧力が大きいことが起因となっており、一部の韓国人は自国を「ヘル朝鮮」(Hell：地獄)と呼ぶほどです。
激しい苦労と闘争の日々から抜け出す方法を見つけられず、周りに自分の状況を共有したり、理解してくれる人もいない…。
そんな痛みから解放されたい思いで、最後の選択として人生の終わりを選ぶ人もいます。
もちろん、何が正しくて何が間違っているかを言うことはできませんが、韓国の将来の世代がより楽観的に未来を見ることができるように、前向きな変化があることを願わずにはいられません。
韓国の自殺率で高い割合を占めているもう1つの原因は、いじめの問題。
多くの芸能人が精神的苦痛に耐えられず、必死になってしまう理由は主に誹謗中傷です。
インターネットの世界では誰もが匿名を使うことが可能であり、韓国のSNSでは悪意のあるコメントで溢れ、有名人だけでなく一般の人であってもいじめの標的になる可能性があります。
このようないじめの標的となった人は数多くいますが、ソルリのような悲しい事件が二度と起こらないことを願い、オンライン環境がより良い方向に変化することを期待するばかりです。
2018年韓国の自殺者数は13,670人で、前年2017年に比べて1,207人(約10％)増加し、10万人あたり26.6人が自殺しています。
中でも10〜30歳の若者の自殺率が高いことが分かっています。
OECDのデータ分析を見ると、さらに驚くべき結果が分かりました。
OECD(経済協力開発機構)加盟国の中で、韓国の年間平均労働時間はOECD平均の1,734時間よりもはるかに長い、1,993時間であり、生活満足度はOECD平均の7.4ポイントよりも低い、6.1ポイントでした。
また、OECD平均の10万人あたりの高齢者の自殺者は19.4人、30代の自殺者は12.6人でしたが、韓国はそれをはるかに上回る、高齢者の自殺者53.3人、30代の自殺者は24.6人でした。
若者の高い自殺率
韓国の自殺率(10万人あたり)
韓国では、10世代(10〜19歳)の死因のうち自殺が22.1％を占めます。
言い換えれば、死亡した子どもの5分の1が自分の手で命を落としているのです。
まだ人生を始めたばかりの若い韓国人が、なぜ自殺しなければならなかったのか、社会全体で関心が集まっています。
アジアの先進国の中でも、韓国は自殺率が最も高い国第1位にランクされています。
韓国の自殺率が高いのはなぜ？
出典：조선일보
2018年の統計によると、韓国の死亡者数のうち癌、心臓病、肺炎、脳血管疾患に続く5番目の死亡原因が故意の自傷行為(自殺)です。
年齢分布によると自殺は10、20、30代の一番多い死因であり、40、50世代も2番目の死因が自殺です。
これは韓国の深刻な社会問題であることを示しています。
データによると韓国の自殺率は2013年以降、低下し続けていましたが、2018年には再び上昇しています。
政府は人々の自殺を防ぐために漢江大橋(한강대교)周辺に励ましのメッセージを掲示しました。
近年、韓国の有名人の自殺が相次ぎ、この問題が多くの注目を集めています。
彼らの明るい笑顔の下には隠れた内面の痛みがあることを、誰もが知って注意を払うべきなのでしょう。
芸能界の精神病...
ジョンヒョン、チョン・ミソン、ソルリ、ク・ハラ、チェ・ジンシル、U;Nee、チョン・ダビン、チャン・ジャヨン…
その他にも、もっとたくさんの芸能人が自ら命を絶っています。
彼らの多くは、うつ病に苦しんでいて、長い間薬を服用し続けなければならなかったことが明らかにされています。
なぜ輝かしい成功を果たした有名人でも落ち込み悲惨な気分になってしまうのでしょうか？
仕事のストレスに加えて、誹謗中傷ものしかかり、番組やSNSで心理的な苦痛を明らかにしたり、活動休止や引退を選択する人も多くいます。
人々の前では笑顔で明るく振舞っていたとしても、その裏で彼らが受けていたプレッシャーは途方もないものだったでしょう。
誰もが人生を歩む中でうつ病に直面する可能性があります。
まずはお互いを気遣い、もし悩んでいる人が周囲にいるならば、周りの人々からの励まや前向きなコメントは、追い込まれた気持ちを少しでも救うことが出来るかもしれません。
また、少しでもネガティブなものをオンラインに投稿する前には、一度立ち止まって、自分が書いた文字が他の人を傷つけるかどうか一度自問自答してみてください。
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いのちの電話：0120-783-556
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