こんにちは
韓国人が毎日お伝えする
最新韓国旅行情報Creatripです！
皆さんはアルバイトをしたことがありますか？
大学生の時よくアルバイトをしますが、韓国の大学生は特に家庭教師のアルバイトをたくさんの人がしています！
今回は家庭教師のアルバイトがどのように行われるのか、なぜ家庭教師が好まれているのかについてご紹介します
韓国の就職事情についてはコチラ
大学生家庭教師とは？
家庭教師（과외）とは私教育の種類の一つで、大勢の人が一緒に専門の先生の授業を受ける塾と異なり、1対1で授業をすることを意味します。
大学生家庭教師は大学に在学中の大学生が小学生、中学生、高校生を対象に特定の科目を教えることです。
このような大学生家庭教師は主に大学入試のための教育です。
韓国ではいい大学に行くためには一般的に学校の成績が常に良かったり、大学入学試験の点数が高かったりしなければなりません
つまり学校の成績が良くなるように学習の手助けをしたり、大学入試が近い高校2～3年生には入試のための教育をしたりするのが大学生家庭教師です！
どんな科目を教えるか？
出典：kbs news
韓国の大学入試で一番重要な科目は、国語、英語、数学です。
そしてこの中でも韓国の学生が難しいと感じるのは英語と数学です！
そのため韓国の学生は小さい時から学校の教育だけでなく、私教育を通して英語と数学を継続して勉強します。
大学生が家庭教師で教える科目もまさに英語と数学です
どんな人が授業できるか？
出典：tbs
ソウル大学正門
しかし大学生だからと言って誰もが家庭教師ができるわけではありません。
まずその大学生の大学によって需要が変わってきます
いい大学に通っているのなら、その大学に行くために一生懸命勉強してきて、成績もよかったということが証明されるからです！
高麗大学
SKYと呼ばれているソウル大学、高麗大学、延世大学を始めとするソウルの上位圏大学や、KAISTのような科学に特化した大学、医大、歯医大、教育大学に通う学生たちが家庭教師をしやすいです。
大学入試で全国5～10％以内だった学生たちです
どこで授業するか？
家庭教師は1対1の授業であるため、家で授業をする場合が多いです。
学生が先生の家に行って授業を受ける場合もありますが、大体は先生が学生の家に行って授業をします。
家で授業することが難しい場合はカフェでしたりもします
私は学生として先生の家で授業を受けたこともあり、先生として学生の家やカフェで授業をしたことがあります。
個人的には先生の立場からすると、学生の家で授業をするのが一番楽でした！
学生の親御さんがいつもおやつを準備してくれます
大学生家庭教師の時給
家庭教師の場合は先生、学生、親が時間や給与を自由に決めますが、大体1週間に2回、1回2時間で月給30万ウォンから50万ウォンくらいで決定します。
首都圏を基準として小学生の場合30万ウォン、中学生40万ウォン、高校生50万ウォンが平均です。
ソウル江南の大峙洞のように教育熱が高い地域や先生の大学のレベルが高い場合はもう少し多くもらえます。
平均である1週間に2回、1回2時間、月給40万ウォンの場合、時給が約25,000ウォンです。
2021年の最低賃金が時給8,720ウォンなので、最低賃金の3倍ほどです
家庭教師の授業1時間が、一般的なアルバイトで3時間働くのと同じくらいだということになります。
また就職サイトジョブコリアによると、2021年基準4年制大学を卒業した大企業新入社員の平均年俸は4121万ウォン。
これを時給に換算すると約17,000ウォン程度です。
つまり大学生家庭教師が大企業の新入社員よりも時給が高いということになります
大学生が家庭教師アルバイトを好む理由
1. 時給が高い
上記で説明した通り大学生家庭教師の時給はかなり高い方です。
一般的な飲食店やカフェのアルバイトは大体最低賃金なので、家庭教師をしている学生は一般的なアルバイトをしている学生より時間を有効利用できるのです
もし家庭教師にたくさんの時間を費やしている学生なら、普通の会社員よりも稼げます。
私の友達は大学に入学してから家庭教師を始め、街で教え方が上手いと噂になり、1カ月400万ウォン以上稼いでいるそうです
2. 楽に働ける
上記でもお伝えしたように大学生家庭教師は学生時代に勉強ができた学生が主に行ないます。
そのため難易度が高くない場合、教える内容は自分が昔勉強した内容なので教えやすいです。
さらに学生の家や自分の家で座って教えられるので、肉体労働よりもからな楽に働けます
3. 待遇がいい
普通大学生がアルバイトをすると待遇があまり良くないです。
ほとんどが20代初めから半ばであるため、幼いという理由で無視されることが多いのです。
しかし家庭教師をすれば先生という身分なので待遇がとてもよく、無視されることはありません
学生や親が大学生家庭教師アルバイトを好む理由
1. 1対1で学生に合った教育が可能
塾は1人の講師が数人の学生を対象に教育を行います。
専門の講師であるため授業のクオリティーは高いかもしれませんが、学生1人1人を気にしてくれることは少ないです。
さらに塾の場合は決まったカリキュラムがあるため、学生がそのカリキュラムに自分のレベルを合わせるしかないのです。
しかし家庭教師は1対1なので学生のレベルに合わせて学習できるというメリットがあります！
また授業時間の間、集中的な管理ができるので学習能率を高められます
2. 親密な関係が形成できる
大学生家庭教師の先生の場合、学生と年齢が近い場合が多いです。
私は21歳の時に高校3年生の学生を教えたことがありますが、年齢の差があまりなく友達感覚で楽しく授業できました
このように大学生家庭教師の場合は、学生のまわりにいる大人よりも年齢が近いため学生たちは先生に親しみを感じる場合が多いです。
そのためまわりの大人には言えない話をしてくれたり、勉強を含めた未来に関する悩みを相談してくる場合が多いです。
私も子どもの頃家庭教師の先生が勉強以外のの相談に乗ってくれました
このように親密な関係を形成すれば学生が先生をより信頼し、勉強も一生懸命するようになります。
家庭教師アルバイトを探す方法
1. 知人紹介
家庭教師のアルバイトを見つける一番いい方法は知人を通した紹介です。
もし韓国でいい大学に通っていて周囲の知人が家庭教師を探していたら、知人を通して簡単に家庭教師になれます
私の友達もいい大学に入学したことが噂になって、妹の友達が数人授業をしてほしいと言ってきたそうです。
しかし知人の紹介で家庭教師のアルバイトを探すのは2つのデメリットがあります。
周囲の知人の内小中高校生がいなければ学生を探しづらいこと、そして知人がいたとしても私が希望するときに家庭教師を開始することができないことが多いことです。
希望のアルバイトが見つからない場合は自分で積極的に探すしかないです。
2. チラシを貼る
出典：처오마이뉴스
チラシを貼って家庭教師アルバイトを探すのは昔から行われている方法です。
普通学生が多く住んでいる地域のアパート玄関や道端の電柱などに貼ってあります
チラシには自分の経歴や教えられる内容、先生としてのメリットなどを書いてアピールします。
そして一番下に電話番号を書いて持ち帰れるように切れ目を入れて、後は連絡が来るのを待つのみです！
出典：세종포스트
この方法は家庭教師の需要が多い地域を把握し、自らそこに行かなければならないので努力と時間が必要です。
さらにアパートの玄関にチラシを貼るためにはアパートの管理事務所で公式的に費用を支払って許可を得なければなりません
そのため最近はこの方法はあまり使われません。
3. 家庭教師仲介業者を使う
出典：김과외
最近は家庭教師の授業をしたい先生と学生を繋げてくれるオンライン仲介サイトが増えています
家庭教師の先生になりたい場合、サイトに加入して自分のプロフィールを作成。
プロフィールには大学名や専攻、教えられる科目、自分の長所、授業可能な時間帯、希望の報酬額など記入します。
出典：김과외
加入後2つの方法で家庭教師を見つけます。
1つ目は学生の連絡を待つ方法で、2つ目は直接学生に連絡する方法です。
先生がプロフィールを上げているように、学生も同じようにプロフィールや希望科目などをサイトに載せています。
学生のプロフィールを見て、自分に合った学生を見つけて申請メッセージを送ることができるのです
メッセージを送った後、契約が成立したら月給の内一部を仲介サイトに手数料として支払わなければなりません。
韓国で規模が一番大きい仲介サイト「キムカウェ」の場合、最初の月給から25％を支払うそうです
今回は韓国大学生の家庭教師アルバイト文化についてご紹介しました。
いかがだったでしょうか？
韓国で家庭教師は、仕事さえ見つけられればとてもいいアルバイトです
ただ一生できるわけではないので、大学生の特典の一つと思います
ここまで、「韓国大学生の家庭教師アルバイト文化」についての記事でした。お問い合わせ事項がある場合、本ブログ記事のコメント欄にご記入いただくか、help@creatrip.com までメールもしくは、公式ライン@creatripまでメッセージを送ってください。
