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[第61回水原華城文化祭]
2024年 韓国代表 伝統文化型グローバルフェス
- イベント名：第61回水原華城文化祭
- 開催期間：2024年10月4日(金) - 10月6日(日) / 3日間
- 開催場所：行宮広場など水原華城一帯
- 主催：水原市
- 主管：水原市、水原文化財団、水原華城文化祭推進委員会
毎年秋に開かれる水原華城文化祭は、韓国の伝統文化をリアルに体験できる代表的な祭りで、ユネスコ世界文化遺産に登録された水原華城で開かれます。また、この祭りには、正祖大王の孝心と国を強くしようとした夢が込められています。
朝鮮時代の雰囲気を現代的に再解釈した様々なプログラムと活動を通じて、過去と現在をつなぐ特別な経験ができます。特に、水原華城は18世紀後半に正祖大王が建設した城郭と宮殿で、城郭に沿って歩きながら美しい風景とともに文化公演を楽しむことができます。
[慈宮駕轎シーズン2]
恵慶宮洪氏の進饌宴を背景に繰り広げられる唱劇
「慈宮駕轎シーズン2」は、第60回水原華城文化祭のテーマ公演であり、恵慶宮洪氏の還暦を祝う進饌宴を題材にした創作オペラ「慈宮駕轎」を、室内バージョンで再演出した公演です。正祖と恵慶宮洪氏、そして悲運の人物である思悼世子と英祖の物語が描かれています。武術公演、パンソリ、ミュージカルを織り交ぜ、韓国の歴史を生き生きと表現しています。
あらすじ
1795年、水原行宮の前で祖父と孫娘が漢陽(現ソウル)からやってくる「光」を見るため、手を取り合いながら通りに集まる。
祖父は、その「光」が朝鮮22代王の正祖であり、彼と共に悲劇を乗り越えた母・恵慶宮洪氏が慈宮駕轎に乗って民と共に進饌宴を開くために水原に来ると孫娘に教える。
ついに水原に到着した正祖は、壮勇営の夜間訓練中に父・思悼世子の姿を目にし、父が昌慶宮で命を落としたその日の悲劇を思い出し、苦しむ。同じく眠れぬ夜を過ごす恵慶宮洪氏も「息子と共に生き抜こう」と決意した過去を思い出し、涙を浮かべる。それを見た正祖が母を慰める。
夜が明け、水原行宮では恵慶宮洪氏の華麗な進饌宴が開かれ、祖父も他の民と共にこの宴に招待され、祝賀の宴に参加する。正祖と恵慶宮洪氏は、失われた思悼世子の魂を祝いの中に見つけ、喜びの微笑みを浮かべる。
プログラム構成
- 第1章「あの少年が来る」：正祖の行列を見物しに来た祖父と孫娘。祖父は孫娘に正祖と恵慶宮洪氏の悲劇について話して聞かせる。
- 第2章「光が降りてくる」：水原に到着した正祖の行列。その壮大な行列に祖父と孫娘、そして水原のすべての民は感激しながら頭を下げる。
- 第3章「記憶せよ」：真夜中の西将台。松明が山を照らす訓練真っ最中である時、これを指揮していた正祖は兵士たちの間で父親の思悼の魂を見つけ、それを追いかける。
- 第4章「その日の記憶 - 生き抜いてみせる」：正祖の回想。彼の幼少期、祖父の英祖の怒りで昌慶宮文政殿の米櫃に閉じ込められ、命を失った父を思い悲しみに暮れる。
- 第5章「進饌宴」：水原行宮で恵慶宮洪氏の華やかな進饌宴が繰り広げられる。「還暦を迎えた水原の民をすべて招待せよ」という正祖の意向により、還暦を迎えた祖父も招待される。
- 第6章「飛び立て、ひらひら」：華やかな進饌宴が終わった夜。なかなか眠りにつけない恵慶宮洪氏。祖父と孫娘も進饌宴の感動でなかなか眠れない。
