- 昼夜それぞれ違った魅力を持つ美しい徳寿宮を散策しながら韓国の宮殿を観賞しましょう。
- 西洋式建築技法と東洋式建築技法の美しい調和をなす徳寿宮の複合的建築様式について知ることができます。
│詳細情報
徳寿宮は日本統治時代に主権を取り戻すまでの13年間、高宗皇帝により王宮として使われていた宮殿です。500年という朝鮮王朝の最後と大韓帝国の誕生の激変時期にあった韓国がそのまま保存されています。侵略の時代に主権を奪われ名のない国を治めなければならなかった高宗皇帝の物語がここに!
最初に足を踏み入れることになるのは大漢門です。徳寿宮の正門で、本来の名前は「国が平安となり国民を平安にせよ」という意味を持つ「大安門」でした。愛国心溢れる大漢門からツアースタートです!
徳寿宮の独特な特徴とされるのがこの近代建築技法を用いて建てられた石造殿です。住居としての役割と事務を執るための空間として建てられましたが、執務室と謁見室としてのみ使用され、時が経つにつれて原型が損なわれたといいます。1930年代以降、原型が損なわれた石造殿を2009年から復興し始め、2014年に「石造殿大韓帝国歴史館」として開館しました。
咸寧殿は徳寿宮の寝殿で主に高宗により使用されていたそうです。また、ここで崩御した高宗の死を全国の民が哀悼しました。
静観軒は「静かに眺める家」という意味を持っています。ここには高宗皇帝の最後の物語が盛り込まれていますが、華やかな殿閣の中に込められた悲しい物語を聞かせてくれるそうです。
徳寿宮では他の宮殿にはない東洋と西洋が混合した建築様式や、他にも独特な建物をたくさん見ることができます。美しい2つの様式の調和とその中に盛り込まれた大韓帝国最後の皇帝の物語を聞いてみましょう!