韓国歴代の大事故・惨事まとめ3. 大邱上仁洞ガス爆発事故 * 発生日:1995年4月28日 * 死者:102人 出典:포토뉴스 建設中だった大邱地下鉄1号線上仁駅で起こったガス爆発事故。 近くで同じく建設中だった大邱百貨店の現場で誤ってガス管を破損し、漏れたガスが下水管を介して上仁駅の工事現場に充満し爆発しました。 特にすぐ近くに中学校があり事件当時通学時間だったため、多くの学生死傷者が出たことでも多くの韓国人の心を痛めました 4. 三豊百貨店崩壊事故 * 発生日:1995年6月29日 * 死者:502人 1995年にソウル江南の近くにあった三豊百貨店の一部が営業中に突然崩壊した事故。 建物の設計上の欠陥が問題となり5階から地下まで一気に崩壊し、何百人もの死傷者を出した史上最悪の建物崩壊事故となりました。 事故を受けて韓国では全国高層建築調査が行われ、7分の1の建物は解体や再建が必要で修正が必要な建物も多く、結果的に安全な建物はたったの2%にしか及ばなかったそうです 5. シーランド火災事故 * 発生日:1999年6月30日 * 死者:23人 1999年に水原(スウォン)にあるシーランド青少年修練院で発生した火災事故。 大規模な火災となり、児童19人と大人4人が犠牲になりました。 修練院の経営者パク・ジェチョンが建物の安全性を無視したことが原因でした。 事故後の調査で経営者が公務員などに賄賂を渡していたことも分かり、韓国を震わせました 刑務所から釈放された後に事故現場の跡地の隣にカフェを運営していると、ネット上で多くの批判を受けています。 6. 仁川仁峴洞ビヤホール火災 * 発生日:1999年10月30日 * 死者:57人 出典:동아일보 シーランド火災のわずか4カ月後に、仁川の建物で発生した火災。 地下の改装中のカラオケから火災が発生し、5階建てのビル全体に広がりました。 死者のほとんどは2階にあったビール店にいた中高生。 事故後の調査でこのビヤホールは不法無許可営業、未成年者への露骨な集客およびお酒の販売を行っていたことが分かりました 元々営業停止処分を言い渡されていましたが、経営者が地域公務員や警察に賄賂を渡し営業を続けていたそうです。 7. 大邱地下鉄放火事件 * 発生日:2003年2月18日 * 死者:192人 2003年大邱地下鉄で自殺を図った放火事件が発生。 火災発生時における対処不足、防災管理が不足していたために大惨事となり、多くの死傷者を出しました。 放火犯は放火後逃げ出しましたがすぐに逮捕され、無期懲役を求刑されました。 現在事件現場となった大邱中央路駅には、当時火災の残骸などが展示されています 8. 利川冷凍倉庫火災 * 発生日:2008年1月7日 * 死者:40人 出典:SINA 京畿道利川市にある冷凍倉庫の建設中に火花が化学物質に点火し爆発した事故。 当時冷凍倉庫で働いていた労働者のほとんどが逃げられず犠牲になりました。 事件後の調査によると、労働者への安全教育などが行われていなかったそうです。 9. セウォル号沈没事故 * 発生日:2014年4月16日 * 死者:304人 * 失踪者:5人 2014年4月修学旅行中だった檀園高校2年生が乗った大型旅客船セウォル号が沈没した事故。 ほとんどの学生などの乗客が船長の話を聞き避難せずに船で待っていたが、結局沈没する船から逃げられず多くの犠牲者が出ました。 事件後政府の無能さが明らかになり、パク・クネ前大統領の弾劾、汚職事件も発覚することとなりました。 10. MERS(メルス) * 発生日:2015年 * 死者:38人 * 確認された事例:186件 出典:연합뉴스 コロナ以前に大流行したMERSはさらに恐ろしい物でした。 当時の政府の無能さと韓国人の感染症への警戒心が無かったことで、韓国は中東以外で最も感染が広まった国となりました。 11. 密陽世宗病院火災 * 発生日:2018年1月26日 * 死者:37人 出典:AP 2018年に密陽にある世宗病院で発生した火災。 1階の緊急治療室から出火し、すぐに病院全体に広まって37人の死者を出した大惨事です。 防火扉が設置されていなかったり、違法増築がされていたりと安全上の問題も明らかになりました。 1カ月前には堤川スポーツセンター火災で29人が死亡しており、政府の安全対策不足が再び提起されました 12. 新型コロナウイルス * 発生日:2020年1月20日~ * 感染者:16,353,495人 * 死亡者:21,224人(2022.04.18資料) 2020年1月20日、韓国で新型コロナウイルスの初めての感染者が出ました。 政府は感染拡大を阻止しようと努力しましたが、今までに韓国の人口の3分の1が感染 2022年4月18日からはウイルスとの共存のため様々な規制を解除しました。 13. 利川物流倉庫火災 * 発生日:2020年4月29日 * 死者:38人 出典:뉴시스 出典:연합뉴스 2020年4月29日、京畿道利川市の物流倉庫で火災が発生。 建物が未完成だったため消火設備がなく、溶接時にガスが発生したことが原因だったそうです。 上記でご紹介した2008年の利川冷蔵倉庫火災を連想させます 結局安全対策の不足でまた同じ惨事を引き起こしてしまったのです。 14. 光州撤去建築崩壊事故 * 発生日:2021年6月9日 * 死者:9人 出典:연합뉴스 光州(クァンジュ)の撤去作業中の建物が突然崩壊した事故。 目の前にあった停留所にちょうど停まっていたバスが下敷きになりました。 計画書を無視して作業を行い、現場監督もおらず安全対策が全くされていなかったことが原因でした 今回は韓国歴代の大事故・惨事についてご紹介しました。 いかがだったでしょうか? 大惨事が何回も起こったにもかかわらず、いまだ韓国では安全を最重要視できていないように感じます 事故の原因をしっかり理解し、同じようなことが絶対に起こらないような社会になってほしいですね。 ここまで、「韓国歴代の大事故・惨事まとめ」についての記事でした。お問い合わせ事項がある場合、本ブログ記事のコメント欄にご記入いただくか、までメールもしくは、公式ライン@creatripまでメッセージを送ってください。...
2 years ago
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