蔚山33階住商複合の火災、15時間40分で鎮火…3人重傷
ビル全体が燃えた大型火災、93人が病院に移送
(このニュースは情報提供が目的であり商業的な意図は全くありません)
病院移送93人のうち3人が重傷者に分類…退避した77人救助
蔚山アパート火災を鎮火するヘリ機
(蔚山=聯合ニュース)キム·ヨンテ記者 = 8日午後、蔚山市南区のある住商複合アパートで起きた火災が、9日午前まで消えず、ヘリ機が動員され鎮火作業を行っている。2020.10.9 yongtae@yna.co.kr
(蔚山=聯合ニュース)ホ·グァンム記者 = 蔚山の33階建て住商複合アパートで発生した大型火災が、火が起きてから約15時間40分で完全に鎮圧された。
蔚山消防本部は、「9日午後2時50分付けで、火を完全に消した」と明らかにした。
これに先立ち消防本部は、昼12時35分付けで、初鎮(炎を統制することができ、燃焼拡大の憂慮が無い段階)を完了した、と明かした。
消防当局は、火災の完全鎮圧により、前日午後11時44分に発令した対応2段階(近隣の消防署から消防力を全て動員)を、対応1段階(管轄の消防署から消防力を全て動員)に下向した。
ただし消防当局は、まだ煙が出る場所があるため、万が一の再発火に備え、南部消防署の消防隊を、現場で引き続き待機するようにした。
火は前日午後11時7分頃に起き、一時は建物全体が火炎に包まれるほど、大きく広まった。
消防当局は、はしご車を動員して鎮火に取り掛かったが、強い風に増して、はしご車が届かない高層部に火が広がるなどの問題により、火災の鎮圧が難航した。
夜が明けながら、ヘリ機を動員して水を撒き、消防隊員らが火が起きた階に進入し、集中的に鎮火しながら、効果を得た。
この火災により、消防隊員1人を含め、計93人が病院に運ばれた。
当初彼らは全員、単純に煙を吸入したり、かすり傷を負うなど、軽傷者に分類されたが、消防本部は彼らのうち3人が、重傷者だと確認した。
建物の12階、28階、屋上など、避難空間に退避していた住民77人が、消防隊によって救助された。
火災の鎮圧には、人力1300人余り、装備148台が動員された。