韓国の登山文化
清渓山(チョンゲサン)登山レポートと共に韓国の登山文化をお伝えします!
こんにちは
韓国人が毎日お伝えする
最新韓国旅行情報Creatripです!
休日になると街でよく見かける登山ウェアを着てリュックを背負って登山に向かう人達。
20代、30代にも広がる登山ブーム。
韓国人にとっての登山とは?なぜ登山が好きなの?山の上で食べるラーメンは蜜の味?
気になる韓国の登山文化をご紹介します!
気軽に楽しめる韓国の登山
韓国人はコンピューターゲームも好きですが登山も大好きㅎㅎ!
登山は韓国語で「등산・ドゥンサン」と言います。登山が趣味、週末は登山に行ってますっていう韓国人多いんですよ~!
登山と聞くと、おじさんや年配の方の趣味と思いがちですが、
日本も山ガールなどと言って、男女年代問わず、人気の趣味となっていますよね!
韓国人にとっても登山は身近な楽しみの一つ
週末になると、登山ウェアにリュックを背負って登山に向かう人たちをよく見かけます。
韓国人はなぜ登山が好きなんでしょうか?
単純に山が好き、ダイエットや健康のため、自然の景色を楽しみたい、
登山中のお酒やご飯が美味しいから、低コストで経済的負担が少ないから、など理由は様々です。
ソウルやソウル近郊で有名な山といえば、冠岳山(クァナクサン)、北漢山(ブッカンサン)などがあります。
聞いたことありますか?
韓国の最高峰の山は、人気リゾート地、済州島の中心に位置するハルラ山という山で、標高1950m
ちなみに先ほど挙げた冠岳山(クァナクサン)は629m、北漢山(ブッカサン)は836mで、
韓国には600m~800mほどの気軽に登れる山がたくさんあるんですよ~
なので、韓国の登山というのは、岩場を登ったり途中の山小屋で1泊して頂上を目指したり、なんてハードルの高いものではなく、登りと下り、往復3時間程度で行けるハイキング感覚のものを登山というのです。
山が低めでリスクも少なく自然を楽しめられる。しかも低コスト、健康・ダイエットにも良い!
これは韓国人が登山を好きにならないわけがない!
혼산・ホンサン??
コロナの影響で様々な活動にセーブがかかり、外出を控える生活が続いていましたよね。
もともと登山を好む年配の人たち以外に、
ジムや屋内運動を好んでいた若い世代も登山が趣味となった人が韓国では爆発的に増えたのです!
みなさん知っていますか?韓国はみんなで一緒に行動するのが好き。
会社のお昼時間、みんなでお昼ご飯を食べに行ったり、家族、親戚の集まりも多く、同じ趣味の人たちで集まるのも大好き。
みんなでご飯を食べて、みんなで旅行に行くのが当たり前、、、でした!でも今は違います!
一人の時間の楽しみ方がどんどん増えていってます。
登山も団体で楽しむ人が多かったのですが、これもまたコロナの影響で集まりは減り、一人や家族単位で訪れる登山客が増えたのです。
혼산=혼자등산 (혼자は一人、등산は登山)という言葉が誕生したほど、一人で登山を楽しむ20代、30代が増えてきました。
一人登山は自分が好きな登山スポットを選んで、気を遣わず一人の時間が過ごせるメリットもありますが、リスクもあるので安全面に気を付けながら登山を楽しみましょう!
ソウル南部に位置する
清渓山に行ってきた
清渓山(チョンゲサン)
ソウル特別市瑞草区と京畿道果川市、城南市の境界にある山です。
最高峰はマンギョンデ(万景台)という場所で高さ618mです!
山から流れ落ちる水が澄んでいることから清渓山と名付けられたそうです。
ところどころ休む場所があるので、休息をしながらヒーリングできるとっても良いスポットです
週末になると軽く山を登ろうと登山客で賑わっています。登山コースは色々あります
一般的に目指す頂上は매봉・メ峰といって、標高582m。
どのコースも頂上までは約2時間半ほどで登ることができるので、午前中に登って午後は自宅に帰ってゆっくり休む、なんて健康的な一日を過ごせます
これが韓国の気軽にできる登山の魅力です!
登山口から約10分のところに新盆唐線、清渓山入口(チョンゲサンイック)駅があります
皆さんが良く知る江南駅から約10分で行けるので、ソウル周辺にある山の中でも最もアクセスの良い登山スポットの一つなのです!
清渓山入口付近のトンネルでは、野菜が売られています!ずらり。
入口付近のお店では登山グッズや食べ物など売られています さっそく韓国らしさが出ていてわくわくしますね
それでは山を登りながら韓国文化をどんどん紹介していきたいと思います!
カジュアルだけど魅力的に
レギンス登山
韓国でとっても気軽に行ける登山。ですが、登山客はファッションへの意識高めです。
入口付近にある登山服のお店で入念にチェック中。
皆さんどんなファッションで登山しているのでしょう~。まずは年配の方たちのファッションをチェック
やはりアジュンマたちは赤系の目立つ色が多いですね!山の中は目立つ色の服装がいいといわれていますが、アジュンマたちさすがです!
ラフにジーパンにティシャツといった服装の人も多いです~。
では若い世代はどうでしょう?
女性たちは上はヒップラインまで見えそうな短めの丈、下はぴちっとしたレギンス着用率高め!
有名な料理王ペク・チョンウォンの奥さんで女優のソ・ユジンもまさにレギンス登山ファッション!
ちなみに こちらが一般的に目指すメ峰というスポットです!
ではファッションの話に戻って、、、
20代、30代の女性からすると本格的な登山服だとちょっとスタイリッシュではない、、、
やっぱりファッションを楽しみたい、魅力的な体に見せたい!韓国女子は諦められません!
ということで、ストレッチ機能がありスリムに見えてかっこよさもあるレギンス、ボトムスタイルが人気なのです
もともとスニーカーやスポーツウェア着用率が高い韓国なので、
登山にもこういったファッションで行けるということが更に登山を身近に感じさせますよね
カジュアル、アウトドア、スポーツの境界線が薄くなってきて、「そこがどこだから、こういう服を着ないといけない」という型にはまらない。
レギンスで登山。かっこいいですね!
山登りもパリパリ文化
日本では、すれ違う人に挨拶を交わしたりゆっくり景色を眺め澄んだ空気を味わいながら進みますよね。
ここ韓国は何でも早いのは有名なこと!빨리빨리(パリパリ:早く早く)文化
ネット回線もレジもバスのスピードも手続き関係も、とにかくちゃっちゃっと済ましちゃいます。
このパリパリ文化が早くていい!と感じるときもあれば、焦る、落ち着かない、、と感じる時もあると思います。
では、登山では皆さんどうでしょうか?
韓国はやはり登るときも下りるときも早いです! 相手側に道を譲ろうとすると後ろから抜かされる。
競争社会を感じる登山事情
日本の方はびっくりするんじゃないかなーと思います。
韓国人の趣味に多い登山。
日々の生活や仕事のストレスから離れて、自然の中でヒーリングを求めて登山に行く人が多かったのですが、今や混雑や騒がしさが目立ってきました。
早く登って頂上でSNSに載せる写真を撮っていち早く下りていく。
ストレス解放の場が、ストレスの場となってしまっているという声も。。
せっかくの自然の中の時間、、、、ゆっくり過ごしたいですよね
山の上で食べるラーメンは
蜜の味
산위에서 먹는 라면은 꿀맛!
山の上で食べるラーメンは蜜の味!
こんな言葉があるように、山を登って澄んだ空気を思いっきり吸って、広がる景色を眺めながら食べるご飯は
とにかく美味しい!
頂上まで行かなくったって大丈夫。
途中、休む場所がけっこうあるので、韓国ではそこに座っておやつやちょっとしたご飯を食べたりします
何を食べるのか気になりますよね~!
韓国での登山は基本日帰りなので、おうちからカップラーメンやお弁当を持って行ったり、山の入口の売店でキンパブなど簡単に食べれるものを買って山を登ります。
韓国ラーメンって美味しいですよね!しかも寒い時期の山の上で食べるラーメンは、、、格段に美味しいはず。
それとおやつにチョコやきゅうりを食べる韓国人も多いです。
山で食べるご飯が美味しいならお酒だって美味しい!
登山のお酒といえば、マッコリ!
売店でもマッコリが売られています。
でも登山をすると体力を使いますよね。
登山中の飲酒は、筋肉の回復を遅らせ、長い時間疲労が残った状態になってしまうので本当はあまり良くないのですが、、、
味わいたいものは味わいたい!
もしも韓国で登山をする時、韓国らしさを堪能したい!マッコリを飲みたい!という時は、山を下りる体力と気力を残して飲みましょう!
おじさんたち、美味しそうにマッコリを飲んでいました!
個人的にラーメンやマッコリ以外にも、
山の上で飲むコーヒーは蜜の味なこと間違いなし!だと思います
下山後のご飯も蜜の味
下山すると入口付近にたくさんの食堂があるので、登山客は食堂に入ってしっかり栄養をとって家に帰ります。
豆腐料理、山菜ごはん、海鮮どんぶり、色んなお店があります。
自然の中で食べるご飯とは少し違いますが、登山は体力を消耗するので、ごはんが美味しいです!
上の写真はカルビタンです。やっぱり고기(お肉)が食べたくなりますね
いかがだったでしょうか?
登山と聞くと、険しい山道を1日かけて登っていくイメージですが、韓国の登山はとっても気軽に行けるので、現地の人だけでなく、別の地域から、外国人観光客の方も韓国で登山を楽しむ人も多いようです。
自然の中で韓国文化を感じたい!という方にとっては韓国の登山はおススメです!
ここまで、韓国の登山文化についての記事でした。お問い合わせ事項がある場合、本ブログ記事のコメント欄にご記入いただくか、help@creatrip.com までメールもしくは、公式ライン@creatripまでメッセージを送ってください。