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黒人扮装した議政府高の棺桶少年団が論難に…サム·オチュリ「不快」

ブラックフェイスは人種差別vs単なる流行コンテンツの真似

해바라기
4 years ago


(このニュースは情報提供が目的であり商業的な意図は全くありません)


人種差別論難に飛び火


(この写真の著作権は朝鮮日報にあります)

議政府高の学生たちが卒業写真でパロディーした棺桶少年団。/議政府高 生徒自治会Facebook


変わった卒業写真の元祖とも言える京畿議政府高で、今年も卒業写真の一部を公開した中、学生たちが黒人に扮装した写真が人種差別論難に巻き込まれた。


議政府高の学生自治会は去る3日、Facebookに「2020議政府高 卒業写真まとめ」を載せた。この中で話題になった卒業写真は、最近ソーシャルメディアで人気を集めた「棺桶少年団」のパロディー写真だった。


(この写真の著作権は朝鮮日報にあります)

/ソーシャルメディア


棺桶少年団の由来は、アフリカ ガーナのある葬式で、棺を持った担ぎ手たちが運ぶ途中にダンスをする映像が広まってからだ。葬式で愉快な踊りを踊る異色的な文化に、全世界的に大きな注目を受けた。国内では、彼らにアイドルグループ防弾少年団のチーム名を取って「棺桶少年団」と名前を付け、一種のミーム(mstronge・模倣の形態でインターネットを通し伝播される流行コンテンツ)になった。


議政府高3年生の5人は、今年の卒業写真で該当の映像に出る棺桶少年団の姿を、服装・表情・肌の色までそのまま写した。


該当の写真が公開された直後、「今年もセンス満点」という反応が主にされたが、一部では一種の「ブラックフェイス」(blackface)だとし、人種差別ではないのかという問題を提起した。


北アメリカ社会では、白人が黒人など有色人種のように見せるために暗い色の肌に扮装することをブラックフェイスと呼び、人種差別の一種としてタブー視する。19世紀半ばまで黒人奴隷制を維持したアメリカで、過去に白人俳優たちが靴薬などで顔を黒く塗り、赤く厚い唇を誇張するなど、黒人奴隷を戯画化した扮装をして、滑稽な「黒人演劇」を公演した歴史を連想させるからだ。


(この写真の著作権は朝鮮日報にあります)

/サム・オチュリ Instagram


サム·オチュリ「黒人の立場では非常に不快」論難が拡散


ここにガーナ出身のタレントであるサム·オチュリが加勢し、論難に火をつけた。サム·オチュリは6日、自身のInstagramに該当の卒業写真と共に文章を載せ、「2020年にこのようなものを見ると、残念で悲しいです」とし、「私たち黒人たちの立場では、非常に不快な行動です。お願いだからしないでください」と述べた。


彼は、「文化を真似しているのは分かるが、わざわざ顔に色までつけないとだめなのか。韓国でこのような行動は無いと嬉しい」とし、「お互いの文化を尊重するのが一番いい」と書いた。


(この写真の著作権は朝鮮日報にあります)

サム・オチュリ。/スポーツ朝鮮


サム·オチュリは去る2017年にも、コメディアンのホン·ヒョンヒがあるお笑い番組でアフリカの黒人酋長の扮装をしたことに対しても、「テレビを見ながらこのような場面が出ると、心が痛く腹が立つ。すべての人種に対する卑下を無くさなければならない」と批判し、論難になったりもした。


「敏感な事案なのにわざわざ黒人扮装をしないとだめだったのか」VS「意図もないのに差別批判は表現の自由を抑圧」


これを巡り、オンラインの反応は行き違っている。一部のネチズンたちは、「ブラックフェイス自体が人種差別」だという立場だ。「黒人たちは黒人扮装に非常に敏感で、すでに全世界的に人種差別行為だと受け止めているのが現実なのに、わざわざ扮装しないとだめだったのか」ということだ。一部のネチズンは、東洋人の卑下行為と言われる「裂けた目」(chinky eyes)と比較したりもした。あるネチズンは、「外国人がソン・フンミンのコスプレをするからと目を裂いた扮装をしても、人種差別ではないと言うつもりか」と述べた。


反面、話題のコンテンツを単純に再現しようとした意図なのに、問題視するのは行き過ぎだという反応も多数出た。あるネチズンは、「ブラックフェイスは黒人卑下の意図があるから問題になるわけで、卑下の意図なく流行しているコンテンツを同じように真似しようとすること自体が問題になるわけではない」とした。「黒人のコンテンツを真似するのに、黒人の扮装をするのが間違いなのかわからない」「純粋に'ミーム'を真似することまで人種差別だと追い込むのは、表現の自由を抑圧すること」だという意見も出た。


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