故ク·ハラ、7800万ウォンで終わった「暴行·脅迫の断罪」…苦みだけが残った「終止符」
元彼チェ･ジョンボムに対する遺族の訴訟を認める
(このニュースは情報提供が目的であり商業的な意図全くありません)
遺族、チェ･ジョンボムに1億ウォンを訴訟…裁判部の認定
象徴的裁判の結果、訴訟根拠が適当
チェ·ジョンボム訴訟戦の終止符、残された苦み
ク·ハラ /写真=10asia DB
故ク·ハラと元彼氏チェ·ジョンボムとの法的攻防が終わった。7800万ウォンを遺族に支給せよという判決だ。異例な額の罰金刑であるにもかかわらず、故人を亡くした遺族の心を慰めることはできなかった。
最近、ソウル北部地方裁判所は、チェ·ジョンボムが遺族に7800万ウォンを支給せよと判決した。事件の始まりは2018年9月に遡る。当時彼女だった故ク·ハラに悪口や暴言、お腹を押して髪の毛をつかむ行為をしたチェ·ジョンボムが、裁判にかけられた。
その後2010年、チェ·ジョンボムは最高裁から懲役1年を言い渡された。これだけではない。故ク·ハラの身体を違法撮影した容疑も受けた。しかし裁判の結果、無罪判決を受けた。理由は故人となったク·ハラが、否定的な意思表現をしなかったというものだった。
ク·ハラの遺族たちは、実刑を言い渡されたチェ·ジョンボムに慰謝料訴訟を進めた。計1億ウォンを要求した訴訟。裁判部は故人が感じたはずの精神的苦痛を認めた。
裁判部は、「ク·ハラに深刻な精神的苦痛を与えたはず」だとし、「チェ·ジョンボムの違法行為でク氏が死亡に至ったことにより、ク·ハラの家族である原告にも相当な精神的苦痛を与えた。ク·ハラと原告が受けた精神的損害を賠償する責任がある」と結論付けた。
チェ·ジョンボム/写真=10asia DB
裁判部の今回の判決は象徴的だ。裁判所が認める精神的損害額は、事実関係を証明することが難しいため、実質的な補償を受けることは難しい。チェ·ジョンボムの場合、訴訟要求額の1億ウォンには及ばないが、7800万ウォンを支払うことになった。金額が重要なのではなく、遺族の訴訟根拠が適当だという判断である。
判決は出たが、故人は戻ってくることができない。故ク·ハラの訴訟前の終止符が、苦みを残す理由である。ク·ハラと関連した法廷攻防は、依然として散在している。実の母親との慰謝料請求訴訟が残っているためだ。
ク·ハラが死亡した後、実の母親の慰謝料請求のニュースは人々の怒りを呼び起こした。養育の義務を果たさなかった実母。大衆の怒りは「ク·ハラ法」の裁定につながった。「ク·ハラ法」は、扶養·養育義務を履行していない親の財産相続権を制限しなければならないという法案だ。
ただし、昨年国務会議を通過したもののまだ導入されていない。扶養、養育の義務基準が曖昧であるため、「法廷安定性」を害する恐れがあるということだ。また、子供が生物学的な親に直接訴訟を起こさなければならないため、非人倫的だという声も出ている。
ク·ハラがこの世を去ってから4年になった。時間が過ぎたにもかかわらず、暴行、脅迫、親族間の訴訟戦などがク·ハラを巡るストーリーだ。話題になる話に目が行く様子。残っている人々が守らなければならないのは、故人の名誉だ。故ク·ハラに向けた哀悼と思い出が必要な時である。
