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[スポーツ朝鮮 イ･ユナ記者] ｢マスクが売れないから、マスクストラップを売ってみようかな？｣
最近、ドラマ｢怪物｣｢マウス｣で大衆に顔を知らせた、女優チョン·ジョンハが、52歳の歳で死亡した。
28日、遺族によると、普段から低血圧を患っていた故人が、去る27日の昼、自宅で死亡した状態で発見された。享年52歳。死因は、低血圧など腎不全症と推定される。故人は1967年生まれで、享年52歳。
故人は、演劇界で活発な活動をしてきた女優で、経歴29年目のベテラン女優だ。2002年、百想芸術大賞の人気賞に続き、同年、浦項海国際演劇祭の女性演技賞を受賞したりもした。
そのため、故人を記憶する演劇俳優たちとファンたちの惜しみが大きい。
女優オ·ミンジョンは、｢チョン·ジョンハ先輩が永眠されたそうです｣と、自身のSNSを通して知人たちとファンたちに知らせた。ファンたちは、｢本当に大学路で素晴らしい方なのに、若い方なのにどうゆうことなんでしょう。涙が出る。作品も5作品も見たし、全部演技が良かったのに、残念です。チョン·ジョンハ先輩、謹んで故人の冥福をお祈りします #大学路最高の女優｣と、哀悼の波を続けている。
故人の死がさらに残念な理由は、故人のSNSに残された生活苦の跡のためである。
故人のSNSには、昨年12月に残した写真が最後だ。当時故人は、コロナにより舞台に立つ場所がなくなり生計を立てながら、マスクストラップを直接ニット糸で作って包装し、販売しようとする姿を見せた。
当時故人は、｢マスクが売れないから、マスクストラップを売ってみようかな？重労働ではあるけど···｣と、自身が直接作った小さいストラップをビニール包装した姿を、SNSに公開した。唯一の娘の写真も載せながら、変わらぬ母親の愛情を表したりもした。
故人のプロフィールには、29年間演技一つに熱情を注いだ自信感が込められている。故人は自身の紹介として、｢29年ほど演劇に身を置いてきた演技者です。役柄に関係なく、どんな役でも消化できる潜在力があると信じています｣と書いた。特記事項には、日本語JLPT1級資格証、ピアノ、ウクレレ、アコーディオン、方言、ダンスなどを書き、多様な領域で培ってきた才能をアピールしたりもした。
チョン·ジョンハは、弘益大学歴史教育科を卒業した後、1990年から演技活動を始めた。演劇｢死神｣、｢正祖とハムレット｣、｢コールミーガット｣、｢椅子は悪くない｣、｢木の箱｣、｢カーペット｣、｢私を見に来て｣などの作品で、演劇界で29年間、多方面で活動した。映画とドラマも、演技領域を広げた。映画｢山銭水銭｣、｢ラジオデイズ｣、｢ミス・ギャングスター｣、｢少女｣などに出演した。最近、tvN｢マウス｣、JTBC｢怪物｣、｢外出｣、｢秘密の森｣、｢悪の花｣、｢場合の数｣などのドラマに出演しながら、顔を知らせ始めた。
葬儀場は、ソウル大学病院 葬儀場2号室に設けられた。遺族は、夫と娘がいる。出棺は来る30日午前7時、葬地は京畿･碧蹄の一山プルンソルだ。
