こんにちは
韓国人が毎日お伝えする
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韓国人なら生まれた時から絶対に持っている住民登録番号
一体どのように使用され、どんな秘密があるのでしょうか?
一緒に見ていきましょう!
住民登録番号とは?

住民登録番号とは、韓国の住民登録法によって韓国に居住するすべての国民に対して付与される番号のこと。
国民を簡易的に識別するためのものです。
なんと1968年に住民登録証が発行された時から存在する制度だそうです
日本にもこれと似た番号であるマイナンバーがありますが、2015年にできたため時期の違いがありますよね!

この番号は国民に発行される住民登録証に記載されています。
韓国ではこの番号で保険加入有無や運転免許の有無などほとんどのことが照会できます
そのため病院では住民登録証を持参しなくても住民登録番号を言えば保険が効き、運転免許証を持参していなくても住民番号を警察官に伝えればその場で無免許がどうか確認が取れるのです。
このことから韓国では運転免許証未携帯時の罰金が2008年に廃止されています。
さらに現在はスマホでモバイル運転免許証が使えるため、免許証を持参する必要が無くなりました

またオンライン上で本人確認が必要な時も、この番号と携帯番号で確認を取るため、この番号は韓国で生活する上で一番重要なものだとも言えます。
この番号を使うことが本当に多いため、ほとんどの人は番号を暗記しているほどです
住民登録番号:前6桁

韓国の住民登録番号は全部で13桁、前6桁 - 後ろ7桁で構成されています。
そのうち前6桁は「生年月日」を表します。
例えば、上の写真の人は「820701」なので、1982年7月1日生まれというわけです
そのため、年齢確認をする際にはこの住民番号の前6桁をいつも見られます。
住民登録番号:後ろ1桁目

住民登録番号の後ろの最初の1桁は性別と生まれた年代で決まります。
1は男性、2は女性です。
そして2000年以降の出生者の場合は男性が3、女性が4になっています。

そのため上の写真の人は2なので、2000年以前に生まれた女性ということが分かります
またこの位置に5~8が入っているのは外国人です。
外国人は住民登録番号ではなく、外国人登録番号というものがあり、ほとんど国民と同じような番号制度となっており、この最初の一桁だけ異なります。
2000年以前出生の外国人男性が5、2000年以前出生の外国人女性が6、2000年以降出生の外国人男性が7、2000年以降出身の外国人女性が8となります。

ちなみに外国人登録証には番号がこのように表記されています
住民登録番号:後ろ2桁~5桁目

住民登録番号の後ろ2桁~5桁は出生地の固有番号です。
後ろ2~3桁は地方自治体の番号となり、ソウル、釜山、京畿道などそれぞれの番号があります。
また後ろ4~5桁はもう少し小さい単位の出生地の番号です。
ただこれは個人情報の流出につながるという点と特定地域に対する差別問題があり、下記で説明しますが、この制度が最近廃止されました
住民登録番号:後ろ6桁目

住民登録番号後ろ6桁目は出生申告をした当日に申告した順番で付与される番号です。
こちらも今は廃止されています
住民番号:最後の番号

住民登録番号の一番最後の番号は「検証番号」です。
最後の番号以外の番号12個を使い、ある公式に合わせて数字を入れて出た数字が最後の番号となるそうです
45年ぶりの制度改正

上記にも書いたように住民登録番号には様々な情報が含まれており、個人情報流出および特定地域に対する差別などについて問題視されてきました。
そして2020年10月、住民登録番号使用開始から45年ぶりに、初めて制度を変更しました
後ろ2~7桁目までを任意番号に変えたのです。
これで出生地などの情報は分からなくなりました
ただ、それ以前に住民登録番号を発行した人に関しては、今までの番号をそのまま使用するそうです。
いかがでしたでしょうか?
知っていて役立つことは...あまりないかもしれませんが、豆知識として知っていても面白いかなと思い、ご紹介しました
後ろの番号の由来については、韓国人でも意外と知らない人も多いので韓国人の友達に話したら驚かれるかもしれません
ここまで、韓国の住民登録番号の秘密についての記事でした。お問い合わせ事項がある場合、本ブログ記事のコメント欄にご記入いただくか、help@creatrip.com までメールもしくは、公式ライン@creatripまでメッセージを送ってください。

