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心の言語でゴールデングローブを抱いた「ミナリ」… オスカーも抱くか

計75冠王…「パラサイト」に続く韓国語映画の快挙

해바라기 @creatrip
5 years ago
心の言語でゴールデングローブを抱いた「ミナリ」… オスカーも抱くか


(このニュースは情報提供が目的であり商業的な意図は全くありません)


「パラサイト」に続き2年目の韓国語映画の快挙

チョン·イサク監督「僕の娘のために映画を作った」

海外メディア「作品賞を受賞する資格のあるアメリカ映画」

75つの賞を受賞… ユン·ヨジョン、26つの助演女優賞

「韓国人家庭のアメリカ定着記…オスカーが楽観的」

「ノマドランド」アジア初の女性監督·作品賞


2021年ゴールデングローブ賞、外国語映画賞を受賞した映画『ミナリ』の授賞式の様子

(この写真の著作権はソウル新聞にあります)

2月28日(現地時間)、アメリカ・ロサンゼルスのビバリーヒルズヒルトンホテルで開かれた、第78回ゴールデングローブ授賞式で、外国語映画賞の受賞作に選定された「ミナリ」の、リー・アイザック・チョン(チョン・イサク)監督が、受賞の感想を話している。娘を抱いて映像に登場したチョン監督は、出演俳優たちとスタッフ、家族の名前をひとつひとつ挙げながら、感謝の気持ちを伝えた。ロサンゼルス聯合ニュース


1980年代の韓国人移民者家族のアメリカ定着記を描いた映画「ミナリ」が、アメリカの2大映画賞のうち1つに挙げられるゴールデングローブで、最優秀外国語映画賞を受賞した。コロナ19により家族の重要性が高まる時代状況と相俟って、注目を受けている「ミナリ」が、来月のアカデミー(オスカー)授賞式でも賞を受賞することができるか、注目される。


アメリカのハリウッド外信記者協会(HPPA)は、2月28日(現地時間)午後に開かれた第78回ゴールデングローブ授賞式で、「ミナリ」が、デンマーク映画「アナザー·ラウンド」、フランス·グアテマラ合作の「ラ・ヨローナ」などを抜き、外国語映画賞の受賞作に選定されたと発表した。


オンライン授賞式で、画面上で感想を明かしたリー・アイザック・チョン(チョン·イサク)監督は、抱いていた娘を「映画を作った理由」だと紹介した後、俳優とスタッフたちに感謝を表した。チョン監督は、「『ミナリ』は一家族に関する物語であり、その家族は彼らだけの言語を学ぼうと努力している」とし、「それはどんなアメリカの言語や外国語よりも奥深い。それは心の言語だ。僕もそれを学び、受け継ごうと努力している」と話した。


映画『ミナリ』の主要受賞歴を示す表

(この写真の著作権はソウル新聞にあります)


●50%以上が英語でないため、外国語映画に分類


在米韓国人2世であるチョン監督の自伝的な物語を描いた「ミナリ」は、チョン監督が演出し、ブラッド·ピットが設立したプランBが制作した、アメリカ映画だ。しかし、会話の50%以上が英語でないというHFPAの規定により、外国語映画に分類された。作品賞、監督賞など主要部門ではない、外国語映画賞の候補にのみ挙がった理由である。昨年、ポン·ジュノ監督の「パラサイト」も、ゴールデングローブで同じ部門にのみ候補に挙がり、賞を受賞した。しかし「パラサイト」は、アカデミーでは最高賞である作品賞など、4冠王を総なめした。


外国メディアは、「ミナリ」が外国語映画賞の代わりに、作品賞を受賞する資格のあるアメリカ的映画だと評価した。CNNは、「アメリカは、人口の20%以上が家で英語以外の言語を使用する」とし、ハリウッドの人種差別を皮肉った。ロサンゼルスタイムズは、「ゴールデングローブは昨年にも、『パラサイト』に最高の映画賞を与えなかった」と批判した。ニューヨークタイムズは、「『ミナリ』の出演陣も、演技賞の候補に挙がる資格があった」と指摘した。


今回の受賞により「ミナリ」は、計75つの賞を受賞した。特に、韓国から来たおばあさん「スンジャ」役のユン·ヨジョンは、今まで計26つの助演女優賞を受賞した。


●来月25日のアカデミー賞候補、15日に公開


カン·ユジョン(江南大 韓米文化コンテンツ学科教授)映画評論家は、「アメリカの動力は、多様な移民者の力である。家族が中心になって危機を乗り越えるストーリーが、大きく説得力を得る」とし、「コロナ19により家族の重要性が高まっている状況のため、アカデミーでは外国語映画賞だけでなく、監督賞と脚本賞も狙い得る」と評価した。ユン·ソンウン映画評論家は、「『ノマドランド』など、有力な候補との競争が容易ではない。作品賞は難しくても、ユン·ヨジョンが助演女優賞を受賞する可能性が高い」と予想した。来月25日に開かれる、第93回アカデミー賞の最終候補は、来る15日に公開される。


一方、今年のゴールデングローブの主人公は、中国出身のクロエ・ジャオ監督の「ノマドランド」で、作品賞と監督賞を同時に受賞した。アジア系女性監督としては、初めてである。