KBS、「Dear.M」初放送を延期…パク・ヘス学校暴力疑惑の余波
アイドルも出演のドラマ、無期限延期に…収まらない学校暴力論争
(このニュースは情報提供が目的であり商業的な意図は全くありません)
パク・ヘス「Dear.M」スチールカット
[edailyスターin キム·ヒョンシク記者] KBSが、2TV新金曜ドラマ「Dear.M」の初放送の日程を、無期限延期した。主演女優のパク・ヘスを巡る、学校暴力疑惑の余波である。
KBSは、「最近提起された出演者関連の事案に対する綿密な検討と、番組の完成度向上のために、来る26日に予定されていた『Dear.M』の初放送の日程を、延期することに決定した」と、24日に明らかにした。
「Dear.M」は、ソヨン大学をひっくり返した告白文の主人公「M」を探しながら、ピンク色の推理を繰り広げるストーリーを描く、青春ロマンスドラマだ。パク·ヘスと、グループNCTのメンバー ジェヒョン、ノ·ジョンイ、ペ·ヒョンソンなどが主演を務めるこのドラマは、26日から毎週金曜日夜11時10分に放送される予定だった。
しかし、パク・ヘスが学校暴力疑惑に巻き込まれながら、変数が生まれた。今回の疑惑は去る22日、オンラインコミュニティ「ネイト版」に掲載された書き込みから始まった。該当の書き込みの作成者は、「清純なイメージで売れている女優に、学生時代に学校暴力被害を受けた」と書いた。これを見たネットユーザーたちは、暴露文に登場した女優をパク・ヘスだと特定した。その後、パク・ヘスに学校暴力被害を受けたと主張する、ネットユーザーたちの追加暴露が相次ぎ、論難が膨らんだ。
「Dear.M」ポスター
KBSは最近、いわゆる「学校暴力Me Too」が社会問題として浮上しただけに、パク·ヘスに関連する論難が提起された時点から、「Dear.M」の初放送の日程再調整に対する検討に入った。
しかし、容易に結論を出すことができなかった。パク・ヘス側が疑惑を全面否定した中、放送日程を調整することは、パク・ヘスを事実上、学校暴力の加害者に責め立てることになり得るからである。予定通りに放送を始める場合、批判世論も相当なものだと予想され、悩みが深まるしかなかった。
結局KBSは、初放送日程の延期という強手を選んだ。これにより、初放送当日に開かれる予定だったオンライン制作発表会もやはり、自然にキャンセルされた。
一方、パク·ヘスの所属事務所STUDIO SANTA CLAUSエンターテインメントは今回の論難と関連し、「オンライン上のパク·ヘスに関連する掲示物とコメント内容は虚偽」だという立場を明かし、法的対応に乗り出した。そんな中、論難の始発点になった掲示物を載せたネットユーザーが、暴露文の中の人物がパク・ヘスではないと、修正する書き込みを載せたりもした。しかし、依然とパク・ヘスに学校暴力被害を受けたと主張する人々が存在し、論難は容易に収まらずにいる。
このような状況の中、「Dear.M」がいつ頃に放送を開始するようになるかは未知数だ。KBSは、「放送の変更日程は後日お知らせする」と伝えた。