(このニュースは情報提供が目的であり商業的な意図は全くありません)
「非対面歳拝」、「アンタクト歳拝」タグ100個以上が掲載
お年玉も口座振替を通して

ソウル瑞草区に住むソン·ハユン君(5)が携帯電話越しに、祖父母と会話を交わしている。ソン・ゴンさん提供
「おじいさん!お年玉ください~」
もみじのような手で福袋を携帯電話の前で広げて見せる、ソン·ハユン(5)君。父のソン・ゴン(36)さんが携帯電話を持ってハユン君の全身を見せると、ハユン君が元気にお辞儀をあげます。

ソン·ハユン君が携帯電話越しに、祖父母にお辞儀をあげている。ソン・ゴンさん提供
旧正月である12日は民族大名節ですが、今年は普段の名節の時とは様子が少し違います。新型コロナウイルス感染症(コロナ19)の余波により、5人以上の集合禁止措置が下されたため、非対面オンライン歳拝の風景が出ています。
ソウル瑞草区に住むハユン君も、光州にいる祖父と祖母に、今回は携帯電話を通してオンライン歳拝をあげました。お互いの安全を守るために、安全に旧正月を過ごすことに合意したからです。お年玉も「アンタクト」で受け取ります。祖父と祖母が、口座振替でお年玉を送ってくれました。

ソン·ハユン君が携帯電話越しに、祖父母に福袋を持って見せている。ソン・ゴンさん提供
12日、社会関係網サービス(SNS)のInstagramに「オンライン歳拝」を検索すると、この日1日だけで100件余りの掲示物が載せられています。「非対面歳拝」、「アンタクト歳拝」などのタグの文章も、100個以上が掲載されています。皆が韓服を美しく着て、携帯電話やノートパソコン、テレビ画面を通して、スクリーン越しの祖父母に挨拶をする姿です。

韓服を着たパク·ソジン、パク·ジワン君が、テレビ画面越しの祖父母に挨拶をしている。読者提供
京畿 高陽市に住むパク・ソジン(6)、パク・ジワン(3)君たちも、この日だけは美しく韓服を着て、テレビ画面の前に集まりました。5人以上の集まり禁止により、慶南 昌原市に住んでいるおばあさんに、テレビ電話を通して挨拶をあげなければならなかったからです。
一緒にできなければ別々に···時間差の親戚家訪問に墓参りまで

12日、時間差で墓参りをしている1組の写真。パク某さん提供
順番を決め、交代で親戚に会って墓参りに行く風景も相次ぎました。ソウル瑞草区に住むソン某(32)さんも旧正月当日、江原 江陵市の親戚の家に行かなかった代わりに、6日に前もって行ってきました。翌日の7日には、従兄であるソン某(44)さんが本家を訪問することに、順番を決めたからです。

12日、時間差で墓参りをしているパクさん家族の様子。パク某さん提供
光州市の会社員パク某(43)さんはこの日、生まれて初めてチームを組んで墓参りを進行しました。
パクさんの父、叔父、従兄とパクさんは1チームで9時30分ごろに墓参りをした後、また別の従兄とその家族は2チームとして車の中で待ち、10時ごろに墓参りを進行しました。
1チームと2チームは車の中でのみ簡単に挨拶をして、別れました。それぞれ墓参りをした様子は、写真に撮って家族のグループメッセンジャールームに載せ、参加できなかった他の家族は、写真で惜しさを慰めました。ぎこちない風景ですが、コロナ19の防疫規則のために、お年寄りたちが先にアイデアを出したと言います。
これに対しネットユーザーたちは、「ズームで歳拝して、新年の挨拶を交わした。お年玉は口座振替で受け取った」、「みんなで集まることはできなかったが、こうしてでも顔を見れて幸いだ」などの反応を見せました。

パク·ソジン、パク·ジワン君が、テレビ画面越しの祖父母に挨拶をあげている。読者提供
一方政府は、コロナ19の拡散抑制のために、連休が終わる14日まで、家族を含む「5人以上の集まり禁止」守則を維持すると明らかにしました。政府の方針によると、直系家族でも登録居住地が異なれば、5人以上集まることができません。これを違反した場合、1人当たり10万ウォンの過料が賦課されます。

