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去年日本でも大人気だった韓国映画【パラサイト~半地下の家族~】日本にはあまり半地下で生活するという文化がないため、たくさんの方が衝撃を受けたと言います。
しかしそれは映画の中の演出ではなく実際に韓国で地下で生活することは普通のことです。
今回はこのような少し変わった韓国の家事情についてご紹介したいと思います
住宅の種類
大きく分けてアパート、ビラ、オフィステル、一戸建て、ワンルームの大体5つに分けられます。
また、日本のように敷金礼金制度がなく購入でなければ主にチョンセ、ウォルセで家の契約をします。

アパート
現在韓国で一番人気が高く多くの人が住んでいると言われているアパート。
日本でのアパートのイメージは昔からあるような家で少し古い感じの家を想像しますが、韓国のアパートは大きくて丈夫な家のことを指します。
2005年から現在まで韓国全体の住宅でアパートの比率が52%ほど増えているそう!
アパートに移住する人が増えたためにソウル市内の不動産価格が年々上がっていて最近ではそれを利用し詐欺まで増えているそうです。
アパートは購入以外は基本チョンセかウォルセで契約されます。
出典:한겨레ビラ
韓国のビラと言えば小型共同住宅のことを指します。
また、パラサイトに出てくる半地下もこのビラの地下に建てられたスペースです。
ではなぜ韓国には半地下があるのでしょうか?
韓国では地域によって〇階以上の建造は不可、と定めれているところがあります。
そのため、少しでも地下に住宅を作りその規制から逃れようと作られていたビラがありました。
そうして作られた半地下は、普通の住宅よりも安く貸し出されることが多いため学生や一人暮らしの人などにとってはありがたい物件となるのです。
価格は安いですがやはり安い分デメリットもあります。
窓を開けられない、そのせいでカビが増える、虫などの問題、匂い、など様々あります。
もし、韓国で住まいを探している方がいたら居住地は慎重に選ぶことをおススメします

オフィステル
オフィステルとは【オフィス+ホテル】を合わせた韓国の造語です。
元々は住宅兼、事務所という概念でしたが近年では日本でいう少し綺麗めなワンルームマンションの賃貸物件のことを指すそうです。
オフィステルは基本家具やその他の家電製品などオプションでついていて、上京した人や一人暮らしの方、短期滞在の方にはもってこいの場所です。
なんといっても韓国のワンルームと比べたらでセキュリティ面もしっかりしていて、商業施設の近くにあるので魅力の一つですがワンルームやビラに比べると管理費が高いですが、家具や利便性、安全面も考えると妥当な値段化もしれませんね

一戸建て
ソウルではそこまで多くない一戸建て。
土地の価格が高いということもありソウルにはアパートかビラがたくさんあります。
ソウルでキレイな現代風の一戸建てを見かけたらその家の持ち主はきっとお金持ち...?というイメージが強いほどソウルで自分の一軒家を持つことは相当難しいことです。
昔からの古い一戸建ては開発がされず残っている場合があります。
地方の方に行くとソウルと比べると土地が安く、土地も多いので見かけることが多いと思います。
しかし、韓国人は一戸建てに住むよりも利便性やセキュリティ面がしっかりしているところが多いアパートを好む方が多いです
なので韓国人は日本のように「夢は一戸建てに住むこと!」という考えの方はあまりいないかもしれません!

ワンルーム、コシウォン
一つの建物に複数の部屋があり建物全体を1人の管理人が所有しています。
また同じ建物に管理人が住んでいる場合もあり何かトラブルが起きた際に瞬時に対応ができるようになっています。
部屋ごとに家具のオプションがあったり、間取りや日当たりによって家賃が異なる場合もあるそうです。
規模はオフィシャルと同じくらいですが、オフィシャルに比べたら安い方なので学生や一人暮らしの方に人気があります。
コシウォンは基本学生が使う宿泊施設で元々は資格試験や大学受験を控えた受験生が使うために作られたため部屋は小さめで生活の最低限の家具のみついています。
キッチンや洗濯機などは共同でご飯やキムチ、ラーメンなど無料で提供される所が多いですが、想像以上の狭さなので物件見学に行った人は思った以上に狭すぎてやめる人が多いんだとか
ずっと住むとなったら少し不便な部分が多そうですね
韓国で家を借りる場合のチョンセ、ウォルセとは?

チョンセ
韓国ならではのシステムがあります。
入居時にまとまった金額を保証金として家の大家に払い退去時に全額返金してもらうシステムです。
このメリットとしては家賃は払わず家の管理費だけ(半チョンセの場合はウォルセを少し払う所も)払うだけで良いということです。
退去時にもまとまったお金が戻ってくるので実質無料(管理費や光熱費は別途ですが)で家を借りることができるんです!
しかし、デメリットは保証金が高いということ。
日本円で300万、良いところだと500万以上必要なのでチョンセで住む場合は自分の両親にお金を出してもらう人が多く、学生には不向きなシステムです。
ウォルセ
ウォルセとは日本でいう家賃のことある程度の保証金を払い月々の家賃を支払うシステムのことです。
万が一家賃の滞納などあれば最初に支払った保証金から差し引かれ退去時には差し引かれた分だけ戻ってきます。
退去時に気をつけること
退去時にはチョンセ、ウォルセに限らず必ず保証金を返してもらう必要があります。
家を契約する際にもらう契約書に記載されている退去可能期間を確認し、退去2か月前には大家に伝える必要があります。
もしいきなり伝えてしまうと保証金からいくらか差し引かれてしまうケースもあるので気を付けましょう。
韓国では退去するとなったら新しい住人を見つけないと退去できない場合もありますので必ず前もって伝える必要があります。
また保証金が返してもらえないというトラブルもあるそうです。入居時に契約書などしっかり確認してトラブルなど避けましょう
韓国の家事情について簡単にまとめましたがいかがでしたか?
日本とは違い、韓国で家を借りる時は基本まとまったお金が必要なことが分かりました。
外国人留学生とのトラブルなども多々あるそうなので韓国で家を契約する際は注意しましょう。
ここまで、韓国の家事情についての記事でした。お問い合わせ事項がある場合、本ブログ記事のコメント欄にご記入いただくか、help@creatrip.com までメールもしくは、公式ライン@creatripまでメッセージを送ってください。

