韓国の独特な中・高学生の文化
韓国の学校文化はどうなっているの?
조선일보
こんにちは
韓国人が毎日お伝えする
最新韓国旅行情報Creatripです!
皆さんがドラマ、映画で見たら韓国の中高学生についてどんな印象がありますか?
今回はドラマでもあまり出ない韓国の学校文化について韓国人の証言を基にご紹介したいと思います
韓国の中高校と皆さんの学校文化はどこが似ているのかどこが違うのか比較しながら読むともっと面白いと思います!
では行ってみましょう~!
1. 修学旅行は小中高ずっと同じ場所?
韓国の小中高校は主に小学校6年生、中学校2年生、高校2年生と団体で修学旅行に行きます。これは日本も同じですよね?
この時修学旅行の目的地は地域ごとに異なる特徴があります。
韓国の中心地であるソウル、京畿道圏にある学校は基本、韓半島の反対側にある慶州(キョンギュ)や済州(チェジュ)に行き、逆にソウル、京畿道以外の地方の学校はソウルへ旅行に行きます。
韓国の南東に位置する慶尚道(釜山、蔚山など含まれる)で育った筆者の私も小・中・高校の修学旅行3回ともソウルと京畿道にあるエバーランドに行きました
このように、ソウルは地方に、地方はソウルへ旅行するのが規則ではありませんが、大体がこのように定型化されています。
しかし最近の私立の中高校が増えるにつれ、外国に修学旅行に行く学校も多いそうです
2. 先生の日、サプライズイベントは必須!
5月15日は何の日か知っていますか?韓国では【先生の日】といって先生に感謝の気持ちを伝える日なんです!
中学、高校さらには大学まで!韓国の学校でもこの日はとても重要な日なんです。
特徴としては、学校の行事ではないため学生たちが先生に内緒で何か計画してサプライズをする習慣があるようです。
先生に内緒でサプライズパーティーをしたり、数年前まではクラスメイトが自発的に5,000ウォンずつ集めてプレゼントをあげたりしていました。
しかし、2015年に公務員に30,000ウォン(約3000円)以上の贈り物を不正とみなし【김영란법/不正請託禁止法】ができて以来プレゼントに対する規制が厳しくなったため、最近は手紙やカーネーションを渡したりお菓子を作ってプレゼントをするなど先生の日の概念が少しずつ変化しています。
3. 転校生作り
【先生!転校生が来ました!】
このいたずらは韓国の高校生なら必ず一度はしたことあるはず…?
上の写真も見ると一見本当に人が寝ている姿に見えますが、実際は体操服や制服の中に他の洋服を詰め込みダウンジャケットや毛布を着せてあたかも人のように作ったフェイク人形なんです
こうやって作ったフェイク人形を机に寝かせて、先生をだますことで転校生つくりのハイライトです。
授業をしに来た先生に【先生~うちのクラスに転校生が来ました~!】というと学生のいたずらが始まります
これを見た先生は、転校して来るや否や【寝ているの⁉】生徒を起こし、フェイク人形を見て驚いた先生の顔を見たらいたずら成功!
4. 大学受験終了後、学校に来てやることは?
韓国の大学受験は通常11月に行われます。
しかし、高校3年生は修学能力試験後にも卒業式のある2月までは通常に登校しないといけません。
この期間、大学受験を終えた韓国の高校3年生は何をしているのでしょうか?
大学受験を終えた時点ではほとんどの学生が進学する大学が決められた状態で、心配事もなく気持ちにも余裕がある時期です。
この時高校3年生はかばんも持参せず登校し、机に横になって今まで取れなかった睡眠時間を取ったり、自宅から持ってきた電子機器で映画を見たり、読書をしたりするなど試験のせいでできなかったことを思う存分します。
先生たちもこのような学生の気持ちがわかるので先生たちが持参したモニターで映画を流したり、ユーチューブを流したりしてくれます。
한교닷컴
私も高校3年生の時に大学受験の試験を終えて、学校で先生のノートパソコンでユーチューブ三昧!
K-POPプレイリストを流しておいてクラスの友達と遊んでいました
この時期はみんな何の心配もなく遊べる時期とも言えます!
5. アップルウォッチ、ギャラクシーウォッチでもない、【給食ウォッチ⁉】
毎月学校で配られる給食表!
韓国では高校までほとんど給食が出てきます。
日本だと高校からはお弁当のところもありますよね?
韓国の学生は給食表にあまり興味がなくて捨てる人もいますが、逆にきれいにコーティングして机に貼ったりファイルに挟む人もいます。
INSTAGRAM에 '#급식워치'를 검색한 결과
その中でも、一番すごいのが、給食ウォッチ!
上の写真のように給食表をうまく切って本のようにしてから時計みたいに腕に巻いたら完成!
韓国学生たちの給食に対する情熱とかわいらしさが感じられますよね
6. 制服を調節/地域によって異なる
修学旅行に続き、地域による特性といったら制服を短くする文化です!
外見意識が高い中高生たちは既存の制服のサイズや見た目があまり気に入らないのは当然のこと…
そのため一部の学生は制服のサイズを自分で再調節して着用したりしますが、この調節方法が地域ごとに違うのも韓国の学生の特徴でもあります。
例えば、仁川にあるある学校の制服はスカートにプリーツがないという理由で自らプリーツを作っていたそうです。
また、プリーツを作ったことが先生にバレないようにスカートのしわ部分にジッパーを付けて開け閉めが簡単にできるようにしたそうですよ
女子学生と同様に男子学生の制服の調節をしますが、通常はズボン丈を短くし少しでも足を長く見せるようにしているみたいです。
最近はフィットパンツを減らし学生の好みに合わせてストレートフィットにする学校も増えているんだとか!
スキニージーンズが流行った2010年代には、制服のズボンをスキニーのように足首に合わせて減らす生徒もかなりいました。
韓国の学生文化についてご紹介しましたが、いかがでしたか?
韓国と日本では似ている部分もありますが異なる部分もあり少し不思議ですよね!
以前に書いた高校生文化や大学生文化も良かったら読んでみてください
ここまで、韓国の独特な中・高学生の文化についての記事でした。お問い合わせ事項がある場合、本ブログ記事のコメント欄にご記入いただくか、help@creatrip.com までメールもしくは、公式ライン@creatripまでメッセージを送ってください。