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韓国食品会社ヒストリー

あなたが知らない韓国食品会社ヒストリー!三養は裏切り者?韓国で最初のコーンアイスを作ったのはヘテ?

Jeongyeong Yeo
5 years ago
韓国食品会社ヒストリー

こんにちは

韓国人が毎日お伝えする
最新韓国旅行情報Creatripです!


韓国のスーパーは行ったことがありますか?

様々な商品が並ぶ韓国のマート

製品はさまざまな有名企業から取り寄せていますが、これらの企業が発展した背後にある物語を知っていますか?

韓国の食品会社について、今まで知らなかったことを知ってみましょう!

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韓国食品会社ヒストリー

ヘテ(해태)

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韓国最古の食品ブランドといえば、ヘテ(ローマ字表記Haitai)!

1945年10月3日、太平洋戦争終結直後に初めて韓国の資本と技術で設立された食品会社が「ヘテ製菓」であり、韓国の歴史に新たな1ページを刻みました。

また、ヘテは設立初期から現在に至るまで、数多くの記録を残しています。

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韓国にある昔ながらのお菓子は、ほとんどヘテによって作られています。

中でも元祖ヨーカン(양갱/ヤンゲン)が最も古く、ヘテが設立されたその年に発売されました。

今もたくさんの人々に愛されており、大韓民国とともに年月を歩んできた長寿ブランドです。


1945年、韓国の光復(クァンボク)後、アメリカのお菓子が大量に安く販売され、国内のおやつ市場に大きな打撃を与えましたが、ヘテは会社の基盤を築くために次々と新製品の発売と多様化に取り組んできました。

また、1950年代の朝鮮戦争によってヘテ製菓協力会社の職員を半分以上失いましたが、ヘテは戦後発展の黄金期を生き延びました

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ヘテは1959年に韓国初のガム「supermint」を発売、1970年には韓国初のコーンアイスクリーム「Bravo Cone(부라보콘)」、1976年は韓国初のおやつ広告をTVで放映するなど、輝かしい記録を残しました

ヘテが1987年に社名を「ヘテ製菓(株)」に変更した後、電子、貿易、重工業など多角化事業に転向し、経営難に陥り始め、1997年のアジア通貨危機に経営が破綻しました。

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ヘテの韓国語本来の意味 カイチ

1999年から2001年にかけて、多くのグループがヘテ製菓の企業ブランド価値を認め、ヘテの看板を取り戻すために資金を投資し、新しく「ヘテ食品製造株式会社」として再編しました。


また2005年に、クラウン製菓はヘテ製菓を買収し、韓国初の食品会社の歴史を受け継ぎました。

その後、クラウン製菓はヘテ製菓の全職員の雇用を承継し、ヘテ製菓を買収した後も別途法人として独立経営体制を維持する事にする事により、「ヘテ」の商号とブランドもそのまま使用してきました。

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ヘテのブームの頂点は、2014年に発売された「ハニーバターチップス」

発売当時は、全国的な人気を呼び、発売と同時に品薄現象が現れ、韓国ではクラウンのシェア率を一気に35%まで跳ね上げる結果に。

現在は韓国国内の製菓店、おやつ製造専門企業の中でNo.1メーカーになりました



ロッテ(롯데)

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日本でも有名なロッテは皆さんおなじみですよね

ご存じの通り、ロッテは純粋に韓国のグループではなく、韓国と日本を中心に展開しているグローバルグループです。

このため、日韓貿易紛争の時には、ロッテ製の関連製品は、一部の韓国人により不買運動が起こりました。


1948年、在日韓国人の重光武雄(韓国名:シン・ギョッコ)が日本でロッテグループを設立し、当初は食品のみを生産し、その後韓国で開発を行いました。

1965年に韓国と日本の外交関係が樹立された後、武雄重光は投資のために韓国に戻り、1967年にロッテ製菓を創設しました。

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戦後の経済回復とともに、ロッテは飛躍的に成長し、1980年代にはロッテホールディングスを設立。

経営分野も食品から観光、石油化学、金融、小売業、エンターテインメント、インスタント食品などに拡大し、ロッテ百貨店、ロッテマートをはじめ、ロッテ飲料、ロッテフード、ロッテシネマ、ロッテホテル、ロッテワールドなどで有名になりました。


ロッテは食品分野では新製品を積極的に生産していましたが、他の長寿のブランドと比べるとやや劣っている方でした。

そこで、韓国各地にロッテマートの店舗を構え、ロッテブランドを積極的に取り入れるなどして、韓国の食品ブランドの第一線を進むことに成功したのです。

1980~90年グローバル化の流れに目覚め、国内エンターテインメント産業と海外新規拠点とに拡大していきました。

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しかし、最近、韓日2人のロッテのオーナーが、財産争いでロッテグループのイメージを大きく失墜したうえ、朴槿恵(パク・クネ)大統領が在任中、ロッテの賄賂や脱税、不法取引などのスキャンダルが再燃し、韓国でのロッテグループのイメージはさらに悪化しました。




三養(삼양)

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1961年9月に設立された三養(サムヤン)食品は、朴正熙(パク・チョンヒ)大統領が重点的に育てた企業です。


三養食品彼らが最初に作ったのが「三養ラーメン」

当時₩10で国内に登場し注目を集めましたが、その目的は韓国戦争以降の食糧不足と地元の雇用支援をするためのものでした。


また三養は、多くの時間を費やしてラーメンを作っただけでなく、酪農業、油業、医療センターなども触れて来ました。

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しかし、順調な発展は1989年11月に危機を迎えます。

三養食品は工業用の牛の油を使用したという事実が明らかとなり、三養の名声が大きく失墜しました。

後に保健·検査機関でこの物質が無害だという判定を受けましたが、インスタントヌードルのトップの座はすでに農心(ノンシム)食品に奪われていました。

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三養食品が農心に追い越され、第2位となったもう一つの理由は、1980年代に農心の積極的な新製品の開発に三養は追いつけなかったからだと推測する人もいます。

2013年以降、オットゥギが三養を追いかけ始め、2016年には三養が八道(パルド)に追い抜かれ4位となりました。


三養食品は現在、三養ラーメン・プルダックポックンミョンを代表商品として海外販売に力を入れています。

その結果2014年から中国マーケティングに成功。大きな話題を呼び、年間売り上げが2倍に増えました。

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しかし、2012年に韓国ラーメン会社が10年前から価格談合を行っていたという事実が発覚し、1兆354億ウォンの課徴金が賦課されました。

独占・寡占を主導した農心が課徴金の10分の1以上を賦課し、その年の営業利益がほぼ全額上納という結果に。


さらに驚くべきことに、独占寡占事件の情報提供者が三養食品であったため、三養も独占に加わっていましたが、課徴金賦課対象からは除外され、他の3つのラーメン会社のみ罰金を払うことになりました。

2015年、農心は無効訴訟勝利し、三養食品は同業会社の中で見ると裏切り者になってしまいました。




農心(농심)

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農心(ノンシム)も韓国で有名な食品会社のひとつなので、ご存知の方もいらっしゃると思います


農心はロッテグループ創設者の弟が設立しました。

事業開始当初は異なる分野でしたが、ロッテが独自のインスタントヌードルを発売したことにより、ロッテと農心の戦いはますます明白になっていきました。

よく食べられる辛ラーメン、安城湯麺、牛肉湯などはすべて1980年代に農心で開発されましたが、いまだにこれを超える商品が無いことが農心にとって問題点となっています。

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農心は1980年代に入って一時、市中占有率80%で1位を記録しましたが、2010年代に入って三養・八道・オットゥギなどの追撃に押され、60%台に落ち込みました。

2017年にはシェア率が50%以下までに落ち込み、史上最悪記録に。


農心の製品が老朽化して競争力が足りないという意見が多くありましたが、実際の理由はそんな簡単なものではありませんでした。

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ラーメンに虫が入っていたことが何度も報告されていたり、放射線が検出されたりと、農心食品のイメージはひどい傷を負います。

その他にも、辛ラーメンの改良版を発売したところ、曖昧な味だと批判を受けたりもしました。


昨年、農心が他のラーメン会社との談合が摘発され、課徴金が1354億ウォンに達し、農心は1年分の営業利益に該当する1,077億ウォンを納付しました。

結局、農心は2012年営業利益の99%を消耗し、同年営業利益は2億7000万ウォンに留まりました。


農心はテレビで広告をしたり、破格の値段で販売したりなど、ヒット商品を改善してきましたが、味が落ちたなどの評価を受けるなど、不満が多く残りました。

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原価を下げるため、原料を減らしたせいもありますが、時が流れ発展していくにつれ、調味料や味が変化したという分析もあります。

しかしこの分析は、市中占有率1位の農心にとって最大の傷になったと言います。





大手食品会社の中でも面白く刺激的なブランドをまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか?

もし、このブログの反応が良ければ、次の機会にオットゥギ、八道、オリオンなどのブランドもまとめてみたいと思います

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ここまで、韓国食品会社ヒストリーについての記事でした。お問い合わせ事項がある場合、本ブログ記事のコメント欄にご記入いただくか、help@creatrip.com までメールもしくは、公式ライン@creatripまでメッセージを送ってください。