韓国留学専門エージェント!Creatripです
今日はソウル市立大学語学堂で韓国語を学んでいる3人の学生にインタビューを行い、率直な意見を色々聞いてみました。
なぜソウル市立大語学堂を選んだのか、韓国での生活はどんな感じなのか、そして韓国語を学びながら感じる楽しさや難しさは何かなど、様々なテーマに沿ってお話を聞いてきたので皆さんにも紹介したいと思います。
この記事を参考にソウル市立大学語学堂の入学を検討してみてください
インタビューした学生紹介
※25年9月時点
学生 | 学生A | 学生B | 学生C |
国籍 | 日本 | 日本 | 台湾 |
レベル | 5級 | 6級 | 3級 |
韓国に 滞在した期間 | 1年以上 | 1年以上 | 6ヶ月以上 |
スタート!

今回は貴重なお時間を割いてインタビューにご参加いただき誠にありがとうございます :)
他国から韓国に留学しに来るのは簡単な決断ではなかったと思います。韓国に留学しようと思った理由を教えていただけますか?
学生A:ワーキングホリデーでオーストラリアとニュージーランドに合わせて3年間留学したのですが、その時に韓国人の友達ができて。そのおかげで韓国に興味を持つようになりました。今でもその時に出会った韓国人の友達が仁川のチャイナタウンに連れて行ってくれたり、韓国人だからこそ楽しめる方法を教えてくれたりして、本当に楽しいです。
学生B:私は子供の頃から韓国のエンターテインメントに興味があり、いつか実際に韓国語を使って韓国で生活してみたいと思っていたので、韓国に留学することにしました。ドラマやアイドルが好きで、日本とは違うコンテンツの魅力があり、今は韓国の大学に進学して文化コンテンツなどを学びたいと思い、一生懸命勉強しています。
学生C:しばらく仕事をしていて、自分自身にリフレッシュと休息の時間を与えたかったんです。普段から韓国のアイドルや俳優が好きで、ずっと推し活をしてきたし、韓国人のように韓国語でコミュニケーションしたいと思い、留学を決意しました。
皆さんそれぞれ違った理由で韓国留学を選んでいることが興味深いですね。
では次に、韓国で留学しながら経験したカルチャーショックがあれば教えてほしいです。
学生A:いろいろな国を旅行した経験があるのですが、アジアではほとんど、英語で問題なくコミュニケーションできました。でも韓国の場合、韓国語ができないと本当に不便で。バスの時刻表や簡単な標識、注意事項などもほとんど韓国語だけで書かれていて、アルファベット表記がない場合が多くて理解するのに苦労しました。だから韓国では翻訳機が必須でした。アジアの中で日本、韓国、中国が一番英語が通じにくい国だと思いますが、文字の面では韓国が一番大変でした。中国は漢字があるのである程度理解できましたが、韓国語を学んだことがなかった私は恐怖でした。ハングルばかりで全然理解できなくて…(笑)
学生B:私は韓国の冬の寒さが想像以上に大変でした。外に出るのも本当に大変で、やっぱり寒いと体調も崩しやすいし。あと日本と比べると、キャッシュレス決済の進み具合に驚きました。バスでも現金が使えなかったり、メガコーヒーのようなカフェでも基本的にカード決済なので、こういったことを知らずに韓国に来ると混乱すると思います。
学生C:一番驚いたのは、タバコを吸う人が多く、道端で唾を吐く姿をよく見かけることです(笑) しかも、韓国では誰かとぶつかっても謝らない人が多くて、そういう態度が最初は全然慣れませんでした。

韓国での生活は楽しいことだけでなく、戸惑いや驚きもたくさんあることが伝わってきますね(笑)
次の質問に移ります。入学するために準備時間が必要だと思いますが、どれくらいかかりましたか?
学生A:実際に書類を発行してアポスティーユを取得するまでにかかった時間は約2ヶ月でした。1ヶ月でも書類の準備は可能だと思いますが、私の場合は書類に不備があって、その修正に時間がかかりました。2ヶ月くらいあれば余裕を持って準備できると思います。
学生B:私は書類を準備するのに1ヶ月半ほどかかりました。外務省でアポスティーユを取得する必要があったので、このくらい時間がかかったのだと思います。
学生C : 私はワーキングホリデービザ(H1)を先に取得してから語学堂の申請を始めました。語学堂の書類準備(申請および公証の過程を含む)は約2週間ほどかかりました。
学校について

ソウル市立大学を選んだ理由と、選ぶ際に参考にしたものを教えてください!
学生A:1級から6級まで長く通う予定だったので「学費が安い学校」というのが一番重要な条件でした。そこで学費が安い大学を3つ選び、韓国人の友達にも立地などを考慮して一緒に考えてもらいました。候補だった他の2つの大学はソウル中心部から遠かったり、周りに何もなかったので悩みました。一方、ソウル市立大学は駅からもそれほど遠くなく、回基が大学街なので立地と学費を優先してソウル市立大学に決めました。
学生B:インターネットで「韓国 語学堂」などで検索して調べ、ブログなどで語学堂の特徴が紹介されていたので参考にしました。その中でソウル市立大学は学費が安く、バランスよく学べるという記事を見て決めました。そして人が多すぎないと思ったことや、中心街ではないので静かに勉強できそうだと思い申請しました。
学生C:一番大きい理由はソウル市立大の学費が安いという点でした。Creatripが提供していた語学堂の学生国籍比率の資料を参考にしたところ、ソウル市立大は中国人学生が少ないことが解ったので、ソウル市立大学にさらに魅力を感じました。友達もソウル市立大で勉強していていてオススメしてくれたので。これらの理由でソウル市立大学を選びました。
入学後に予想と違った点があれば教えてください。
学生A:ソウル市立大学は日本人が多いと聞いていましたが、実際は全然いなくてビックリしました。入学前にインターネットで調べたときは日本人が多いと出ていたので…(笑)私は1級から入りましたが、7クラスある中で日本人はたった5人で…なので日本人の友達を作るのが難しかったです。日本人が少ないのは良い点でもあり、少し寂しい点でもありますからね。そして学校が駅から思ったより遠いのも予想外でした。地図で見るより坂があったりするので少し遠く感じます。
学生B:語学堂にはいろいろな国の人がいるじゃないですか?だから最初はそれぞれ文化も違うし育った環境も全く違うので仲良くなるのは難しいと思っていました。でも実際には、韓国語を通じてコミュニケーションしながらだんだん仲良くなれたのが予想外でした。みんな結構フレンドリー!
学生C:思ったより台湾の学生が多くなかったのが以外でした。1級から3級まで通って同じクラスで会った台湾の学生は4人くらいで、1クラスに大抵2~3人くらいでした。寮は全体的に満足でしたが、部屋に冷蔵庫がなく共用キッチンもない点が少し残念でした。バスルームのガラスが半透明で、最初は慣れるのに少し時間がかかりました。
市立大学は文化体験が多いと聞きましたが、実際にはどのような文化体験がありますか?
学生A:1学期に文化授業は2回あり、そのうち1回は遠出することが多いです。1回は4時間、もう一回は8時間の文化体験で、訪れる場所としては民俗村やロッテワールド、国立国楽院などに行きました。秋に南怡島に行くのは定番だと思います。
学生B:レベルによって行く場所が違いますが、私は料理を習ったり工芸品を作ったり、登山をしたりもしました。今回はビール工場の見学に行きます!ソウル市立大学は文化授業が多様なのも特徴だと思います。あと、文化授業の場合クラスごとに映像を作る課題が出ることもありました。
学生C:毎学期2回の文化授業があり、レベルごとに訪れる場所は少しずつ違います。1級の時は昌慶宮を見学し、グラフィティアート公演を見ました。2級の時は民俗村、南山タワー散策、そしてロッテワールドにも行きました。
<学生が提供してくれた文化授業の様子>
南怡島(남이섬)

ハンコ作り

華川ヤマメ祭り(화천 산천어 축제)

生活情報

1ヶ月の生活費はどれくらいですか?
学生A:約100万ウォンくらいです。家賃が40万ウォン、国民健康保険が10万ウォン(学生ビザ基準)、その他は食費やアイドルが好きなのでアイドルコンサートなどの出費があります。なので生活費として100万~130万ウォンくらい使用しています。かなり節約している方だとは思うのですが、やはり100万ウォン以下に抑えるのは難しいですね。
学生B:交通費は5万ウォン、家賃は80万ウォン、コンサートや旅行費用で30万ウォンくらいです。オフィステルに住んでいるので家賃が少し高めです。
学生C:現在コシウォンに住んでおり、保証金は10万ウォン、家賃は月38万ウォンです。家賃とその他の生活費を含めると、1ヶ月にだいたい80~120万ウォン、多くても120万ウォンを超えることはないと思います。寮に住む場合は、宿泊費を事前に支払うので1ヶ月の生活費はもっと安くなるはずです。

留学中に大変だったことがあれば教えてください
学生A:韓国に到着したとき、空港で旅行用SIMを3ヶ月分購入しました。最初は電話番号で本人認証が必要だとは知らず、旅行用SIMを買ってしまい、しばらくの間かなり不便でした。使えないアプリも多かったです。すでに3ヶ月分購入していたので捨てるのももったいなくて…本当に不便でした。あとは、銀行口座を開設しに銀行に行く必要があったのですが、留学に来た当初は韓国語が全くできなかったので、伝わらなったらどうしよう…とちょっと行くのに躊躇したしちょっと怖かったです。食べ物で苦労した思い出もあります。もともとニンニクは好きですが、生のニンニクは韓国に来るまで食べたことがありませんでした。でも韓国では生ニンニクも出てきますよね。それで生ニンニクをたくさん食べたら、お腹がすごく痛くなっちゃって…。その日以来、生のニンニクは食べなくなりました(笑)
学生B:外国人登録証がないと何もできないのが本当に大変でした。ネットショッピングもできず、クーパンも使えず、配達アプリ(ペダル民族)も使えませんでした。電話番号や外国人登録証がないとできないことがめちゃめちゃ多いです。
学生C:私は外国人登録証を申請する時が大変でした。最初は午後の時間帯で予約して出入国管理事務所に行こうとしたのですが、午後の授業に割り当てられて時間を変更しなければなりませんでした。なのに午前の時間帯で再度予約しようとしたら、すでに空きがなく、結局4月に予約が延びて外国人登録証を作るのに時間がかかりました。
韓国留学中に必須だと感じたアプリや必需品はありますか?
学生A:学校生活で一番よく使うアプリは辞書アプリです。Papagoだけでは正確に表示されない場合があるので、主にNAVER辞書とMiso辞書を使用しています。文章を調べたいときはChatGPTを利用しています。他には、NAVER MAPが地図だけでなく美容室やレストランの予約もできるのでとても便利です。
学生B:学校生活ではカカオトークがクラスのグループチャットとして使われているので、カカオトークは必須だと思います。そしてアプリ以外では、学校でプリントをたくさんもらうので整理するファイルなどがあると便利だと思います。
学生C:コスパの良いものを探したいならダイソーとノーブランドをおすすめします。ダイソーはフェギ駅と清凉里駅駅の近くにあり、ノーブランドは清凉里駅駅の近くにあります。また、韓国の薬局は薬の種類が多くて価格も合理的なのでオススメです。アプリはNAVER MAPが必須です!
今住んでいる家はどんな家ですか?
学生A:入学当初は寮に住んでいました。ソウル市立大学の場合、寮は最大で1学期しか住めないのが残念でした。寮の費用が安く、ルームメイトも良い方だったので過ごしやすかったです。日本人の場合、ルームメイトは日本人同士で割り当ててくれる場合が多いです。
学生B:私は最初からオフィステルを契約しました。寮に申し込もうとしたのですが、申し込み期間を逃してしまって...。
学生C:最初は学校の寮に住んでいて、良い台湾人のルームメイトに出会えて満足でした。今はコシウォンに住んでいて、NAVER MAPで直接検索して今の部屋を見つけました。
まとめ
今回はソウル市立大学語学堂で実際に韓国語を学んでいる日本人2名、台湾人1名の学生にインタビューを行い、語学堂選びから韓国での生活まで、リアルな体験談を聞いてみました。
インタビューを通して最も印象的だったのは、3人全員が「学費の安さ」を決め手として挙げたことです。長期間の語学留学では学費負担が大きな課題となりますが、ソウル市立大学語学堂は質の高い教育を良心的な価格で提供している点が大きな魅力となっています。
さらにソウル市立大学語学堂の特徴として、豊富な文化体験プログラムが挙げられます。毎学期2回実施される文化授業では、南怡島や民俗村、ロッテワールドなどの観光地訪問から、伝統工芸品作成まで多岐にわたる活動が用意されています。学生たちは「レベルごとに異なる場所を訪れるので、毎回新鮮な体験ができる」と満足している様子でした!
それでは以上で「ソウル市立大学語学堂・学生インタビュー」を終わります。
ソウル市立大学の語学堂に興味がある方の参考になれば嬉しいです。それではまたお会いしましょう☺️
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