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語学堂は、単純に韓国語を学びたくて登録する人もいれば、韓国の大学に入学するために登録する人もいます。
通常、語学堂が属する大学への入学を決める方がほとんどですが、手続き方法についてご存じでない方も多いのでは?
今回は、韓国の大学に入学するための全プロセスを一緒に見ていきましょう
韓国の高等教育
まずは、韓国の高等教育について簡単に見ていきます。
韓国の高等教育機関は、専門大学(2~3年制)、大学(4年制)、大学院の3つに大きく分けられますが、最近では情報通信技術の発達に伴い e-Learning 講義が主とされるサイバー大学も設立·運営されています。また、大学院課程(修士·博士学位課程)は一般的に4年制大学で提供される場合が多いですが、最近では学部課程なしで大学院課程だけを提供する「大学院大学」も運営されています。
韓国の大学は、設立主体によって、国が設立·運営する国立大学、地方自治体が設立·運営する公立大学、学校法人(民間公益法人)が設立·運営する私立大学に分けられます。教育部をはじめとする韓国の大学は、国際競争力の強化や国家間の交流·協力を図るため、外国人留学生の誘致に積極的に乗り出していますが、2020年には国内で学修中の外国人留学生は15万人余りで、このうち11万人余りが学位課程に在学中です。
| 大学 プログラム の類型 | 正規学期プログラム | 春、秋の正規学期に国内学生と同じ一般正規講座を受講 韓国語で行われる一般教科と外国語で行われる一般教科で区分 卒業後に学位取得が可能 |
| 交換留学プログラム | ほとんどの大学が海外の姉妹提携大学との交流協定に基づき学生を相互受け入れ 交換留学に志願する学生は一定水準以上の学科成績と外国語能力が必要 | |
| 季節学期プログラム | 外国人留学生は夏休みや冬休みの間、正規教科や韓国語を含むその他の科目を受講できる | |
| 英語専用講座 | 現在、大学教育の国際化に関心のある大学は、全体講座のうち約30%を英語で講義 一部の大学では国際学部を設置し、全講座を英語で講義している | |
| 韓国語研修課程 | 多くの大学が付設語学堂を設立し、外国人のための韓国語講座を開設 |
大学への入学方法
今回も本題に入る前に説明を加えると、韓国語教育センター(韓国語学堂)が提供する韓国語課程は大学入学とは全く関係ありません。ただし、言語能力証明書類の提出時にTOPIKの成績、あるいは大学言語教育院4級以上の修了証のどちらかを提出する必要があります。また、下記記載の内容はすべてソウル大学を基準としています。他の大学も必要書類や志願資格など手続き内容が似ていますが、正確な情報は関連学校のサイトよりご確認ください。
志願資格
- 学歴:国内外の高等学校卒業またはこれと同等以上の学歴を有すると認められる者
- 高卒認定試験、ホームスクーリング、サイバー学習などの学歴事項は認定不可
(新型コロナにより学校の授業をオンラインで履修した場合、事由書及び証明書類の提出で志願可能) - 政府から公式認可を受けた高等学校学歴所持者のみ支援可能(韓国所在の学校出身者も志願可能)
- 高卒認定試験、ホームスクーリング、サイバー学習などの学歴事項は認定不可
- 国籍:志願者及び両親共に外国国籍所持者
- 外国国籍取得:韓国の高校課程に相当する教育課程を開始する前に両親と志願者の両方が外国籍を取得
(移民、養子縁組に伴う外国籍取得者の場合、国籍取得証明書の提出が必要)
- 外国国籍取得:韓国の高校課程に相当する教育課程を開始する前に両親と志願者の両方が外国籍を取得
提出書類
| No. | 提出書類 | 留意事項 |
| ※ 1~4番:受付期間内に必ず韓国語または英語で作成 | ||
| 1 | 入学願書 1部 |
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| 2 | 自己紹介書及び学修計画書 1部 |
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| 3 | 出身校の教師推薦書 1部 |
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| 4 | 出身校の進学担当教師の推薦書 1部 | |
| ※ 5~13番:受付期間内に書類をスキャンしてオンライン受付サイトにアップロード(予備合格後、原本書類を郵便/訪問提出) | ||
| 5 | 言語能力証明書類 |
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| 6 | 高等学校の在学事実証明書 |
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| 7 | 高等学校全学年の成績証明書 | |
| 8 | 高等学校卒業(予定)証明書 | |
| 9 | 志願者の国籍証明 1部 |
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| 10 | 両親の国籍証明 1部 | |
| 11 | 志願者と両親の関係証明 1部 |
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| 12 | 標準学歴試験結果(選択) |
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| 13 | 事由書及び証明書類(選択) |
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※ 14~16番(選択):受付期間内に書類をスキャンしてオンライン受付サイトにアップロード(予備合格後、原本書類を郵便/訪問提出) | ||
| 14 | 出身高校の紹介資料 |
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| 15 | その他言語能力の証明書類 |
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| 16 | 選考参考資料 |
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※ アポスティーユ制度:
- 外国で発行された公文書を領事確認なしに国内で認めてもらうための確認制度
- 全世界118カ国がアポスティーユが有効となるバーグ条約に加盟
- アポスティーユのサイトはこちら
志願手続き
| STEP 1. | 大学及び学科を選択(韓国留学総合システムサイト、各大学ホームページ、在外韓国公館に問い合わせ) |
| STEP 2. | 入学申請書の要請及び書類準備 |
| STEP 3. | 入学申請書及び具備書類を送付 |
STEP 4. | 入学許可書を取得 |
志願時期
春学期(3月入学)は主に前年度9~11月、秋学期(9月入学)は主に当該年度4~6月に入学申請を受け付け、最近ではインターネットを通じたオンライン受付方法が多く使われています。
選考方法
- 提出した書類をもとに学業能力、募集単位の関連適性、言語能力、学業及び学業以外の活動などを総合的に評価し選抜
- 評価過程で別途の面接/実技試験が必要な場合、志願者に個別通知予定
- 志願者の志願資格適格、可否、評価詳細、不合格理由などは公開しない
合格(予備合格)後
(ソウル大学基準)
- 「予備合格」資格及び入学は該当学期募集に限るため次の学期に延期不可
- 合格(予備合格)後、入学ホームページに公示される案内事項を必ず確認すること
- 韓国語能力評価試験の対象者に選ばれた合格者は、ソウル大学言語教育院で実施する韓国語能力評価試験を受けること
- 評価結果によっては学科別に受講科目に制限のある場合あり
- 韓国語能力評価試験関連は言語教育院、科目受講制限関連は支援募集単位に問い合わせ

以上、韓国の大学入学前の手続きの過程について見てきました。
最後に韓国の大学で使われる主要学士用語についてご紹介して終わります!
| 수강신청:履修登録 | 学期が始まる前に受講したい授業を登録すること |
| 강의평가:講義評価 | 毎学期末に教授の講義を評価すること |
| 계절학기:季節学期 | 休み期間中に約1ヶ月間行われる授業、主に単位補完のために申請 |
| 휴학(신청):休学(申請) | 学校の許可を得て一定期間学業を休むこと |
| 복학(신청):復学(申請) | 停学や休学中の生徒が再び学校に復帰すること |
| 학사경고:学事警告 | 学期末の成績平均が各学校で定めた一定の基準(4.5満点中1.5~2.0、学校及び学年ごとに基準が異なる)に達しない場合に受ける警告、3回累積すると除籍(ビザ延長時に不利益が生じかねない) |
| 전과:転科 | 学校の許可を得て専攻を変更すること |
| 복수전공/부전공 :複数専攻/副専攻 | 入学当時の専攻以外に他専攻(あるいは学科/学部)の所定単位を申請·履修すれば複数学科の専攻をすべて履修したものとみなすもの |
| 영어전용강좌:英語専用講座 | 講義、試験などを100%英語で行う講義 |
| 제적:除籍 | 各種事情により学校から学籍がなくなること |
| 자퇴:自主退学 | 学生本人の意思により自ら学校を辞めること |
〈参考資料及び出典〉
한국유학종합시스템 https://www.studyinkorea.go.kr/ko/main.do
서울대학교 사이트 https://admission.snu.ac.kr/international/undergraduate/spring/guide
서울대학교 한국어교육센터 https://lei.snu.ac.kr/mobile/kr/klec/main/main.jsp
以上、語学堂卒業後に韓国の大学に入学する方法についてご紹介しました。
韓国の大学へ入学する予定の方はぜひ参考にされてください
ここまで、「語学堂卒業後に韓国の大学に入学する方法」についての記事でした。お問い合わせ事項がある場合、本ブログ記事のコメント欄にご記入いただくかhelp@creatrip.comまでご連絡ください。

