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韓国政府は2023年の最低賃金を9,620ウォンに引き上げることを決定
これは2022年に比べて約5%高い金額で、2013年の4,860ウォンより約2倍上昇しました。
世界中で物価が高騰する中、韓国も消費者物価がめまぐるしく上昇しています。
今回は韓国の10年間の物価変化を品目別にご紹介します
日韓最低賃金の比較
| 日本(全国平均) | 韓国 | |
| 2013年 | 711円 | ₩4,860 (約486円) |
| 2022年 | 961円(目安) | ₩9,160 (約916円) |
| 2023年 | - | ₩9,620 (約962円) |
100円=1,000ウォン計算 | ||
韓国の2023年の最低賃金は₩9,620に決定しました。
2013年と比べると97.9%上昇した結果になります
韓国の最低賃金は日本とは異なり全国共通です。
日本の全国平均最低賃金を見ると、2013年には711円で韓国よりかなり高い金額でしたが、2022年には差がほとんど無くなっています。
この表から見ても韓国の最低賃金が急激に上昇していることが分かりますね
(日本最低賃金資料出典:全国最低賃金ランキング)
韓国の物価変化
韓国の2013年と2022年の物価比較
ここ10年の間で、韓国だけでなく世界的に物価が上昇しています。
きっとどの国でも10年前と同じ価格で購入できるものは少ないでしょう
韓国はこの10年で物価が高騰しました。
下記で品目別の物価の変化をご紹介します
キムパッ天国
キムパ
- 2013年:₩1,500
- 2022年:₩2,500(↑66%)

キムチチゲ
- 2013年:₩4,500
- 2022年:₩6,500(↑44%)
キムパは韓国の国民的メニューで、元々安かったため余計に価格の上昇が目立ちます。
韓国ドラマ『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』でも、キムパ屋に訪問したおばさんが「キムパがなんでこんなに高いんだ」と不満を言っていました
さらに代表的な韓国料理であるキムチチゲの金額もかなり上昇しており、キムパッ天国以外の店舗では1人前₩8,000が一般的になっています。
オントリセンコギ(食べ放題1人)
- 2013年:₩8,000~10,000
- 2022年:₩12,000~14,800(↑50%)

韓国の焼肉食べ放題で有名なオントリセンコギ。
2013年には1人当たり₩8,000~10,000と安く食べられましたが、現在はかなり高価になっています
店舗のある地域によって価格は少しずつ異なりますが、全体的に見ると価格が50%ほど上昇したと言えるでしょう。
マクドナルド(ビックマック)
- 2013年:₩3,900
- 2022年:₩4,600(↑17.9%)

経済指標の一つであるビックマックは2013年から2022年にかけて17.9%上昇しました
その上消費者の中にはビックマックのサイズがだんだん小さくなっていると感じる人もいるようです...。
コンビニ焼酎(真露焼酎)
- 2013年:₩1,100
- 2022年:₩1,800(↑63%)

韓国の焼酎も過去10年間で大幅に価格が上昇しました。
上記の価格はコンビニ価格であり、飲食店では2015年で1本平均₩3,000だったのに対し、2019年以降は₩4,000台に達しています
2022年にもさらに上昇し、「焼酎1本₩5,000の時代到来」として多くの韓国人に衝撃を与えました。
香港飯店(ジャージャー麵)
- 2013年:₩4,000
- 2022年:₩5,000(↑25%)

韓国の中華料理は物価変動が少なく、価格が安いメニューの一つです。
中華料理店として有名な香港飯店のジャージャー麵は約25%上昇しました!
ジャージャー麺は他の品目と比べると比較的物価上昇率が高くないようですが、最近では安い所で₩5,000~₩6,000、高い所では₩8,000くらいします
キョチョンチキン(ハニーコンボ)
- 2013年:₩17,000
- 2022年:₩20,000(↑17.6%)

韓国で人気のチキンチェーン店のキョチョンチキンのハニーコンボは10年間で約17.6%上昇しました。
キョチョンチキンは韓国のチキン業界で一番最初に価格を上げることで有名です。
あまり上昇していないように見えても、消費者はチキンの量が確実に減ったと感じているようです
スターバックス(アメリカーノTall)
- 2013年:₩3,900
- 2022年:₩4,500(↑15.3%)

出典:Instagram STARBUCKSKOREA
1989年に韓国に進出したスターバックスは、当初から価格が高かったため近年平均的なカフェの価格に近づきました
韓国のアメリカーノの価格は店舗により差が激しく、去年は₩1,000から購入することが可能でした。
しかし最近は大体₩1,500が最低金額のようです
たまごパン
- 2013年:1個₩500~1,000
- 2022年:1個₩1,000~1,500(↑100%)

韓国の屋台グルメで人気のたまごパン。
昔はかなり安く₩500で購入できるのが普通でしたが、最近は₩1,000が一般的になりました。
観光地ではこの金額よりもさらに割高になります
スーパーの牛乳(ソウル牛乳1,000ml)
- 2013年:₩2,300
- 2022年:₩2,700(↑17.3%)

牛乳の価格も過去10年間で17.3%上昇し、約2~3年でまた上昇すると予想されています。
国民牛乳と言われるビングレのバナナウユの価格も徐々に上昇しています
2006年には₩900でしたが、₩100ずつ上昇し2021年には7.1%も上昇したそうです
ソウル地下鉄片道料金(交通カード基本料金)
- 2013年:₩1,050
- 2022年:₩1,250(↑19%)

ソウル地下鉄の運賃は過去10年間で20%近く上昇しました。
ソウルタクシー初乗り運賃
- 2013年:₩2,400
- 2022年:₩3,800(↑58%)

ソウルのタクシー初乗り運賃は10年前よりもなんと58%も上昇
タクシーがどんどん高価になっています。
ソウルマンション
1坪平均価格
- 2013年:908万ウォン
- 2022年:4,000万ウォン以上(↑400%)
1部屋平均価格
- 2013年:3億ウォン
- 2022年:6.7億ウォン(↑223%)

韓国では物価より不動産価格の上昇が深刻です
過去10年で最低賃金は2倍にしかならなかったにもかかわらず、不動産価格は大幅に高騰しています。
現在の韓国の若者たちは、もはや家を買うことができないのではないかと心配している人がほとんどです
今回は韓国の10年間の物価変化を品目別にご紹介しました。
いかがだったでしょうか?
韓国で物価が著しく上昇していることが分かります
もう韓国は決して物価が安い国ではないのです...。
ここまで、「韓国の10年間の物価変化」についての記事でした。お問い合わせ事項がある場合、本ブログ記事のコメント欄にご記入いただくか、help@creatrip.com までメールもしくは、公式ライン@creatripまでメッセージを送ってください。

