ツウィは台湾国籍なのに…中国、ファンクラブを統制｢名称を変えろ｣

(このニュースは情報提供が目的であり商業的な意図は全くありません)

中国の整風運動が芸能界に広がっている中、台湾出身のグループ「TWICE」のメンバー·チョウも影響を受けているという分析が出ている。

(この写真の著作権はシングルリストにあります)

写真=シングルリストDB

先月31日、中国時報や自由時報などの台湾メディアによると、中国最大のソーシャルメディアweiboのツウィのファンクラブアカウントは前日午後、weibo側からファンクラブの名称などを変えろという通知を受けた。当該のファンクラブは、ツウィの名前にカフェや集まりを意味する「バー(bar)」を付けて使用中だが、「バー」を削除するよう告知されたものと伝えられた。

これによりファンクラブは、政府方針に従って、今後2週間以内にアカウントなどを修正しなければならないという内容の掲示物を載せたが、該当の掲示物が削除されたと、中国時報が報道した。

一部ではこれを、中国政府の整風運動と関連があるものと解釈している。整風運動は1940年代当時、中国共産党が党内の誤った風潮を正すことを骨子とした政治運動で、党員を教育し、党組織を整え、党の気風を刷新するという意味を含んでいる。現在、習近平主席は共産党の影響力強化のために、社会全般に強力な規制政策を展開している。

これに先立ち、中国共産党中央インターネット安全情報化委員会の弁公室は、「無秩序なファンダムに対する管理強化」10大方案を発表した。ここには、芸能人人気チャートの発表禁止、芸能人のために募金をするファンクラブの解散、団体アカウントの規制などが含まれている。

また別の台湾メディアであるSET TVは、中国芸能界の粛清の風が香港と台湾に拡散すると見られるとし、その対象は｢香港独立｣と｢台湾独立｣を支持する有名芸能人になるだろうと付け加えた。

ツウィの場合、去る2016年に韓国の放送で台湾の国旗を振ったという理由で、中国のネットユーザーから「台湾独立の分子」という攻撃を受けた。その後ツウィは、台湾総統選挙の前日夜、謝罪の動画を掲載した。