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皆さんは、バーチャルモデルという言葉を聞いたことがありますか?
『バーチャルモデル』、『バーチャルインフルエンサー』あるいは『デジタルヒューマン』など、さまざまな名前で呼ばれるこの言葉。
これらは、仮想の人間、もしくはキャラクターを指します
技術が発展し、このようなバーチャルモデルがSNSやYouTube上で活動するだけでなく、TVコマーシャルや雑誌でも活動し始めました!
今回はこのようなバーチャルモデルについて見ていき、韓国にはどのようなバーチャルモデルがいるのかご紹介したいと思います
バーチャルモデルとは?

バーチャルモデルとは、文字通り「仮想人間」です。
前で説明したように、バーチャルモデルは、実際の人間ではないが、人間そっくりに作られた仮想の人物です。
3DモデリングやAIディープフェイク技術などが開発し、最近登場したバーチャルモデルは、本当に実際の人間と同じような姿をしています

このように、バーチャルモデルは最近生まれた概念ですが、1998年韓国で、バーチャルモデルの初期バージョンを見ることができます。
まさに韓国初のサイバー歌手である、サイバー歌手アダムです
サイバー歌手アダムは、アダムソフトという韓国のIT企業で作られた初期のバーチャルモデルと言えます!
アダムは約1年半の間活動し、2つの正規アルバムを発売しました。
そして約20万枚のアルバムを販売するなど、かなり成功的な成果を上げました
しかし、20年前の技術力でアダムを活動させ続けることには無理がありました。
アルバムとミュージックビデオ以外に、他の活動をするには資本と技術力に限界があったのです。
そしてアダムの外見も、実際の人間とそっくりに実装させることは難しかったので、人々を引き寄せる力がありませんでした

しかし、20年が過ぎた現在の技術は、驚くほど発展しました!
韓国だけでなく、全世界的に多くのバーチャルモデルが登場しており、企業はバーチャルモデルを積極的に使用しています。
実際に、米国のスタートアップ、ブラッドが作ったバーチャルモデル、リル・ミケーラはSNSをはじめとする各種のブランドのモデルとして活動し、2019年には130億ウォンの収益を得ました

最近登場した多くのバーチャルモデルは、実在する人間と見分けがつかないクオリティをしています
さらに、高度な技術を通じて、動きもとても自然で映像コンテンツにも登場するんだそうです。
バーチャルモデルがTikTokを撮ったり、YouTubeでカバーダンスを踊ることもできます!

さらに、バーチャルモデルは性向と性格も具体的に設定されています
バーチャルモデルを見ている人たちがこれらをさらにリアルに感じさせてくれる要素です。
バーチャルモデルは、自分たちのSNSで設定された性向と性格に合わせてフィードが構成され、フォロワーとコミュニケーションをとる姿を見せたりするそうです!
このように、バーチャルモデルは単に外見が人間と似ていることを越え、人々とのコミュニケーションと親密感をパターンに、新鮮で新しい楽しみを与える存在だと言えます
韓国のバーチャルモデルたち
로지(ロージー)

ロージー公式Instagram
ロージーは、2020年8月サイダススタジオが作ったバーチャルモデルです。
旅行、ヨガ、ファッション、エコライフに興味がある22歳の女性として設定されています。
ロージーは約4~5ヶ月の間Instagramで活動し、2020年12月30日に自分がバーチャルモデルであることを明らかにしたんです
驚くべきことに、それまで誰もロージーが人間ではないことを知らなかったんだそうです

現在(2021年8月現在)ロージーのInstagramのフォロワー数は12.9万人です
韓国の大企業、新韓ライフのTV広告モデルとして活動するなど、非常に活発な活動を続けています。
若くて活気溢れ洗練されたイメージを持っているので、多くの韓国人に愛されています
래아(レア)

レアは韓国の大手企業LG電子が、2021年1月にリリースしたバーチャルモデルです。
レアの名前は漢字「來」と「兒」を使い「未来から来た子供」という意味を持っています
レアはソウルに住む23歳の女性で、シンガーソングライターでありDJとして活動する設定を持っています

2022年にはレアはミュージシャンデビュー契約をし、歌手ユン・ジョンシンとタッグを組んでデビュー曲を作成しているそうです
수아(スア)

スアはリアルタイム3D開発プラットフォーム、ユニティの専属広告モデルとして活動しているバーチャルモデルです。
現在活動しているバーチャルモデルの中で最も人間そっくりで自然だという評価を受けているのです
動きもとても自然なので、Instagramだけでなく、TikTokでも活発に活動しています!
루이(ルイ)

ルイは「ルイカバリー」というYouTubeチャンネルを運営しているバーチャルモデルYouTuberです
歌や振り付けカバー映像を中心にアップロードし、Vlogも時々アップロードしています
ルイがYouTuberとして活動しながら、自分がバーチャルモデルであることを明らかにした時、コメントは驚きの声が続出

ルイは、AIディープラーニング技術で作られ、多くの人々の顔データに基づきAIが新たに作った仮想の顔を実際の俳優と一緒に撮影された動画に合成したのです!
映像を見れば動きと表情がとっても自然で、本当に人間のように見えます
이터니티(イターニティ)

イターニティは韓国初のディープリアルAI仮想プロジェクトガールグループです。
人と似ている仮想人物の外見を作った後、直接撮影した映像と合成したのです。
オーディション番組であるプロデュース101のように、イターニティもまたAIシムクン(심쿵=胸キュン)チャレンジ101というプロジェクトの投票を通してメンバーを選抜しました。
彼女たちのデビュー曲「I'm real」は、現在YouTubeで124万回の再生回数を突破しました (2022年7月現在)
イターニティの今後の活動に期待が膨らみます
バーチャルモデルを使う理由
現在多くの企業がこのようなバーチャルモデルたちを通してマーケティング活動を行っています。
多くの企業が実際の人間ではなく、バーチャルモデルを使う理由は何なんでしょうか?
1. SNSと仮想現実に慣れたMZ世代攻略

MZ世代はSNSとYouTubeの環境に非常に慣れています。
さらにコロナ禍後、実際の生活の中でも制限が生じ、仮想現実やメタバースも大流行しています。
そのため、仮想現実でのみ活動するバーチャルモデルはMZ世代の関心を引くのに十分なんです
このような状況から、スタートアップから大企業まで、多くの企業がバーチャルモデル市場に飛び込むようになったのです!
2. 時空間の制約が少ない

バーチャルモデルの利点の一つは、時空間制約が少ないということです。
CG、拡張現実(AR)など、すべてのシーンを演出することができるので、企業がコンテンツを作成する際とても便利なんです!
実在の人間とは異なり、同時に複数の場所で使用することができるので、時間が経っても老いたり死なないのでビジネス的な可能性が実際の人間よりも大きいとします
3. 企業のイメージに合わせたモデル

実在の人間をモデルとして使用した場合の最大の問題は何でしょうか?
それは、実際の人間は企業が管理することができないということです。
企業のモデルとして活動していた芸能人が私生活に問題が生じ、契約が破棄された事例を皆さんもご存知かと思います。
そのため、企業の立場から実際の人をモデルとして使用することは、いつ爆発するかわからない時限爆弾を抱えているようなものでもあります
しかし、バーチャルモデルは、仮想の存在であるためこのような問題が生じることはありません!

また、バーチャルモデルは、企業が追求しようとする方向に合わせてモデルを作れるという利点があります!
バーチャルモデルの私生活、性格、趣向、話し方など全て企業が直接決められるので、トレンドに合わせて柔軟に変化させることもできます
つまり、バーチャルモデルを活用したマーケティングは、企業の立場からすると、挑戦してみるだけの価値はあると言えるのです。

今回は韓国で活動するバーチャルモデルたちについてご紹介しました
いかがだったでしょうか?
現実空間と仮想空間の境界が次第に曖昧になってきているこのような状況で、仮想モデルの登場は本当に注目すべきだと思います
バーチャルモデルたちの今後の影響力にますます期待が高まります!
ここまで、「韓国のバーチャルモデル」についての記事でした。お問い合わせ事項がある場合、本ブログ記事のコメント欄にご記入いただくか、help@creatrip.com までメールもしくは、公式ライン@creatripまでメッセージを送ってください。

