こんにちは
韓国人が毎日お伝えする
最新韓国旅行情報Creatripです!
韓国には「十年経てば山河も変わる。」ということわざがあります
10年は川や山も変わるほどの長い時間という意味です!
今回は韓国人エディターが、15年前のソウルと現在のソウルの違いを比較していこうと思い、ことわざも一緒にご紹介しました

なぜ、15年前のソウルに注目するのかというと、2007年に放送された『無限挑戦』「ソウル見物特集(서울 구경 특집)」のYouTubeを通じて当時のソウルの姿を見たのですが、新鮮で不思議な感覚になったからです
『無限挑戦(무한도전)』は惜しくも終ってしまいましたが、韓国で13年という長い間愛され続け、今でも再放送されているレジェンドバラエティ番組
「ソウル見物特集」は、この番組に出演する6人のメンバーに各自交通カード5000ウォン分だけ持たせて、ソウルを回りながらミッションを遂行する企画でした。
この特集が放映された2007年に私はまだ小学生でした ㅎㅎㅎ
似ているようですごく変わったソウルの姿、一緒に見てみませんか?
(放送画像の出典はすべてYouTube MBC entertainmentです。)
1. フィーチャーフォン(ガラケー)

出典:YouTube MBC entertainment
番組を見ていると一番最初に目に入ってきたのが、このフィーチャーフォン。
iPhone1世代が2007年6月に韓国で初めて登場し、2007年は誰もスマートフォンを使っていませんでした
最近のスマートフォンはほとんどデザインが似ていますが、当時のフィーチャーフォンは写真にあるように本当に多様なデザインがありました

最近はフルタッチのスマートフォンが主流ですが、当時は折り畳みケータイ、スライドフォン、変形スライドフォンなど色々なデザインがありましたよね!

出典:インターネットコミュニティ
人気の芸能人が、新しい携帯電話が発売されるたびにモデルとなって、いろんなコラボをしていたことを覚えています!
芸能人の名前にちなんで機種の名前をつけたり、歌手たちが携帯に関連する歌を出していたことも本当に面白かったです
「ノリフォン(노리폰)」のモデルだった2PMの『Nori For You』
「ロリポップ(롤리팝)」のモデルだったBIGBANGと2NE1の『LOLLIPOP』
「チョコレートフォン(초콜릿폰)」のモデルだった少女時代の『Chocolatelove』とf(x)の『Chocolatelove』など、その当時の楽しみの一つでした

余談ですが、私の2008年に初めて手にした携帯は「ミニスカートフォン(미니스커트 폰)」でした
スライドフォンだったのですが、当時は珍しかった半タッチフォンだったので、友達がすごく不思議そうに見てたのを思い出します
2. デジタルカメラ
また、人々が写真を撮るためにデジタルカメラを持ち歩いていたことも面白かったです
最近はスマホのカメラがとっても優れているので、本格的なカメラでなければほとんど差がありません。
ですが、昔のフィーチャーフォンカメラの画質は本当に良くなかったですよね
例えば、韓国で一番人気があったフィーチャーフォンの「コアラフォン(고아라 폰)」は130万画素でしが、iPhone12は1200万画素です
当時は『無限挑戦』の人気がすごかったので、番組のメンバーが通りかかるたびに市民の方々が写真を撮る姿が放送されました!
ほとんどの人はフィーチャーフォンで写真を撮っていて、何人かの人たちはデジタルカメラを取り出して写真を撮っていました。

思い返すと、私も幼い頃家族で一緒に旅行に行く時は必ず、デジタルカメラを持って行きました。
フィーチャーフォンでも写真を撮ることはできますが、画質がとても低いので、大切な思い出を残したいときにはデジタルカメラが必須でしたよね
写真館に行って焼付けをしてもらうのも楽しみの一つでした
3. 紙の地図

先ほどもお伝えしましたが、この番組のミッションは公共交通機関だけを利用してソウルのある目的地に行くこと!
当時のメンバーは人気のある芸能人だったので、いつも自分の車で移動していたこともあり、道がよくわからない様子でした。
そして上の写真のように一生懸命に地図と地下鉄の路線図を見ていて、紙の地図と路線図はすごく久しぶりに見たので、なんだか嬉しかったです

ですが、やはりとても不便そうにしていて、いくら紙だと言っても地図が大きければ持ち歩きにくいですよね。
地図を折りたたんで保管しようとして、イライラしているメンバーもいました
もちろん、当時地図を持ち歩いていた時はそんなに不便だとは思いませんでしたが、15年後の今ではあの時はどうやって持ち歩いていたのか不思議です

最近はみんな地図アプリを使っていますよね!
全世界的によく使われている「Google マップ」もありますが、韓国人が最もよく使うのは「KakaoMap」と「NAVER Map」
なんといっても韓国のアプリなので、韓国人が使うのに最適化されているようです。
私はすごく方向音痴なので地図アプリが必須なのですが、スマホが無くてずっと紙の地図だったら毎日道に迷っていたでしょう
4. 有線イヤホン

写真に写っているイヤホンの線が見えますか?
最近も有線イヤホンを使っている人もいますが、韓国ではほとんどワイヤレスイヤホンを使うようになってきています

出典:theqoo
最初ワイヤレスイヤホンが発売されたときには、おかしな感じがしたのですが、昔のみんなが有線イヤホンを使っているのを見ると、むしろ不思議な感じがします
5. 地下鉄の新聞

番組を見ている途中、忘れていた文化を思い出しました!
昔は多くの人が地下鉄で新聞を読んでいて、地下鉄の入口には無料新聞がたくさん備えられていました
そして左の写真のように、読み終えた新聞は座席の上の荷棚に置いていって、また他の人が取って読んでいました。

出典:연합뉴스
しかし、最近はスマートフォンでできることも多く、とても軽いので地下鉄ではみんなスマホを見ています
地下鉄で1時間ずっとスマホを見ている自分が少し情けなく感じる時があり、たまに本を持っていきますが、結局スマホで遊んでしまいます
6. スクリーンドア(ホームドア)

地下鉄が出てくる場面で、何か物足りないなと思ったら、当時はスクリーンドアがありませんでした!
2006年、ソウルにスクリーンドアが初めて設置され、その後徐々にスクリーンドアが設置されていきます。
この放送を撮影した2007年には、ほとんどの駅にまだスクリーンドアがありませんでした

今はこうしてスクリーンドアがほとんどの地下鉄の駅に設置されています!
誤って線路に落下したり、ここで自殺をする人が増加したことなどを受けて、そうした事件を防ぐ意味がありました。
確かにスクリーンドアが設置されていると安定感がありますよね?
7. 乗車券

写真の赤い丸で印をつけた部分が、旧式改札の切符を入れるところ!

以前の韓国では日本と同じように紙の乗車券を発売していて、改札には切符を入れるところがありました。
ですが2009年以降、紙の乗車券が全面廃止になったので切符を入れる改札はすべて消えています

現在はカードをタッチして改札を通る形式にすべて変わりました!
放送されていた当時はカードと切符を一緒に使っていた時期だったのですが、その当時、交通カードも切符のところに入れるのかと思って、一人ゲートの前で慌てた記憶があります
8. 小さな商店

ユ・ジェソクの後ろにお店がありますよね?
あの店を韓国では 「구멍가게(グモンカゲ:小さな商店)」と呼びます
個人で運営しているとても小規模のスーパーのことで、当時はソウルの都心に小さな商店がこんなにたくさんあったのに、最近は見つけるのも本当に難しくなりました。
2017年に調査した結果、10年間で小さな商店は3万店がなくなってしまったそうです!
その代わり、今ではコンビニが1ブロックごとに2つは見つけられるほど、爆発的に増えました

出典:매일 경제, 인사이트
もちろん当時もコンビニはありましたが、小さな商店にも慣れ親しむ人々が多く、たくさんの人が訪れていました。
私も子供の頃、アイスクリームを買いにいつも家の前にある小さな商店に行っていた記憶があります

出典:전자신문, 카카오페이 블로그
しかし、コンビニのサービスと商品の圧倒的な進歩に小さな商店は消え、今のようなコンビニ全盛時代が開かれました。

出典:네이버 포스트 김휴림의 엽서
コンビニのおかげで本当に便利になったのですが、たまに昔ながらの小さな商店が懐かしくなる時があります
行きつけのお店のおじさんやおばさんが、よくサービスをくれたり安くしてくれるなど、韓国人の情を感じることができたんですよ
9. スカイライン

上の写真はソウルの風景を撮った写真です!
でも微妙に違いますよね?左側は番組に出ていたソウルの風景で、右側は現在のソウルの風景です
2007年には高層ビルが今のように多くなく、建物はたくさんありましたが、その大部分がアパート(マンション)でした。

しかし最近は高層ビルがたくさん建ち、 15年間の韓国の急速な発達が感じられます。
10. 似ている点
昔と異なる点をたくさん探してみましたが、15年経った今も同じものを探してみるのも楽しかったです!
出典:ST 컬쳐
ここはトンデ入口駅の3番出口。その後ろに見えるのが奨忠体育館。
MONSTA X、iKON、I.O.Iなど多くのアイドルたちもここで公演しました
リフォームされて建物のデザインが少し変わったこと以外は変わっていませんね

出典:하얏트 호텔
こちらは1978年にオープンした5つ星の南山ハイアットホテル
左側の写真は画質が良くありませんが、同じものが見えます。

出典:NAVERブログ 청조잡문
ここは梨泰院(イテウォン)にあるハミルトンホテル
梨泰院駅の4番出口から出てすぐのところにある、梨泰院のランドマークです。
1973年にオープンしたので、本当に長い間イテウォンを守っています
以上、『無限挑戦』の「ソウル見物特集」から2007年と現在のソウルを比較してみました!
いかがでしたか?15年間、本当に多くの変化が感じられましたよね?
番組が気になる方はYouTube(韓国語のみ)から視聴してみてください。
もし昔のソウルについてもっと知りたいことがあれば、コメントで教えてください〜
ここまで、15年前のソウルと現在のソウルについての記事でした。お問い合わせ事項がある場合、本ブログ記事のコメント欄にご記入いただくか、help@creatrip.com までメールもしくは、公式ライン@creatripまでメッセージを送ってください。



