ソウル“三大コングクス”最後の一角へ。行列店「味自慢」で味わう一杯
mogutabi
3 days ago
以前、「夏こそ味わいたい、ソウル三大コングクス」として、市庁・ヨイドの名店を食べ比べ記事をアップ(https://creatrip.com/ja/userblog/2740?utm_medium=sharing&utm_source=copiedlink)しましたが、今回ついに残る一軒へ行ってきました。
向かったのは、江南・ソンルンエリアにある「味自慢(マッチャラン/맛자랑)」。

三大コングクスの中では、ちょっとだけ名前を見かける頻度が少ない印象ですが、実は“通が推す一軒”らしい。
平日のお昼は近隣の会社員で混み合うことも多く、時間帯によっては行列ができる人気店。私が訪れた日曜の夕方も、店内はしっかりにぎわっていました。
レジの前には、こうして大きな袋に入った大豆がずらりと置かれていて、思わず目を引きます。原材料をそのまま見せるこの感じに、「あ、ここはちゃんと豆にこだわってるお店やな」と自然と期待が高まります。

お店はひとりでも問題なく利用できる雰囲気で、気兼ねなく入れるのもありがたいポイント。席に案内されて、迷わずコングクス(15,000W)を注文。
コングクスはしっかり豆の風味。“クリーミーさが印象的な一杯”
運ばれてくると、ほんのりベージュがかった白いスープに、トマトの赤とキュウリの緑が映える、食欲をそそるビジュアル。ひと目見ただけで「これはおいしそう」と思わせてくれる、完成度の高い一杯です。

スープはクリーミーで、ひと口食べると、豆のコクと香ばしさがじんわり広がります。想像していた“重たい濃厚さ”というよりは、なめらかで飲みやすい仕上がり。
水っぽさはなく、口当たりはすっきりしているのに、しっかり豆の存在感はある。このバランスの良さが印象的でした。
食べて感じたのは、味付け自体はわりとシンプルでやさしめということ。塩味はかなり控えめ。豆の甘みや風味をしっかり感じられるタイプで、そのままでももちろんおいしい。
でも正直、しっかり味が好きな人だと「もうちょっと塩気ほしいかも…!」って思う人もいるかも。実際しょっぱいもの好きな私は、途中で「お塩あったら最高だな…」ってちょっと思ったり。
(ちなみに、よくあるコングクスのお店みたいに、塩や砂糖が卓上に置いてあるタイプではなくて、私が行ったときは調味料は特に見当たらずでした)

キムチと一緒に食べると、ちょうどいいバランスに
そんなときにちょうどいいのが、やっぱりキムチ。
ひと口そのまま食べて、次にキムチと合わせると、コングクのコクに酸味と辛味が加わって、一気に味が締まる。このバランスはやっぱり韓国ならではだなと、と改めて実感。

牡蠣好きは絶対頼んでほしい、ふわふわチヂミ
今回、想像以上に良かったのがサイドメニュー。一緒に頼んだ牡蠣チヂミ(13,000W)が、かなり当たりでした。

見た目はしっかり焼き色ついてるのに、食べてみると中はふわっふわ。衣が卵多めなのか、よくあるカリカリ系のチヂミとは違って、軽くてやさしい食感。
そこに牡蠣の旨味がしっかり乗っていて、これが本当においしい。
しかも、小サイズがあるのがめちゃくちゃありがたい。ひとりごはんでも気軽に頼めるし、コングクスと一緒にちょうどいいボリューム感。「これだけ食べに来てもいいかも」と思うくらい、印象に残る一品でした。
メニューには牡蠣クッパもあって、全体的に牡蠣系が強いのもこのお店の特徴。牡蠣好きの人にはぜひおすすめしたいラインナップです。

三大コングクス、全部食べてみて思ったこと
市庁の「진주회관/ジンジュフェグァン」、ヨイドの「진주집/晋州チッ」、そして今回の「맛자랑/味自慢」。
それぞれ全然タイプが違って面白いけど、「味自慢」はその中でも、しっかり豆の味を感じられる、バランスがいい一杯。

味付け自体は比較的シンプルに仕上げられているので、好みによってはもう少し塩気が欲しいと感じる人もいそう。
3件まわって、コングクスってこんなに個性が出るんだな、って実感するお店でした。
【店舗情報】
맛자랑(味自慢)
住所:ソウル特別市 江南区 三成洞 140-3
アクセス:地下鉄2号線 宣陵駅 8番出口 徒歩約1分
営業時間:11:00〜21:50(ラストオーダー21:20)
NAVERマップ:https://naver.me/F884jZ9z

三大コングクスの最後の一角は、素材のストレートさが印象に残る一杯でした。
そして、地味に感動したのが牡蠣チヂミ。
コングクスと合わせて、ぜひ一緒に頼んでほしいメニューです。
「三大コングクス制覇したい」という人はもちろん、
江南エリアでランチに迷ったときにも、候補に入れて間違いない一軒です。


