夏こそ味わいたい、ソウル三大コングクスから行列必至の名店2軒を食べ比べ

mogutabi もぐたび

4 months ago

韓国の夏の風物詩ともいえる「コングクス（콩국수／豆乳冷麺）」。　　　

大豆から作る冷たいスープに細めの麺を合わせたこの料理は、あっさりしているのにしっかり栄養もあり、暑さで食欲が落ちた日でもぺろりと食べられる名品です。

ソウルには“三大コングクス”と呼ばれる人気店がありますが、今回はその中から実際に訪れた2軒、「ジンジュ屋（汝矣島）」と「ジンジュフェグァン（市庁）」をご紹介。どちらも長年地元で愛され、NAVERマップでも高評価を獲得しているお店です。

【汝矣島】ジンジュ屋（晋州チッ／진주집）

地元民にもビジネスマンにも大人気！濃厚なスープがクセになる

まず訪れたのは、永登浦区・汝矣島にある「ジンジュ屋」。創業60年以上、行列の絶えない老舗として、韓国の食通からも“夏の定番”として名前が挙がる有名店です。　　　　　　　　NAVERマップでも★4.3前後の高評価を獲得しており、「濃厚だけどくどくない」「他店とは段違いのコク」との声も多数見られます。

お昼時には大行列ですが、回転が非常に早く、並んでもそこまでストレスを感じませんでした。注文を済ませてしばらくすると、つるっとした細麺に、真っ白な豆乳スープがたっぷりかかったコングクス（15,000W）が登場。スープはとにかく濃厚で、豆の自然な甘みが口いっぱいに広がります。豆乳そのもののコクを味わえる無添加の風味が印象的。

味は自分好みに塩やキムチを加えて調整するスタイル。特にここのキムチが絶品で、シャキッとした食感と塩気が豆乳のやさしい味とよく合い、箸が止まりません✨。　　　　　　　　　このキムチが満足度をさらに高めてくれます。

また、メニューはコングクスのほかにも、鶏の旨みが染み込んだ「タッカルグクス（12,000W）」や、辛味ダレで和えた「ビビングクス（12,000W）」などの麺料理があり、実際にそれらを注文しているお客さんも多く見かけました。どれも魅力的で、次は別のメニューにもぜひ挑戦してみたくなる名店です。

【店舗情報】

ジンジュ屋（진주집）

住所：ソウル特別市永登浦区汝矣島洞 36-2

アクセス：地下鉄5号線・汝矣ナル駅から徒歩約7分

営業時間：9:00～21:30（※早めの時間帯がおすすめ）

NAVERマップ：https://naver.me/FivLf7N9

【市庁】ジンジュフェグァン（晋州会館／진주회관）

すっきり派におすすめ！飲み干したくなる豆乳スープ

続いて訪れたのは、市庁エリアにある「ジンジュフェグァン」。こちらもソウル三大コングクスとして名を連ねる有名店で、静かで落ち着いた雰囲気の中、淡泊ながら奥行きのある味のコングクスを味わえます。 NAVERマップでも★4.2前後の評価を得ており、「毎年夏になると必ず食べたくなる」「飲み干せる豆乳スープは唯一無二」といったレビューが並びます。

最初に夜に訪れたときには、すでにスープが終了しておりコングクスの提供が終わっていたため、リベンジで翌日の昼に再訪。無事いただけましたが、確実に食べたい方は昼の早い時間に行くのがおすすめです。

こちらのコングクスは、汝矣島の「ジンジュ屋」と比べると豆の風味がやや控えめで、スープに塩気もあって飲みやすい印象。

最初は「ちょっと物足りないかも？」と思いましたが、食べ進めるうちにその淡泊さがクセになり、最後はスープまでしっかり完飲。塩気があるぶん、キムチなしでも味に変化があり、さっぱり系が好きな方にはぴったりの一杯です。

また、店内には「江原道で契約栽培された100％国産大豆で作る、58年の伝統の味！」という看板も掲げられており、素材へのこだわりがうかがえます。豆の質にまで気を配って作られたスープだからこそ、あの優しくも滋味深い味わいが生まれるのかもしれません。店内は年配の常連さんから若いカップルまで、幅広い層のお客さんで賑わっていました。

【店舗情報】

ジンジュフェグァン（진주회관）

住所：ソウル特別市中区西小門洞 120-35

アクセス：地下鉄1・2号線市庁駅 10番出口から徒歩3分

営業時間：11:00～21:00（豆乳スープがなくなり次第終了）

NAVERマップ：https://naver.me/xktxLzAo

どちらの店も甲乙つけがたく、それぞれに良さがあります。

「豆のコクをしっかり味わいたい！」という方は汝矣島のジンジュ屋を、

「さっぱり系でお腹に優しい一杯を求めるなら」市庁のジンジュフェグァンを、という選び方もおすすめ。

この夏のソウル旅、ひんやりコングクスの食べ比べ、ぜひ味わってみてください！

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