清州国際空港を使ってみたら、想像以上に快適でした♪

mogutabi もぐたび
6 months ago
韓国旅行「安さ重視で行くならLCC!」というのはもはや定番。
仁川や金浦以外にも、地方空港を使えば、さらにお得に渡韓できるケースが増えてきました。今回利用したのは、日本からの便数は少ないけれど、その分穴場感もある清州(チョンジュ)国際空港。成田からAero Kを利用し、往復わずか18,500円というお得なチケットで、4泊5日のソウル旅へ行ってきました。
text editor image
空港からは市内へ直通バスが出ており、ソウル中心部までアクセスも可能。ただし、降車後にさらに移動が必要になるため、宿泊先は江南エリア(高速バスターミナル周辺)にするのが断然おすすめ。実際に使ってみた印象や、事前に知っておくと便利なことを、たっぷりご紹介します!
清州空港ってどこ? アクセスは?
清州国際空港(청주국제공항)は、ソウルから南へおよそ120km、中部の都市・清州市に位置する地方空港。KTXの停車駅があるほど大きな都市ですが、観光地としてはまだそれほど知られていないかもしれません。とはいえ、今回利用したAero Kのように、日本から直行便が出ていることで、実は密かに“穴場空港”として注目度が上がりつつある存在です。
今回の旅では、エアロKの成田⇄清州便(預け荷物なし)を往復18,500円で予約。
さらに、帰国時のためだけに15kgまでの受託荷物を追加購入(4,000円)しました。これ、当日空港で払うと6,000円になるので、事前購入がお得。荷物が増える予定の人は絶対に先に買っておいたほうがいいです。
バス移動の予約はcreatripが便利!
清州空港からソウル市内までは直行バスが出ていますが、問題は本数の少なさと予約のしづらさ。今回は、creatripを通して、清州空港発 ⇄ ソウル・セントラルシティ(高速バスターミナル)着のバスチケットを往復で予約しました。
creatripでの予約は、日本語対応でとても簡単。支払い後すぐにQRコード付きの乗車票がメールで届き、それを当日バスでかざせばOK。自分で韓国のバスサイトを調べて予約するより300円ほど高いですが、手間を考えると断然こちらのほうがスムーズです。
text editor image
ちなみに、私は13:10着の便で清州空港に到着→14:25発のバスに乗車という流れ。小さな空港なので乗り場に迷うこともありません。到着フロアの1番出口を出たら左にある1番の乗り場がソウル市内行き。送られてきたQRコードを見ると、座席も指定されていて、16番が私の座席です。バスは空港始発ではないようで、乗ったときにはすでに半分以上の席が埋まっていました。直通バスの本数が限られている分、事前予約は必須と感じました。
text editor image
text editor image
空港から市内まで:行きと帰りの所要時間
空港到着から外に出るまでは、到着後10分~15分ほど。入国審査も荷物受取も非常にスムーズで、仁川空港のような人混みや長蛇の列とは無縁でした。バスに乗ってからソウルのセントラルシティ(高速バスターミナル)までは、行きが少し渋滞もあり約1時間40分、帰りは1時間20分程度。道路状況によって多少の変動はあると思いますが、2時間見ておけば十分。
text editor image
そして、帰国時は、実はちょっとしたラッキーがありました。
当初、帰りのフライトは16:10発の予定。ントラルシティからは11:50発の乗車になるため、12:40発の南部バスターミナル発の清州空港行きバスを利用しようと考えていました。それでも空港での待ち時間が2時間はあるな…と少し気がかりだったんです。
そんな中、事前に「フライトが17:00発に変更になります」という連絡が届き、これはラッキーばかりに13:50発のセントラルシティターミナル発のバスに変更。。空港に着いたのは15:15頃。時間配分もちょうどよく、待つのが苦手な私には、無駄に長時間待たずに済んだのは大きかったです。これはラッキーでしたが、バスと飛行機のスケジュールにズレが出ることもあるので、帰りの移動は余裕を持って動くのが安心です。
空港の設備と混雑状況は?
清州空港に到着してまず感じたのは、「とにかくコンパクト」。仁川や金浦と比べて人の数が少なく、移動もスムーズで、空港全体がのんびりとした空気に包まれていました。入国・出国審査もサクサクで、私の場合はどちらも15〜20分以内に通過。とくに帰国時は、荷物検査の列が多少あるものの、ほとんど待たずに通過できたのが印象的でした。
text editor image
text editor image
ただし、空港内の施設はかなり限られています。地元商品を中心としたお土産店フードコートとカフェ、CU(コンビニ)くらいしかなく、出国ゲート内の免税店は小規模で品ぞろえは最低限。いわゆる“空港でのショッピングやグルメ”を期待していると少し拍子抜けするかもしれません。それでも、軽食や飲み物をサッと買いたいときには十分ですし、「空港で長居しない派」にはむしろ快適な環境とも言えます。
text editor image
text editor image
清州空港を使うなら「江南エリア宿泊」がおすすめ
清州空港からの直通バスは、ソウル市内のいくつかの主要バスターミナルに向かいますが、今回私が利用したのはセントラルシティ(高速バスターミナル)行き。江南エリアの中心にあるターミナルで、地下鉄3路線が交差する便利な交通拠点です。
text editor image
バスを降りたあとにすぐホテルにチェックインしたかったので、今回は江南エリアのホテルを予約。これが大正解でした。というのも、もしホテルが弘大(ホンデ)や東大門、明洞などだった場合、バスを降りてからさらに地下鉄での移動が必要になり、スーツケースを引きながらの乗り換えや人混みが結構大変…。
江南エリアのホテルにすれば、バスを降りてからの移動時間もぐっと短縮できて、到着後の疲労感もかなり軽減されます。ソウル旅の拠点を江南にすることで、清州空港のメリットを最大限に活かせると実感しました。遠くのエリアに宿泊する場合は、タクシー移動がベターかなと思います。
使い方次第で「アリ」な空港、それが清州
今回、初めて清州国際空港を使ってみて感じたのは、「ちょっと遠いけど、意外と快適」ということ。LCCらしいお手頃価格に加え、仁川のような大混雑がなく、空港到着から入国・荷物受け取りまでが本当にスムーズ。移動に余計なストレスがないぶん、旅のスタートも終わりも気持ちよく過ごせました。
text editor image
もちろん、ソウル市内までは1時間半のバス移動が必要だったり、空港施設がコンパクトでお土産探しには不向きだったりと、注意点もあります。でもそれも事前に準備さえしておけば全く問題なし。creatripのバス予約を活用すれば、交通面の不安もグッと減ります。
そして何より、チケットが安い。今回のように、成田⇄清州を往復18,500円で飛べてしまうのは、正直かなり魅力的。週末旅や弾丸旅行にはもってこいです。
ソウル旅の選択肢として、「仁川」や「金浦」だけでなく、「清州」というもうひとつの扉があることを、ぜひ頭の片隅に入れておいてください。
タイミングさえ合えば、とってもアリな空港です!