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「ピンクミューリー」実は生態系危害植物...

認証ショットとして流行している「ピンクミューリー」実は生態系に危害を及ぼす危険植物でした...

Aiko Yamazaki
5 years ago
「ピンクミューリー」実は生態系危害植物...

(このニュースは情報提供が目的であり商業的な意図は全くありません)



「ピンクのすすき」でSNS上で人気を集めている「ピンクミューリー」が生態系危害植物という事実が明らかになりました。


美しいピンクのミューリーの花たちが広がる写真。青い空と対比して、ふわふわしたピンクのすすきが風に揺れる様子を捉えています。観光地で見られる人気の植物です。


ピンクミューリーは、アメリカ西部や中部の暖かい地域の平野で自生する多年性植物で、世界的によく造園用に栽培されています。

ほのかな色に綿菓子のような柔らかい質感は写真に残すことの好きな人々の間で人気を集め始め、いつの頃からか韓国で秋になると観光地や公園のあちこちで簡単に見ることができる一般的な外来植物になりました。


韓国の公園での秋、ピンクのミューリーの花の中を歩く少女のシルエット。自然の美しさを写した運命と浪漫が感じられる風景。(この写真の著作権はSBSニュースにあります)


ところが詳しく調査してみると、このピンクミューリーは環境省が指定した危険植物でした。


SBSニュース報道。ピンクミューリーに関する環境省資料のスクリーンショット。生態系に危害を与えるとされる植物の詳細が表示されています。(この写真の著作権はSBSニュースにあります)


12日環境省が国会環境労働委員会ソン・オクジュ議員室に提出された資料によると、ピンクミューリーは昨年12月、「生態系リスク2級」に指定されました。

通常生態系撹乱を取得またはおそれのある外来種を3等級に分けるのですが、それほどピンクミューリーは危険性と侵入・拡散する可能性が高いという評価を受けたとのことです。

すぐに及ぼす危険性は「普通」でも、今後どのような危険性が明らかになるか知る由が無いとのこと、継続的な観察が必要な状況です。


生態系に影響を与える植物の環境リスク評価が2のランクに指定されたことを示すレポートの画像。ピンクミューリー除去の必要性が強調されています。(この写真の著作権はSBSニュースにあります)


また、外来生物精密調査をした国立生態園は、全国37の市民公園や個人の農場などでサッカースタジアム約14倍の大きさである10万㎡を超える規模にピンクミューリーを植えた事を明らかにしました。

個人が直接植えた群落地もあると推定され、実際の規模ははるかに大きいと予想されます。


ソンオクジュ委員長は「生態系が破壊されると、回復に大きなコストと労力がかかる。環境省はピンクミューリー危害が正確に確認されるまで、無分別な拡散を防ぐための持続的な関心と広報が必要だ」と強調しました。



現段階では、撤去されているところもあるそう。

今すぐにすべてのピンクミューリーが撤去されることは無いですが、今後増えることはないと言われています。


公園でのピンクミューリーの広がり。多くの観光客が訪れ、背景に広がる自然の美しさを楽しむ様子が捉えられています。(この写真の著作権はSBSニュースにあります)