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「スペース・スウィーパーズ」、K-コンテンツの開かれた宇宙

Netflix注目の新作!K-SF映画の見所を紹介

해바라기 @creatrip
4 years ago
「スペース・スウィーパーズ」、K-コンテンツの開かれた宇宙


(このニュースは情報提供が目的であり商業的な意図は全くありません)


映画『スペース・スウィーパーズ』のポスター。宇宙空間でロボットとともに立つ登場キャラクターたち。

(この写真の著作権はTHE FACTにあります)

「スペース・スウィーパーズ」が、Netflixを通してベールを脱いだ。韓国初のブロックバスター宇宙SFを標榜したこの作品は、期待を上回る華やかな見どころに武装し、全世界の視聴者たちの好評を呼ぶ見通しだ。/Netflix提供


[TFシネレビュー] 美しく引き起こされた韓国初の宇宙SF


[THE FACT | ユ·ジフン記者] これだけ良く作られた分、早く見せたくてどれだけ気を揉んだだろうか。


映画「スペース・スウィーパーズ」(監督チョ·ソンヒ)は、2092年、宇宙ゴミ清掃船 勝利号の船員たちが、大量殺傷兵器として知られる人間型ロボット ドロシーを発見した後、危険な取り引きに跳びこむ過程を描く。ランニングタイムは136分で、12歳以上観覧可だ。当初、2020年夏にテントポール映画として公開する予定だったが、コロナ19の余波により数回に渡って日程を変更し、結局劇場ではないNetflixを通して、去る5日にベールを脱いだ。


作品は、金になる仕事なら何でもする操縦士のテホ(ソン·ジュンギ扮)を中心に、ストーリーを繰り広げる。彼は、宇宙海賊団を率いたリーダーのチャン船長(キム・テリ扮)、荒っぽく見えるが暖かい内面を持つ機関士のタイガー·パク(チン·ソンギュ扮)、滑稽な魅力のもり取りロボットのオプトンイ(ユ·ヘジン扮)と共に、勝利号に乗って宇宙を走り回る。船員たちと宇宙に浮くゴミを収拾しながら生きていくが、増えていくのは残高ではない借金だ。


映画『スペース・スウィーパーズ』の場面写真。宇宙船の内部でメカニックなロボットとともにいるキャラクターたち。

(この写真の著作権はTHE FACTにあります)

チン·ソンギュ、キム·テリ、ソン·ジュンギ、ユ·ヘジン(左側から)は、「勝利号」の船員に扮して熱演を繰り広げる。/Netflix提供


破産の危機に追い込まれた勝利号の船員たちは、ゴミの山からある少女を発見する。そしてその少女が、前日テレビのニュースで見た大量殺傷ロボットのドロシーであることを知ることになる。ドロシーは天真爛漫な面貌で、勝利号の船員たちの中へ自然に溶け込む。しかし、テホだけは心の扉を開かない。ドロシーをテロ組職に渡し、一獲千金を受け取る計画を立て、他の船員たちも悩んだ末にこれに同意する。


しかし、事はだんだんこじれ始める。殺傷ロボットというには、ドロシーはあまりにも天使のようで、そのため船員たちはどぎまぎする。そして、ドロシーと関連する人物と組織たちが大勢登場しながら、テホが夢見た一攫千金は段々と遠ざかっていく。


先行された成功事例があってこそ、期待感も充満するものだ。忠武路は進化を繰り返してきたが、とりわけ宇宙SFと関連しては、不毛の地と同じだった。「スペース・スウィーパーズ」はこうした状況で、「韓国初のブロックバスター宇宙SF」というスローガンを掲げ、堂々と出師表を投げた。こうした背景から期待と憂慮が共存する間、「スペース・スウィーパーズ」は数回に渡り公開日を変更した。そして、期待は憂慮に段々と変わっていった。


映画『スペース・スウィーパーズ』のシーン。ロボットが見守る広大な宇宙空間を背景にした画像。

(この写真の著作権はTHE FACTにあります)

「スペース・スウィーパーズ」は、韓国の技術力で広大な宇宙を具現した。/Netflix提供


ベールを脱いだ「スペース・スウィーパーズ」は、その憂慮をあざ笑いでもするようだ。何よりも観客が期待する多彩な見どころを、映画いっぱいに満たした。十人十色の個性で武装した宇宙船は、華やかなコンピューターグラフィックで具現され、秀麗な姿で宇宙を駆け巡る。その宇宙船の追撃も、キャラクターたちの戦闘も、全て特有のSF的な雰囲気を生かし、しきりに目を楽しませる。


ソン·ジュンギ、キム·テリ、チン·ソンギュなど「勝利号」の船員たちは、依然と信じて見る俳優であることを証明する。モーションキャプチャーから声の演技まで全て消化したユ·ヘジンも、CGで作られたオプトンイのキャラクターの中で生きる。短編「兄妹の家」から、「私のオオカミ少年」、「探偵ホン·ギルドン」などに至るまで、チョ·ソンヒ監督が見せた子役活用能力は、「スペース・スウィーパーズ」でも光を発する。映画が終わった後には、観客全員がドロシーの魅力にすっかり魅了される見通しだ。


完全無欠な作品ではない。韓国の宇宙SFそのものは新しいが、いくつかの設定はハリウッドSF映画と既視感がある。しかしその分、このジャンルのファンたちにアピールすることのできる要素が何なのか、悩んできたことを感じることができる。説得が必要な冒険の代わりに、親しみを選んだ「スペース・スウィーパーズ」の正攻法だ。代わりに、作品の隅々に韓国の文化を溶け込ませ、斬新さを図った。韓国映画特有の新派要素までも、華やかな宇宙を背景に展開されるため、新しい。


「スペース・スウィーパーズ」は、IPの無限な拡張性を念頭に置いて企画された作品だ。今回の映画を皮切りに、ウェブ漫画、小説、ゲームなどの2次創作物と、この世界観を基盤とした多彩なコンテンツを披露する計画だ。長い準備期間の末に、良い結果物を出した「スペース・スウィーパーズ」が、これからどのようなストーリーと共にKコンテンツの未来を見せるか、関心が集まる。