コロナ時代の韓国就職事情
就職難と言われる韓国は今、どのような状況なのでしょうか?
こんにちは
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元々就職難として知られている韓国
昨年は新型コロナウイルスの影響でより状況が悪化しています。
今回は現在の韓国人の就職事情についてご紹介します
就活生から失業者、そして会社員までもみんなそれぞれ苦労があるようです
韓国の2020年失業率
17日統計庁の発表によると、韓国の若者(15~29歳)の失業率は「9%」に達しました。
全体の失業率は「4%」であり、日本の昨年12月の完全失業率が2.9%であったのと比べても状況が良くないことが分かります
韓国で失業者が多いのは、雇用労働部が雇用保険料引き上げを検討するというニュースからも分かります。
失業手当の支給率が上がり、事実上雇用保険基金が底をつきました
雇用労働部が今年の年末までに公共資金管理基金に支払わなければならない利子は「1,330億ウォン(約133億円)」だそうです
新卒求職者の苦難
韓国で有名な求職サイトジョブコリアの調査によると、新卒求職者の内49.3%が「今年の上半期に就職する自信がない」と答えました
(新卒求職者934人対象調査結果、資料提供:잡코리아)
就職する自信がない理由の1位「コロナが終わらないこと」、3位「良質な募集がない」からコロナの影響が大きいことが分かります。
やはりコロナのせいで色々な制限があるようですね
また3位には「スペック不足」がランクインしました。
韓国では就職するにはスペックが不可欠であることがよく分かりますね
昨年はコロナの影響で、資格試験等が開催できなかったこともあり、スペック不足が目立つようです。
求職者目標企業
では、現在の求職者はどんな企業への就職を希望しているのでしょうか
(4年制大学卒業就活者1,305人に調査、資料提供:잡코리아, 알바몬)
1位が「カカオ」で、2年連続1位です
2位の「サムスン電子」も2年連続同位です。
また10人中7人が今上半期に大企業に志願すると答え、大企業への集中が予想されています。
これは大企業と中小企業などの年俸の格差が大きな原因だと思われます。
詳しい年俸など、韓国若者の就職についての記事はコチラ
大変なのは就活生だけじゃない
新型コロナウイルスの影響で就職できない人や休職、退職となってしまう人も多いですが、職のある会社員も状況が良くはないようです
(会社員、就活生、大学生1,212人に調査、資料提供:잡코리아, 알바몬)
ジョブコリアの調査によると今月11~14日の旧正月の連休にアルバイトをするつもりである人が全体で72.5%に達することが分かりました。
その内、会社員でアルバイトをする意向である人が39.8%に及びました
普段会社員として働いている人も生活の足しになるように連休も休まず働こうとしているなんて驚きです
きっとコロナウイルスの影響で会社の経営が難しくなったための給与の凍結や休職なども原因の一つではないかと思います。
リモートワーク
コロナウイルスの影響で出勤する日を減らし、リモートワークをする会社が増えています。
韓国もリモートワークをしているところがあるのですが、企業によりその日数には差があるようです
(会社員839人に調査、資料提供:잡코리아)
コロナウイルスの流行後どのくらいリモートワークをしたかの質問に、大企業では「平均61日」と一番多く在宅勤務をしていることが分かりました
2番目に中堅企業、3番目に中小企業と会社の規模に従って平均日数に違いがありますね
また公共機関や公企業の場合、業務の特性上からかリモートワークの日数が一番少ないようです。
いかがでしたか?
現在は就活生だけでなく、会社員も色々な影響を受けていることが分かりました
新卒就活生は仕事をして経験を積まなければいけない時なのに、会社は経営の悪化でより経歴のある人を探しており、なかなか難しい状況です。
早くコロナが収束し、日常が戻ってくるといいですね
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