河川に流され江南駅は浸水… ソウル全域が暴雨で水被害
(このニュースは情報提供が目的であり商業的な意図は全くありません)
[京郷新聞]
豪雨特報が下りた週末、ソウル全域では暴雨による浸水被害が相次いだ。急に増した川水に流され、80代の男性が死亡する事故も発生した。
1日、下水が逆流して江南駅の歩道が浸水した様子(左側の写真)。2日昼12時現在は、復旧された状態だ。聯合ニュース オ·ギョンミン記者
去る1日、社会関係網サービス(SNS)では、「江南駅でまた水被害が起きた」という書き込みが、急速に広がった。該当の写真には、マンホールの蓋が開き下水が逆流したり、人の足首の高さまで泥水が歩道を覆う姿が写っていた。
2日昼12時現在、江南駅近隣の歩道の浸水被害は復旧された状態だ。11番出口の裏側には、水の溢れを防止するための砂壁が立てられた。この日、地下商街で会ったある商人は、「1日と2日どちらも、地下商街の中には浸水がなかった」と話した。
1日昼、ソウル市内に強い雨が降り注ぎ、光化門広場の下を横切る光化門中央地下歩車道に雨水が溜まり、車両が徐行している。聯合ニュース
去る1日昼12時33分、冠岳区新林洞道林川が氾濫し、80代の男性1人が死亡した。警察は、「鳳林橋付近でおじいさんが流されている」という通報を受け、現場に出動した。救助当時、男性は意識を失った状態だった。男性は心肺蘇生術(CPR)後病院に搬送されたが、結局息を引き取った。
似た時刻、道林川近隣を散策して孤立した通行人たちは、無事に救助された。消防当局は、1日昼12時55分頃に冠岳区道林川一帯で10人を、午後1時1分頃に永登浦区道林川一帯で25人を、ロープと救命チューブを活用し全員救助した。負傷者はいないことと確認された。
冠岳区庁の関係者は、「1日午前11時40分頃、『道林川の水位が上昇しているため、安全な場所に移動してほしい』と案内放送をした。道林川に入る散策道の入口は、1日午前11時23分頃から遮断された」と話した。
雨道の交通事故も発生した。1日午後2時25分頃には、鍾路区独立門の交差点から光化門方面に向かう社稷トンネルの入り口で、広域バスと乗用車、タクシーが3重追突した。警察は、走行中だったバスが雨道に滑り、事故が起こったものと推定している。タクシーに乗っていた乗客2人が、めまいと膝の痛みを訴え病院に移送された。
2日昼12時、気象庁によると現在、豪雨特報が発表されたソウルと京畿道、江原道、忠清道と慶北の一部地域には、突風と雷を伴う1時間当たり10~20mmの多少強い雨が降っている。気象庁は、「この日午後3時から中部地方を中心に、突風と雷を伴う1時間当たり50~80mm(一部地域では1時間当たり100mm以上)の非常に強い雨の降る所があるため、施設物の管理と低地帯の浸水被害、雨道の交通安全に注意してほしい」と伝えた。
消防当局は浸水被害に備え、良才花卉団地、蚕院洞替費地(安房村)、牛眠洞松川村、聲川村など風水害の脆弱地域を巡察中だ。