イジュヨル総裁“日本含め通貨スワップ対象国の拡大努力”
韓米600億ドル規模の通貨スワップを締結
Dahye Ko
5 years ago
(このニュースは情報提供が目的であり商業的な意図は全くありません)
[韓国経済TV イムウォンシク記者]
韓国とアメリカが600億ドル規模の通貨スワップを結ぶことになった中、イジュヨル韓国銀行総裁が日本をはじめる通貨スワップ対象国を広めていく考えを明かした。
今日(20日)朝、韓国銀行本館の出勤路で会ったイ総裁は“日本との通貨スワップも意味がある”とし、“金融協力と外為市場の安全弁強化のため中央銀行間の協力を高める努力を持続していく”と話した。
イ総裁は続けて、アメリカとの今回のスワップ締結は“ドル不足による市場の不安心理を沈めさせることが1次的な目的”だと強調した。
またコロナ事態による実体経済の危機が金融や信用の危機に転移する場合、“アメリカ連準がまた別の方法で対処しているとみたらいい”と明かした。
韓国の外貨保有高の現状については、“総じて適切だ”と評価しながら、“韓国銀行ができる全ての政策手段をテーブルに乗せており、少なくとも流動性が不足して金融機関が本来の役割を果たせない状況は防ぐ”と念を押した。
これに先立ち韓国時間で昨日(19日)、韓国銀行はアメリカの連邦準備制度と最少6ヵ月、600億ドル規模の通貨スワップを締結した。
これは去る2008年の世界金融危機当時に結んだ通貨スワップの2倍規模で、韓国銀行は契約書の作成を終え次第ドル貨を市場に供給する計画だ。
イジュヨル総裁は“アメリカがとても迅速に動き、基軸通貨国の中央銀行としてリーダーシップを見せてくれた代表的な事例”だと高く評価し、“ジェローム・パウエル議長の迅速な決定に感謝を表したい”と話した。
イムウォンシク記者 ryan@wowtv.co.kr
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