HYBE、SM買収を中断…kakaoに経営権を渡して協力に合意
約1ヶ月の競争が幕閉じ
(このニュースは情報提供が目的であり商業的な意図は全くありません)
バン·シヒョクHYBE議長、イ·スマンSM創業者、イ·ソンスSM代表、キム·ボムスkakao創業者
エンターテインメント会社SMエンターテインメントを巡るkakaoとHYBEの戦争が、幕を閉じることになった。HYBEとkakaoは12日午前11時、両社ともに立場文を出し、SM買収のための両社の競争を終わらせると発表した。先に立場文を発表したHYBEは、持分買い入れを中断してkakaoに経営権を渡す代わりに、プラットフォーム協力をする方向でkakaoと合意した。kakaoはこれに対して、「HYBEのSM買収中断の決定を尊重する」として、「kakaoとkakaoエンターテインメントは、HYBE、SMエンターテインメントと相互の肯定的影響を取り交わすパートナーとして、K-POPをはじめとするKカルチャーのグローバル地位向上のために、多様な協力関係を継続することで意見が一致した」と明らかにした。この1ヶ月間続いてきたSM持分買い入れ競争とチキンレースが終わることになったのだ。
kakaoは今月26日までに、約1兆2000億ウォンをかけてSMの持分35%を買い入れる計画だ。HYBEがこれ以上持分確保競争に参加しなくなれば、SMの大株主はkakaoとkakaoエンターテインメント側になる可能性が高い。代わりにHIVEは、BTSなどの所属K-POPアイドルが活動するITプラットフォームWeverseを通じて、SMのK-POPアイドル関連コンテンツとサービスを行うなど、SMのIP(知識財産権)を活用できる幅が広くなることになる。
HYBEは、kakao側の追加公開買収により競争構図が深刻化しながららSM買収のために提示しなければならない価格が適正範囲を越えたと判断したと説明した。kakaoが参入したことで、SMの株価は公開買収価格である15万ウォンを突破するなど、過熱した様相を呈した。SM経営陣の内部でも、創業者のイ·スマンとkakao側の経営陣の間で告発と批判が交わされた。kakaoもこの日の立場文を通じて、「持分買収の過程で各社の株主と役職員、アーティスト、ファンはもちろん、Kカルチャーを大切にして愛して下さる多くの方々に心配をおかけた点について、深い責任感を感じる」と明らかにした。両社の休戦交渉は先週を基点に加速化したものと伝えられた。
kakaoはSMの自律、独立経営を保障し、グローバル成長を支援することにした。kakao側は、「SMエンターテインメントのグローバルIPと制作システム、kakaoとkakaoエンターテインメントのIT技術とIPバリューチェーンのビジネス力量をもとに、音楽IPの拡張を越えてITとIPの結合を通じた新たなシナジーを作り出す計画」だとし、「これを通じて各社のグローバル競争力を強化し、Kカルチャー産業がもう一つの国家競争力になれるよう、積極的に努力する」と明らかにした。