「ポケモンパン売ってますか?」…BTSのRMが毎晩コンビニを歩き回る理由
MZ世代の懐かしのパンが再発売され大ブームに
(このニュースは情報提供が目的であり商業的な意図全くありません)
ポケモンパンが完売したことを知らせる、あるコンビニの告知文。 /オンラインコミュニティ
24年ぶりに再び発売された「ポケモンパン」が人気を集めながら、パンがコンビニに入荷する時間に合わせて店を訪れる、いわゆる「コンビニオープンラン」現象が起きている。オープンランに失敗した人々は、万が一の在庫を求めて、毎晩周辺のコンビ二に探し回っているという。また、パンに同封されたステッカー「ティブティブシール(デコキャラシール)」は、種類によって中古取引プラットフォームでパンの価格より高い値段で取引されているものと知られている。
BTSのRM(27)は今月9日、Instagramストーリーに「どうかもっと売ってください」と、コンビニで購入したポケモンパンの写真を掲載した。続いて、パンを購入するためコンビニ8軒に立ち寄ったとし、ポケモンパンの中で最も人気のある「ゴースチョコケーキ」と「帰ってきたロケット団チョコロール」の追加生産を要請したりもした。
RMのように、ポケモンパン購入のために毎晩コンビニを転々とする若者が増えている。地域基盤のタングンマーケットコミュニティ「町の生活」には、毎晩ごとに「ポケモンパンを売っているコンビニの情報提供をお願いする」、「いったいどこで売っているのか」、「Aコンビニのポケモンパンは全部売れたが、他のコンビニはどんな状態なのか気になる」といった書き込みが多数載せられる。
BTSのRM(左側)と、今月9日に掲載したInstagramストーリーの投稿。 /スポーツ朝鮮、Instagram
近くのコンビニに入荷される時間を書き、「パンが入る時間」を共有した投稿もある。一部はこの時間に合わせてコンビニを訪れたりもする。ソウル冠岳区に住むA(29)さんは、「散歩する気分で毎日時間に合わせてコンビニに行く」とし、「そうしても買えない日の方が多い」と話した。コンビニでも、「ポケモンパン完売です」、「夜11時に入荷されます」という告知文を貼ったりしている。
ポケモンパンを買う人々は、ステッカーを集めるのが目的だ。パンが品薄現象を見せると、同封されたステッカーがパンの価格より高い値段で取引されたりもする。ポケモンパンの定価は1500ウォンだが、人気ポケモンであるミュウとミュウツーのステッカーは3万5000~5万ウォンで取引される。ステッカー159種を全て収集しようとする人々も多く、平凡なステッカーも主にパン価格の1500ウォンで売れる。これについてオンラインでは、「パンを食べてお金を稼ぐからE2E(eat to earn)」、「大人子供たちの経済力を見せてやる」、「幼い頃はできなかったが、今回はポケモンステッカーを全部集めたい」という話が出ている。
オンライン販売先でも完売が続いている。今月8日にNAVERショッピングライブで行われたポケモンパンのオンライン販売は、1分で完売した。以後、追加物量が準備されたが、これもわずか数分で売り切れた。当該の放送では、購入を希望するネットユーザーたちが「パンを売ってほしい」、「買いたい」と訴え、一部は完売以降にも放送を続けると、「からかっているのか」、「販売が終わったなら放送も終わらせろ」と激怒したりもした。11日には一部のポケモンパン販売先から、「注文量の大幅な増加により、最大3月末に発送される可能性もある」と伝えた。
今月8日のNAVERショッピングライブでは、ポケモンパンを販売したがわずか数分で売り切れた。これに対し、一部の購入希望者は不満をぶつけたりもした。 /NAVERショッピングライブ