次々と議論になる韓服...
中国の開会式に韓服からの米ファッション誌まで...韓服の議論
(このニュースは情報提供が目的であり商業的な意図全くありません)
中国が北京冬季オリンピック開会式の行事に韓服(ハンボク)姿の女性を登場させ、韓国国内で反中感情が沸き上がっている。
政府は中国側に「固有文化に対する尊重が必要だ」という立場を伝えたが、「公式抗議」はしていない。
そのため低姿勢の外交だとの指摘が飛び交っている。
北京冬季五輪に中国の少数民族の服飾として韓服を着た公演者が登場して議論となっている。
去る4日、中国北京国家体育場で開かれた冬季オリンピック開会式の中国国旗掲揚の際に中国の少数民族の伝統衣装に身を包んだ公演者たちが次々と登場し、五星紅旗を掲げた。
その際ににテンギモリ(韓国の伝統的な三つ編みの髪型)をした一人の女性が韓服を着て登場した。
先立って開幕式の前朝鮮族自治州がある吉林省の紹介映像には韓服・ユンノリ(韓国の伝統遊び)・カンガンスルレ(名節の女性たちの民俗踊り)が盛り込まれていた。
また、2008年北京夏オリンピック開幕式でも韓服とアリランが出ていた。
一部では、イェンピョン自治州を含む朝鮮族の伝統衣装を披露したという意見もあるが、韓服を中国文化に編入させようとする「文化捏造」という批判世論が熱く騒がれた。
政治圏も一斉に批判した。
イ・ジェミョン共に民主党大統領候補は5日、Facebookに「文化を欲張るな。文化捏造反対」と掲示し、反対意思を明らかにした。
アン・チョルス国民の党大統領候補もSNSで「韓服は大韓民国の文化」とし「中国当局に言う。ハンフーではなく韓服」と掲載した。
ユン・ソギョル国民の力大統領候補は記者たちとの席で「高句麗と渤海は大韓民国の誇らしく偉大な歴史」とし「他人のものではない」という言葉で批判的立場を表わした。
しかし政府は今回の議論と関連して中国に公式抗議はしないことにした。
外交部当局者は6日、「韓服が世界中の認定を受ける韓国の代表的な文化の一つだという点には、再論の余地がない」とし「中国側に固有の文化に対する尊重と文化的多様性に基づく理解が必要だと言う立場を伝える努力を続けるつもりだ」と述べた。
開幕式に出席したファンヒ文化体育部長官は「開会式予告映像に韓服が登場するというニュースを出国前に聞いて、もしかしたら必要になるかもしれないと思い韓服を準備して行った」とし「政府代表の私が韓服を着て開会式に参加することで韓服は韓国の伝統衣装であるということを知らせる。開会式に韓服を着て参加することが、無言の抗議の表示となるだろうと考えた」と明らかにした。
一方、米国ファッション誌であるボグが最近、韓服風の衣装を「ハンフー(Hanfu)として紹介したことが遅れて知らされ、議論が大きくなっている。
ボーグは去る2日、インスタグラムを通じて韓服風衣装を着たモデルの写真を載せて「ハンフーは韓族が統治していた時代の歴史的衣服様式の中の一つ」と説明した。