「イカゲーム」オ·ヨンス、韓国初のゴールデングローブ助演男優賞
韓国人俳優で初の快挙、大統領も祝賀
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[ソウル=NEWSIS] パク・ジンヒ記者 = 俳優オ・ヨンス2021.12.08. pak7130@newsis.com
[ソウル=NEWSIS] ソン·ジョンビン記者 = Netflixシリーズ「イカゲーム」の俳優オ·ヨンス(78)が、韓国人として初めてアメリカのゴールデングローブ授賞式で助演男優賞を受賞した。主演男優賞の候補に上がったイ·ジョンジェ(50)は、受賞に失敗した。
オ·ヨンスは9日(現地時間)、アメリカ・ロサンゼルスのビバリーヒルトンホテルで開かれた第79回ゴールデングローブ(Golden Globe)授賞式のTV助演男優賞部門で、「ザ・モーニングショー」のビリー・クラダップとマーク・デュプラス、「キング・オブ・メディア」のキーラン・カルキン、「テッド・ラッソ」のブレット・ゴールドスタインらを抜いて助演男優賞に輝いた。ゴールデングローブ授賞式は、映画とTVショーを共に扱うアメリカ最高権威の授賞式のうち1つに挙げられる。
韓国人俳優がゴールデングローブ授賞式の演技賞候補に上がったのは、オ·ヨンスとイ・ジョンジェが初めてであり、受賞も初めてだ。これに先立って韓国系アメリカ人のサンドラ·オーとオークワフィナが賞を受賞したことはあるが、韓国国籍の俳優が演技賞を受賞したことはなかった。
オ·ヨンスは、昨年公開されたNetflixシリーズ「イカゲーム」で、1番の参加者「オ・イルナム」役を務め、優れた演技を披露したと評価された。特に、俳優イ·ジョンジェと見せたいわゆる「カンブ演技」は、昨年1年間話題になった。彼が劇中で披露した、「このままだとみんな死んでしまう」、「僕たちカンブだよね?」などの台詞は、昨年の最高の流行語に選ばれる。オ·ヨンスは現在、演劇「ラストセッション」で「フロイト」役を務め、公演中である。
一方、TV主演男優賞部門の候補に、「キング・オブ・メディア」のブライアン·コックスとジェレミー·ストロング、「ポーズ」のビリー·ポーター、「ルパン」のオマール·シーらと共に名を連ねたイ·ジョンジェは、賞を受賞することができなかった。主演男優賞は、ジェレミー·ストロングが受賞した。これと共に、「イカゲーム」のTV部門作品賞の受賞も不発となった。TV部門作品賞もやはり、「キング・オブ・メディア」に輝いた。
「イカゲーム」は昨年、全世界的なシンドロームを巻き起こし、映画とドラマを合わせてNetflix史上最も興行に成功した作品だという評価を受けた。去年9月に公開されたこの作品は、53日間で全世界のNetflixランキングで1位を独占し、歴代Netflixシリーズの興行新記録を立てた。ブルームバーグなどの外信は、制作費約2100万ドル(約250億ウォン)が投入された「イカゲーム」の価値を、約10億ドル(約1兆1000億ウォン)と見ている。
「イカゲーム」は、昨年11月に開かれた「2021 ゴッサム・インディペンデント映画賞」で最優秀長編賞、同年12月に開かれた「2021 ピープルズ・チョイス・アワード 」では「今年のイッキ見シリーズ」賞を受賞したりもした。
この作品は、お金が必要な人456人が、賞金456億ウォンを巡って開かれるデスゲームに参加して繰り広げられるストーリーを描く。イ·ジョンジェは40代後半のフリーター「ソン·ギフン」を、オ·ヨンスは脳に腫瘍ができて死を控えた老人「オ・イルナム」を演じた。その他にも、チョン·ホヨン、パク·ヘスなどが出演した。演出と脚本は、「天命の城」(2017)、「怪しい彼女」(2014)、「トガニ 幼き瞳の告発」(2011)などを制作したファン·ドンヒョク監督が担った。