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韓国の不気味な都市伝説

韓国で怖すぎると話題になった都市伝説をご紹介!

Jihyun Lee
4 years ago
韓国の不気味な都市伝説

こんにちは

韓国人が毎日お伝えする
最新韓国旅行情報Creatripです!


最近韓国は暑すぎて警報が出るほど真夏の天気が続いています。

今回はそんな暑い夏を涼しくしてくれる怖い話をご紹介しようと思います

韓国の都市伝説は日本のものとどのような違いがあるのでしょうか?

私の子供の頃は、韓国の怖い話を集めた「怖いのがいい!(무서운게 딱 좋아)」という漫画シリーズや、学校前の文具店に売っていた500ウォンの怖い話ミニブックがとても流行しました。

友達同士で集まって一緒に読むのが、当時の楽しみでした

怖い写真は本文には貼っておらず、リンクを付けてあります!

リンクから見れる写真は一人で見たら怖くて寝れなくなるかもしれないので注意してください


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自由路幽霊

自由路はソウルから京畿道坡州(パジュ)までつながっている高速道路です。

夜、車に乗り自由路を通ると、道路の真ん中に女性が立っているという噂が広がり始めました。

女性を目撃した多くの人は、この人がサングラスをかけていると証言しました

実際よく見るとサングラスではなく、目があるべき場所に黒い穴がえぐられていたんです

パク・シネ、パク・ヒジン、タク・ジェフンのような韓国の芸能人たちもテレビ番組で女性を目撃したことがあると証言し、韓国人たちの間で大きな話題となりました。

この自由路幽霊は高速道路に立ち、ヒッチハイクをしながら車に乗せてもらおうとしているんだとか。

韓国の放送局tvNは退魔師を呼び自由路幽霊について聞いてみたところ、彼女は自由路幽霊がその近くで首を絞められ殺害された20代の女性だと説明したと言います。

自由路は霧がかかりとても暗い道です

これは自由路が漢江と一山湖公園の近くを通るからです。

暗い夜に霧までかかるので錯視効果により自由路幽霊という怪談が生まれたのではないかという主張もあります。

しかし、実際に多くの人が目撃したと話しているので、自由路幽霊の話が完全にあり得ない話としてなかったことにするわけにはいかないですよね?

人々の目撃談をもとに描かれた自由路幽霊の絵は、コチラをクリックして確認してみてください


赤いマスク

赤いマスクは10〜20年前に韓国でとても流行った怪談です

私が小学生だった15年前頃、韓国の小学生たちの間で赤いマスクを知らない子供たちはいなかった程有名な話です!

この物語は、日本で始まり韓国に渡り、今では東アジア全体に広まったと言われています。

では、赤いマスクの話をご紹介します。

赤いマスクをした女性が近寄り「私、きれい?」と尋ねてきます。

「きれい」と答えると女性はマスクを外します。

彼女の口は耳の下まで引き裂かれています

そして、「私のようにしてあげる〜」と言いながら、答えた人の口を耳の下まで引き裂いてしまうんだそうです

出典: 만화 작가 이동규 블로그

韓国では、この赤いマスク怪談が色々なバージョンに発展し噂が広がりました。

ひとつは、血液型別に口を引き裂くサイズが違う話がありました。

A型は少し引き裂き、B型はもう少し多く引き裂き、AB型は笑う時の口のサイズに引き裂き、O型は顔の端まで引き裂くという話がありました。

この話を聞き、私はA型なのでよかったと安心した記憶があります

もうひとつは、赤いマスクだけでなく、様々な色のマスクをかぶった幽霊がいるという話でした。

口を横ではなく、縦に裂いてしまうという男の幽霊である青いマスク、赤いマスクの口を引き裂いた整形外科医師である白いマスク、口の匂いで窒息させてしまう黄色いマスク、赤いマスクを殺すために彼女を追跡する黒いマスクなど色々な色のマスク幽霊がいました。

すごい世界観を持っていますよね

出典: youtube 잉여맨유튜브 채널

コンセプトが全員違うので当時の小学生たちは各マスク幽霊毎に会ってしまった場合どうすれば生き延びれるか覚えていました

私の記憶では、当時、赤いマスクをした人に会ってしまった場合、2階以上の建物の上に逃げるか、犬がいる方へ走っていくと生きることができるという話が最も有名でした。

もちろん、今はコロナ時代なので、赤いマスクを使っている人に会っても全くおかしくないでしょう?

この赤いマスクの話をモチーフとした日本のホラー映画、名古屋殺人事件で再現した赤いマスクの姿を見てみたい方は、網カゴおじいさん

網カゴおじいさんは、言葉の通り網カゴをしょっているおじいさんのことを言います。

網カゴは何か物などを入れて運ぶために藁で作った韓国の伝統的なかばんです。

網カゴを持ち歩く姿がまるでサンタのようにも見えませんか?

しかし、プレゼントをくれる優しいサンタとは違い、網カゴおじいさんは子供たちにとって非常に恐ろしい存在なんです

出典: ssg

両親の言う事を聞かない悪い子を網カゴに入れ連れて行ってしまいます。

連れて行かれた子供はどうなってしまうのか…?

これも様々な説があります。

網カゴおじいさんがその子を食べてしまうという説、二度と家に帰れないという説、あるいは網カゴおじいさんにひどく怒られた後また家に送り返されるという説などがあります。

この怪談のおかげで韓国の親たちは、子供が言うことを聞かない時、「言う事を聞かないと網カゴおじいさんが捕まえにくるよ」あるいは「あ、あっちから網カゴおじいさんが来る!」など、このように子供たちを怖がらせました


香港おばさん幽霊

香港おばさん幽霊は、1980年代末、1990年代初旬に広まった韓国の都市伝説です

どうして、香港おばさんなんでしょうか?

話は次の通りです。

大韓航空の飛行機に乗り香港に行った祖母が、飛行機事故に遭い、死ぬ直前に一緒に連れていた猫と合わさり半人半猫の幽霊になってしまいました

幽霊になった香港おばさんは夜中に子供を誘拐し殺してしまいます。

さらに、香港おばさんは、一般的な高齢者とは違い、非常に早く走り、非常に高く跳ぶことができるので、逃げるのは不可能なんだそうです。

この怪談はソウルを中心に広がり、当時小学生たちの間で大きな波紋を呼びました

多くの学生たちが怖くて登校を拒否したりもしたそうですよ。

さらには、1989年MBCニュースにも紹介されるほど非常に影響力が強かった都市伝説でした!

しかし、そもそも大韓航空の飛行機が香港に行く途中に墜落したことはありません。

では、なぜこのような噂が広がったのでしょうか?

ひとつ説得力のある主張では、当時、子供誘拐事件や人身売買などがあまりにも頻繁に起き、ソウルの江南地域の親たちが子供たちを早く帰宅させるために、このような怪談を作り出したという説があります


コンコンコン幽霊

現在では多くの学校が生徒の自律性を涵養してますが、韓国は非常に長い期間の間夜間自習文化がありました。

授業が終わった後、夜10時あるいは11時まで学校で勉強をさせる文化でした。

コンコンコン幽霊は夜間自習をしている学生を中心に広まった怪談です

コンコンコン幽霊の話は次のとおりです。

常に全校生徒1位の学生のせいで、毎回2位の学生がいました。

全校生徒2位の学生は両親や先生の圧迫、そして自分の欲望に耐え切れず、全校生徒1位である学生を屋上から押し殺してしまい、それを自殺に偽装してしまいます。

頭から落ち無念に死んでしまった全校生徒1位の学生は現在コンコンコン幽霊と呼ばれる幽霊になってしまったと言います

「コンコンコン」という名前がつけられた理由は、逆さに立った幽霊が頭を床に「コンコンコン」と突きながら近づいてくるからです。

このコンコンコン幽霊は夜遅く学校に一人で残っていると遭遇することがあるとの噂がありました

夜に学校に行った人であれば分かると思いますが、お昼の活気に満ちた学校の姿とは違い、夜の学校は本当に不気味じゃないですか(>_<)

なので、コンコンコン幽霊怪談が学生の間で、さらに流行ったのではないでしょうか。

コンコンコン幽霊の写真が気になる方は、コチラをクリックしてご確認下さい!


学校銅像幽霊 or 肖像画幽霊

出典: 대전사회혁신센터

コンコンコン幽霊に続き、こちらも学校に関連した怪談です

数十年建った韓国の学校の運動場には銅像がある事が多いです。

代表的に李舜臣将軍の銅像、世宗大王像、柳寛順像などがあります。

この銅像が夜12時になると動くということが最も広まっている怪談でした

学校ごとにさまざまな説がありました。

夜12時になると血の涙を流したり、学校を歩きまわるなどの説がありました。

そして、この銅像を見た人は死ぬという説も多かったです

銅像がない学校には、同じように動く肖像画の話が多かったです!

夜12時になると学校にかかっている肖像画の瞳が動いたり、その瞳と目が合うと死ぬという話もありました。

私が通った高校にも、このような怪談があり、友達と一緒に震えながら肖像画を見に行った記憶があります


コックリさん
(분신사바:ブンシンサバ)

분신사바(ブンシンサバ)とは、日本で言うコックリさんのことを指します。

ブンシンサバは、日本で始まり韓国にも広がった幽霊を呼ぶおまじないです。

紙とペンと硬貨を使い複数人で行います。


まずは白い紙に「はい」と「いいえ」と書き、その間に鳥居を書きます。その下には数字・五十音などを書きます。

2~3人程度で机を囲み、鳥居の位置に10円玉を置きます。全員で人差し指を十円玉の上に置き、こっくりさんを呼ぶ儀式をします。

「こっくりさん、こっくりさん、どうぞおいでください。もしおいでになられましたら『はい』へお進みください」と話しかけると、十円玉が「はい」の位置に動き始めます。

後は聞きたい事などを質問をすると、その答えを十円玉が動いて回答してくれます。

ひとつ質問が終了したら「鳥居の位置までお戻りください」とお願いして、十円を鳥居の位置に戻させます。

こっくりさんを終了させるには「こっくりさん、こっくりさん、どうぞお戻り下さい」とお願いして、十円が「はい」に移動した後、鳥居まで戻ってきます。戻ったら「ありがとうございました」と礼を言って終了します。

私を含め、ほとんどの韓国の学生が学生時代に学校で向かい合ってブンシンサバ(コックリさん)をした経験があるだけに、ブンシンサバ(コックリさん)はとても人気のある恐怖遊び(?)でした

2004年にはブンシンサバ(コックリさん)をテーマにしたホラー映画が公開したりもしました!


赤いトイレットペーパー青いトイレットペーパー

この話は韓国と日本で有名な怪談です

数十年前の韓国の昔のトイレは和式トイレでした。

和式トイレに入った時、下から「赤いトイレットペーパーをあげましょうか?青いトイレットペーパーあげましょうか?」という幽霊の声が聞こえるという怪談です。

どちらのトイレットペーパーを選んだら、生きことができますか?という質問に対する答えも様々な話があります。

ひとつは、赤いトイレットペーパーを選択すると、生きることができるという話です。

ふたつ目は、赤いトイレットペーパーを選択すると、首を切られ全身血まみれになって死に、青いトイレットペーパーを選択すると、全身の血を吸い取られ真っ青になって死にます。

つまり、どのトイレットペーパーを選択しても死ぬという話です。

最後に、韓国では「トイレットペーパーいりません。」と答えたり、まったく返事をしなければ生きることができるという噂もあります。

皆さんは三つの内のどんな噂を信じますか?


エレベーターの鏡幽霊

最後に、エレベーターに関連する怪談です

エレベーターに乗ると、普通両方に鏡があります。

両側に鏡がついているせいで鏡の中は途方もない広がりを見せるため鏡の中の物も無限に続き、たくさん見えます!

エレベーターの鏡幽霊はこれにより生まれた怪談です

エレベーターにある鏡の中で反射された自分の姿の中に幽霊がいるということです!

通常4番目や13番目に見える自分の姿が幽霊という話が多かったです。

エレベーターの鏡幽霊は見た瞬間に幽霊であることがわかるんだそう!

なぜなら、一般的な鏡の中の私の姿とは異なり、鏡幽霊は私の姿をしてはいますが、勝手に動くことができるんだそうです

そして、その幽霊と目が合ってしまうと死ぬんだとか。

なので、私は今でもエレベーターに乗って鏡を見た時、目の前に見える私の顔だけを見るようにして、その後ろに映る自分の姿は見ないようにしています。

この話を信じているわけではありませんが、子供の頃からよく聞いていた怖い話なので、やっぱり少し怖いですね



今回は、韓国の都市伝説物語についてご紹介しました!

怖かったですか?

ご紹介したのは私ですが帰り道がすでに怖いです


今回の物語で、この暑い夏が少しでも涼しくなれば幸いです


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ここまで、「韓国の不気味な都市伝説」についての記事でした。お問い合わせ事項がある場合、本ブログ記事のコメント欄にご記入いただくか、help@creatrip.com までメールもしくは、公式ライン@creatripまでメッセージを送ってください。