(このニュースは情報提供が目的であり商業的な意図は全くありません)
ブログで明かした心境…「別の意味で意味深い日」
前日に両親の日を迎え、市民たちがカーネーション·手紙を伝達
息子を発見した民間救助士に感謝のプレゼントを渡す
警察、紛失した携帯電話など死亡原因を究明捜査
[edaily イ·ソヒョン イ·サンウォン記者] 「結末が出るまで堪えてみようと思う」
ソウル盤浦漢江公園で失踪し、5日後に死亡した状態で発見された、故ソン·ジョンミン(22)さんの父ソン·ヒョン(50)さんが9日、自身のブログに、「苛酷な真実になるか果てしない疑問になるか(分からない)」と、このような心境を明かした。
ソンさんは、「ジョンミンを発見した場所に、こんなに多くの方が訪れたとは知らなかった」とし、「今日は別の意味で、意味深い日になった」と話した。続けて彼は、「全ての応援に感謝し、とても過分だという気もする」とし、「関心を持ってくださる全ての方に、感謝の他に申し上げる言葉がない」と付け加えた。
8日、ソウル市盤浦漢江公園である市民が、故·ソン·ジョンミンさんの父ソン·ヒョンさんに、「両親の日の花」カーネーションとプレゼントを渡している。(写真=イ・サンォン記者)
これに先立ちソンさんは、息子の出棺が終わってから3日目である去る8日、意味深い両親の日を迎えた。盤浦漢江公園でジョンミンさんの遺体を発見した、民間救助士のチャ·ジョンウク(54)さんの主催で、多くの市民が集まり、ソンさんにカーネーションとプレゼント、手紙を伝達した。
この日午後3時ごろ、盤浦漢江公園に到着したソンさんは、チャさんと挨拶を交わし、感謝の言葉を伝えた。ソンさんはチャさんの手を握り、「チャさんでなかったら、あの日息子が発見されないまま、未だに水の中にいたはず」と言いながら、「とてもありがたい」とプレゼントを伝達した。これに対しチャさんは、「全国民に代わって、慰めの言葉を伝えに来た」と応援した。続けてある市民が、ジョンミンさんの生前の姿が描かれた絵をプレゼントしたが、ソンさんは、「本当に好きな写真」だと、「大切にする」と涙を流した。ソンさんを取り囲んだ市民は、「力を出して」と、共に涙を拭った。
8日、ある市民が、故·ソン·ジョンミンさんの父ソン·ヒョンさんに伝達した、ジョンミンさんの絵と手紙 (写真=イ・サンォン記者)
失踪していたソンさんを5日後に探し、去る5日に出棺まで終えた現在、死亡原因の究明に関心が集まっている。
警察は、54台の公園閉鎖回路の防犯カメラの映像と、公園の出入り車両133台のブラックボックスを確保し、当時の状況を再構成するなど、捜査力を集中させている。警察の初動捜査が不十分だったという趣旨の内容で、ソンさんが陳情を出したが、検察も捜査に着手した。
警察は、ジョンミンさんと一緒にいた友人A氏が、自身の携帯電話を故意に廃棄したのではないかという疑惑をはじめ、ジョンミンさんの携帯電話を持っていた経緯を調査している。ソンさんは事件当日の午前3時30分、電話はA氏の携帯電話で行い、午前4時20分に漢江を出る時には、ジョンミンさんの携帯電話を持って出た点に対して、疑問を提起した。A氏の携帯電話を確保するために、去る1日から瑞草警察署、漢江警察隊など、警察30人余りの人力が漢江一帯を捜索中であり、民間救助士とボランティアも参加している。
また警察は、A氏が靴を捨てることになった経緯に対しても捜査している中、去る7日にA氏が靴を捨てる場面が撮られた防犯カメラを確保した。ソンさんは、A氏の家族がA氏の靴を捨てた点が釈然としないと、数回に渡って疑問を提起した。
警察は去る7日、ジョンミンさんの携帯電話のフォレンジックは完了し、当時ジョンミンさんと一緒にいたA氏が乗ったタクシー、カードの使用内訳などを調査し、動線の相当部分も確認したと明らかにした。国立科学捜査研究院は、正確な死因を明らかにするために精密検査を進行しており、この結果は今月中旬頃に出る予定だ。