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検閲されたヌードが名作になった理由 — 『美術史における越境』
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Creatrip Team
19 days ago
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新刊『美術史で一線を越えるとき』(ハンギョン・アルテ)は、芸術がいつ猥褻になるのか、そしてその境界線を誰が引くのかを検証している。李智鎬(イ・ジホ)のコラムをもとにした同書は、19世紀末〜20世紀初頭に起きた裸体画をめぐる論争をあらためてたどり、エゴン・シーレ、グスタフ・クリムト、エドゥアール・マネ、ギュスターヴ・クールベ、アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック、アメデオ・モディリアーニといった作家の作品が、かつては「猥褻」とレッテルを貼られながら、いまでは美術館で称賛される所蔵作品となっている過程を描き出す。 これらの画家たちは、神話や宗教に基づく理想化された身体ではなく、欲望や傷、日常の身体を描いた。たとえば同性愛を示唆する女性、休息する性労働者、仕事の準備をする女性といった主題である。著者は、彼らの意義は題材そのものだけにあるのではなく、現実を描くために何を引き受け、何を危険にさらしたかにあると主張し、伝統的な裸体表現の慣習からの逸脱を、検閲や社会規範への抵抗として読み解く。 猥褻性をめぐる歴史的論争を追うことは、表現の自由とは何か、そして「礼儀」や「品位」を破る大胆さが人間のありようを露わにするためにいつ必要となるのか、というより大きな問いへとつながっていくという。
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