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コ・ヨンフン: Reality and Essence — ソウルオークションでのソロ・ショーは7日まで
Creatrip Team
a month ago
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韓国のベテラン・ハイパーリアリズム画家、コ・ヨンフン(73歳)がソウルオークション江南センターで開催中の個展「Reality and Essence(現実と本質)」にて、1992年から近作までの19点を7日まで展示している。新作には重なり合う月壺(dalhangari)を連作風に配した構図や、絵の具で描いた本の断面の上に本物の鳥の羽や物体を載せたミクストメディアのコラージュなどが含まれる。コは言語ではなく精緻で感覚的な視覚表現を用いて幻影と現実の境界を探り、存在感を喚起する。1990年代の大作『The History of Hanra』やほぼ3メートルの絵画『Time Embracing the Moon』も展示されている。初期作では本の上に羽や石など異質な素材を配置して限りなく実物に近い錯覚を生み出したが、後期作では物の時間的変化や不二(불이)的な世界観を強調し、焦点や影、空間の変化を反映して絵画の表現の限界を拡張している。韓国ハイパーリアリズムの先駆者として知られるコは、1974年の作品「This Is a Stone」で注目を集め、1986年には韓国人として初めてヴェネツィア・ビエンナーレに招待された。
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