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Naver、Map Lead上に構築した「観光スーパ―アプリ」で訪日観光客を睨む
Creatrip Team
a month ago
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Naver(ネイバー)は、地図提供で韓国を牽引する企業として、Naver Mapを予約サービス(Naver Reservation)や決済サービス(Naver Pay)と連携させたワンストップの「観光スーパーアプリ」を構築し、訪日観光客の取り込みを図っている。同社は最近、公民連携の「韓国訪問の年委員会(한국방문의해위원회)」に参加し、旅行分野への本格的な進出を示した。韓国では外国への地図データの輸出が制限されているため、Google Mapsのようなグローバルサービスは徒歩や車の案内に穴があり、ネイバーは英語・中国語・日本語対応を強化することでその隙間を埋めた。2023年における外国人訪問者の利用ではNaver Mapが首位(56.2%、Google Mapsは33.9%)だった。Naverは位置情報や興味関心データを活用して予約やシームレスな決済を提案し、ロックイン効果を生み出す計画であり、HanaTourITCのような旅行会社との「オープンコラボレーション」を通じてKカルチャーツアーを販売したり、小規模な地元ビジネスをプラットフォームに参加させたりして拡大している。伝統的な旅行会社は新たな流通機会を見出す一方で、Naverへの依存やプラットフォーム支配による手数料負担を懸念している。
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