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K-Drinkのシッケ、独特の食感と健康志向で世界の注目を集める
Creatrip Team
a month ago
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シッケは、米粒が浮かび穏やかな発酵の甘みが特徴の伝統的な韓国の甘い米飲料で、世界的なウェルビーイングの潮流の中で海外でも人気が高まっている。かつて主に祝祭や儀礼の飲み物だったシッケは、現在ではハルラボン(柑橘)シッケ、緑茶シッケ、しょうがや柚子のブレンド、スパークリングの「エイド」バージョン、アイス/スラッシー風、高麗人参シッケ、保存性を高めた缶入りシッケなどの現代的なバリエーションが登場し、年中親しまれるKフードの定番になっている。外国人訪問者は独特のもちもちした米粒とほのかな香りを称賛し、韓国でぜひ試すべきものとして勧めている。地方ごとにレシピは異なり、安東のピリ辛系、龜尾(グミ)の赤みを帯びたセッガムジュ、米胚芽が入ったがっしりとした江原道のシッケ、柑橘を効かせた済州のバリエーションなどがある。伝統的に重宝され(かつては「ダンスル」や「ガムジュ」と呼ばれ)、歴史書にも記録されているシッケは、麦芽(イェッキルム)に含まれるアミラーゼの働きにより天然の消化促進剤と考えられている。調製後も酵素が穏やかに発酵を続けるため、シッケは冷蔵で2〜3日以内に飲むのが最良(長期保存する場合は冷凍)で、容器が膨張しているものは安全のため廃棄すべきである。
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