Now In Korea
APECを前に文化とMICEのハブとしての役割を強化する慶州Creatrip Team
2 months ago
慶州は観光都市から国際会議・文化のMICE(会議、報奨旅行、国際会議、展示会)拠点へと変貌を遂げつつあり、2025年APEC首脳会議(10月31日~11月1日)の開催に向けて準備を進めている。市は宝物(ボムン)湖エリアを新しい照明、伽藍を想起させる16メートルの卵形彫刻(新羅王朝復興を象徴)、道路の整備、ホテルの改装(ソノカム、ラハンセレクト、ヒルトンガーデンイン等)で改修した。サミット週(10月27日~11月1日)にはHICOでハイレベルおよび合同閣僚会合が開催され、「K-ツーリズム文化週間」では新羅文化体験、伝統公演、地元産品の展示が行われる。慶州市はAPEC後も新たな夜間照明や文化施設の稼働を維持し、HICOのメディアセンターや博覧会の経済展示ホールを常設展示スペースに転用し、博物館の宴会施設を再活用する計画である。市はまた、約5,000億ウォン(約5000億円ではなく約5000億ウォン)をボムンのホテル、小売、文化プロジェクトに2030年までに投じる民間投資のポストAPEC合意を取り付けた。計画にはハイアット・アリラ(仮称)やウイスキー蒸留所複合施設の建設が含まれる。関係者や専門家は、このイベントが長期的な観光や地域経済の再編を促す触媒になり得るとしつつも、成長を持続させるには夜間の公共交通の改善や中価格帯宿泊施設の増加が必要だと指摘している。(新羅:慶州を中心とした古代朝鮮の王国)
情報が気に入ったら?