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南淳白(Nam June Paik)の「My Faust」、ウヤン美術館で30年ぶりに修復完了
Creatrip Team
2 months ago
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慶州のウーヤン美術館は再開し、白南準の特別展を開催しており、修復後30年以上ぶりに公開された13点シリーズ「My Faust」からの2点、「Economics」と「Spirituality」を展示している。「My Faust」シリーズは1989年から1991年に制作され、ゲーテの『ファウスト』に着想を得ており、環境、農業、経済、人口、国家主義、健康、芸術、教育、交通、通信といった文明の要素を主題として扱っている。「My Faust – Economics」は世界各国の紙幣や硬貨で装飾された高さ3.1メートルの祭壇のようなテレビの積み重ねで、技術、資本、価値観を探求する作品である。「My Faust – Spirituality」は宗教的なシンボルと映像を組み合わせ、現代文明における人間の精神を喚起する。展覧会には、情報が将来「エレクトロニック・スーパーハイウェイ」のように流れるという白南準の予見を想起させる「Electronic Superhighway 1929 Ford」(1929年型フォード・モデルAを伝統的な木製馬車と融合させた作品)や、慶州の古墳の人物像を参照した「Equestrian Statue」といった注目作も含まれている。幼少期の旅から東アジアの哲学に至るテーマを扱った12点の作品も展示されている。本展は美術館の再開と慶州でのAPEC首脳会合の開催に合わせて行われた。
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